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地元民と外国人観光客が入り乱れてのカオスな日々

1月16日(木)

両手杖をついて歩いている男性の方がご入店。
カフェオレとホットサンドを召し上がりながら、読書をして静かに過ごされていました。
おそらく2回目のご来店だったと思います。
足が不自由な方でもこうやって立ち寄っていただけて嬉しいです。

若い男性が一人ご入店。
オーダーを聞くと日本語だけど、ちょっと発音が違う。
聞いてみたら韓国人だが現在長崎の大学に留学しているとのことで、日本語が上手いのに納得。
韓国人にとっては北海道は超人気の観光地のようで、特に雪の降る冬は飛行機代が夏と比べると3倍になるそう。
今回は福岡ー新千歳往復15000円のチケットがあったので、迷わず購入し来たとのこと。
韓国に住んでいる彼女も一緒に誘ったらしいが
「韓国からは高すぎて無理!」
と断れたそう。
残念!
夕食に寿司を食べたいと、オススメのお店を聞かれたので花園にある数店舗を紹介し、向かって行きました。

中国人女性二人組が来て、カフェオレとブレンド深煎りをオーダー。
その後ホットサンドもオーダーしてくれました。
フリマコーナーで販売しているエコバッグを3つご購入!1個50円で販売していたのでとても喜んでいました。

同じく中国から来た女性2人組がご入店。ブレンド中煎りを飲んで
「So good!」
とサムズアップしてくれました。
嬉しいです!

お世話になっている「こめトわ」の長谷川さんが、コラボクッキーを納品にご来店。

ルブト和ソフトクッキー

オタルブの
”ルブ”

こめトわの
”トわ”
を足して
”ルブト和”
というなんとも洒落た名前をつけてくれました。
こちらのクッキーは夏のマルシェでコラボ商品として製造・販売したビスコッティを柔らかくしたものです。
この柔らかさ具合の調整にかなりの試行を重ねていただきました。
無理難題をお願いしても見事に解決して下さったこめトわさんには感謝です!
こちらのクッキーは米粉ベースにオタルブのコーヒー、ココア、味噌、餡子が入っており、洋と和のコラボでもあります。
小樽のカントリーマーム・ココア味!
みたいな感じになっております。
なかなか
キモ可愛い
感じも好評?です。

そんなこんなしていると先ほどの韓国人男性が戻って来ました。
「寿司屋の開店まで少し時間があるから、コーヒー買いに来た」
と言って、ドリップパックセット2つ購入してくれました。
ありがたいです。
帰り際に「今度来る時は彼女と一緒に来ます!」と。
待ってます!

1月17日(金)

豆腐ケーキでお世話になっているPetit Barelのともみさんがクッキーを納品にご来店。
こちらのクッキーも無理なお願いをして作っていただいたもの。
これでオタルブでは
・Petit Barelさん
・こめトわさん
・La Verteさん
3店舗のクッキーを購入することが出来ます!
こちらの3店舗のお菓子は全て
「美味しい」
に加え
「体に優しい」
です。
オタルブで扱っている理由はそれだけではありません。
作られている店主の方々の
「人を想う気持ち」
が伝わってくるからです。
そして
「オタルブを好きでいてくれる」
からです。
オタルブのカウンターはクッキーの形をした「優しさ」で溢れています。

クッキー勢揃い!

この日の午後はてんやわんや!
韓国人女性3人組がご入店。
ホットミルクジンジャー、ホットジンジャー、カフェオレをオーダー。
日本語が少し話せる女性がフリマコーナーで帽子を見て
「300円?安い!」
と言ってお買い上げ!
お一人はずーっと絵本を見ていました。
そして中国から来た御一家6人がご入店。
韓国の女性が気を利かせてテーブルを空けてくれました。
一人が英語を喋れるのですが、なかなかお互いの英語が通じず、ややイライラした感じ。
店内では子供が泣き始め、6人でしたが結局ジュース2つ、ブレンド1つのみ注文して店を出て行きました。
この間も札幌から来たという若いカップルやいつもの常連の方々などがいらっしゃり、15席ある店内は一時満席状態に。
金曜はワンオペなため、かなりバタバタとし、接客もままならず、申し訳なかったです。

嵐が去った後のシンク

1月18日(土)

午前はいつも通り静かなスタート。
若い中国人女性がパッと入ってきて、テイクアウトでコーヒーをオーダーして、パッと去って行きました。
こういうパターン、オタルブではなかなかレアなのですが、コーヒースタンド的な使い方も増えると嬉しいです。

午後からは
第2回民藝講座

第2回民藝講座

これはオタルブ「みんなでまな部」主催で計3回シリーズの講座です。
講師は中津箒職人で「がたんごとん」の店主である吉田さん。
吉田さんもまたオタルブの良き理解者のお一人でお世話になっています。
今回はわざわざニセコからのご参加がありました。
ありがたいです。
テーマは「生活の中の民藝」ということで、どのようにして今の生活に民藝が入ってきたのか、さまざまな史実の観点からお話され、とても深い学びとなりました。
第3回は3月開催予定です。

講座終了後は通常通りの営業。
若い韓国人女性がお一人で自撮りしながらブレンドを飲んで過ごし、常連のお姉さんはPCで作業し、常連さん同士がおしゃべりを楽しんだり。
と思えば近所の知り合いの小学生がふらっとお店に入って来て閉店までパズルしたり動画観たりして過ごし、うるさく音をたてると常連さんに注意されたり。
韓国人男性2人組がカメラで撮った写真を確認しあったり、その隣で資格試験勉強をしている常連の男性がいたり、毎度デイサービスでの様子を教えてくれる年配の常連さんがいたり…
話があちこち飛んで、なんともカオスな場所となっていました。
カウンターからこういう様子を見ていると、自然と頬が緩みます。

1月19日(日)

朝はアメリカから来た男性と女性1組がご入店。
男性はワシントンDCで女性はカリフォルニア出身とのこと。
アメリカ人は初かな?
コロンビアのコーヒーとチーズケーキをオーダー。
チーズケーキが豆腐で作られていることを英語で説明しようとしたら男性の方から「トーフ、スゴイ!」と先に言われてしまいました。
メニューを翻訳して知っていたようです。
女性はオタルブに置いてあるアフリカのおもちゃが気に入ったらしく、遊んでいる様子を撮影してもらっていました。

午後は「白米とご飯のお供パーティー」

白米とご飯のお供パーティー

これはうちのスタッフ発案のイベントで今回試験的に開催。
「ご飯のお供にはこれが一番!」
というご飯のお供自慢をしながらみんなでご飯を食べる、という企画でした。
山わさびの醤油漬けやサンマの缶詰、海苔の佃煮、明太子にキムチに生卵が並びました。
ご飯のお供、というよりはご飯にあう手料理も3種類ほどあり、楽しい昼食会となりました。
次回開催されるかどうかは今の所未定です。
参加されていたスタッフの知り合いの女性の方は初オタルブでした。
黒板に書いてあるヨイチビールと奥尻ワインを見て
「飲んだことがない!」
とのことでオーダーしていただきました。
愉しんでいただけて良かったです!

その後は中国人の若い女性3人組がご入店。
一人は英語が喋れたので好みのコーヒーの味をこちらに伝えて来て、ほぼ理解は出来たのですが、どうも私の質問が理解してもらえず、この方にも若干イラっとされた感じ。
なぜか一部の中国人には自分の英語が通じない。
謎です。
結局ブレンド中煎りを飲みましたが、果たして好みの味だったかは不明です。
フリマコーナーはやはり外国人観光客には好評のようで、一人の方がストラップなどを買ってくれました。
「カワイイノガスキデス」
と日本語で話していました。
一人は日本語が少し話せるようで、
「おいおい、だったらオーダーはあなたがしてくれよぉ」
と思ってしまいました。
まぁでも楽しんでもらったようで良かったです。

札幌からスタッフの知り合い一家がご来店。
前日に帯広で私たちが敬愛する田中元子さんのイベントがあり、そちらに参加され、そのご報告をしてくれました。
居場所作りに興味関心がある方で、今後の活動等について色々とお話しをされていました。
将来的に何かコラボ出来たらいいなと思います。

その後は常連さんのみの比較的静かなラスト。
オタルブがオープンしてから時々相談しにきてくれる若い女性がご来店。
隣のテーブルで編み物をしていた女性に悩み事を聞いてもらっていました。
こちらが意図せずも、ピアサポートのような場になって良かったなと思います。
これもまたオタルブが目指している一つの形です。

1月21日(火)

休業日ですが、ありがたいことがありましたので、こちらに記しておきます。

オタルブオープン前から取材をして下さっている読売新聞小樽市局長の片岡さんが朝刊でオタルブを紹介して下さいました。
いつもありがとうございます!

1月21日読売新聞「近況 小樽で小さな交流の芽」

それにしても似顔絵がそっくり!!

もう1つ。
1月16日に市役所広報課の方々が取材にお越しになり、その時の写真がインスタグラムにアップされました!

素敵な写真をありがとうございます!

おわりに

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
小樽は外国人観光客が多いですね。
来月は雪あかりの路があります。
もっと増えるんでしょうね。
オタルブは国籍問わず観光客であっても、一時的に小樽で暮らしていることには違いありまませんので、その方々にとっても
「小樽で暮らすみんなの部室」
でありたいと思っています。
この
部室(ぶしつ)
という表現、誤解されることもあると思うのですが、我々の言う部室は
「好きなことをして過ごせる部屋」
という意味で使っています。
いわゆる
体育系の部活の様なゴリゴリの部活を作る!
ということではないんですね。
もちろん「◯◯をやりたいけど、一人じゃなく仲間が欲しいから◯◯部を作って仲間を募りたい!」
というのもありです。
ですが
「一人ここで◯◯をしたい」
というのもありです。
部活は一人でも部活ですし、部はその人の心の中にあってもいいですし、部長=部員でもいいですし、その形は皆さんが自由に決めてもらって全然構いません。
例えば、
「読書部を自分の中に作って、週1回オタルブに行って部活をする。部長は私、部員は私だけ」
というのも良いと思います。
ですので、要は
「部活や部室と言う言葉に捉われずに自由に使ってもらいたい!」
ということです。
どうぞお気軽にお越し下さい!

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