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2022年11月後半

何となく自分の頭のなかがとりとめなく、自分のものでない感覚。
こんな感覚って無責任じゃないか。ネジがもう一本抜けてしまったのか。
世間は結構大きなニュースがさらりと流れている。
自然は美しい紅葉を見せてくれる。

写真は江の島南西端から撮影。
いつも水平ラインが少し左に傾いてしまうのは何故?

20221116 Wed.

午後からヤマザキマリ展@東京造形大学へ。
友人の一人が、話しぶりや低めの話声がヤマザキマリと似ている。他の知り合いにも似ていると言われたことがあるそうだ。そんな友人を誘って、はるばる東京の西側まで行ってみた。

展示ポスター

とても面白かった。
漫画・肖像画・書籍・幼少時の絵(!)を中心に、学生さん達が企画制作した展示空間。とても見応えあり。観たら、その作風にエネルギーを貰って元気になり、カッコいい大人に出会った気持ちになるのでは?!
山下達郎、松岡正剛、両氏のコメントはヤマザキマリさんへのリスペクトが溢れるもの。写真撮ればよかった〜


学生さん作。よくある顔出しパネルのテルマエ・ロマエ銭湯版
会場最後に設置されていて、学生さんのユーモアにほっこりする

場所は大学がある東京の西側のほう(東京都八王子市)。ちょっと辺鄙へんぴではあるが、行くことに決めたら都心から約1時間で最寄りJR横浜線相原駅まで、そこから大学の送迎バスを利用させてもらえた。


☆トランプ出馬表明(US時間15日)
支持者層をざっくり表現すると、アメリカでトランプや共和党を支持する人は、アメリカの一般的な人々で、あまり教育レベルが高いわけではない。バイデンや民主党を支持する人は、大学・大学院へ行くなど教育レベルが高い人々や女性が多い。その共通点はなかなか見出しにくいだろうなぁ。
インフレはどちらも問題だと思うが、その対策アプローチがかなり違う。彼らがまとまるために、アメリカの外に敵を作るのではなく(対イラクのような・・・)、どうやったら共通点を見出すことができるのだろう?

☆ロシアのミサイルが、ポーランドに着弾し2人死亡
ドキッとする。ロシアのミサイルだったとのこと。ロシアがやったことか、ウクライナがやったことか。故意か偶発的なことか。まだわからない。どちらにしても偶発的で、エスカレーションしないことを祈る。

20221117 Thu.

昨日の充実ぶりと、明日からの多少の忙しさの間でぼんやり過ごした1日。

☆ミャンマーで拘束されていた久保田さん解放 国軍が「恩赦」 
良かった! 日本政府が頑張ったのだろうか。
本人のコメントは落ち着いていたし、報道や一般人のバッシングもあまり無かったのではないかな。ほっとする。

☆東京大学、女性教授ら300人採用 新ポストで多様性向上 
2027年度までに実行する予定だという。すごいなぁ。知人・元同僚など入るのかもしれないな。母がこのニュースを聞いて「あなた、そこでやれないの?」と言ってきた。何たる勘違い。

20221118 Fri.

先週は知り合いのコンサートへ行った。今日は知り合いの演劇舞台二本立てへ。60代で本業があり、若い時の夢を演劇で果たしたいという、とある名のある先生が、2演目の座長を務めて1日3回公演をするって凄すぎる。
演じ分けもすごく的確で、心理学ベースの専門性が活きている。


遅ればせながら、昨日COTENラジオを教えて貰い、試しに聴いてみたところとても面白かった。
歴史上の事実は、自分もそうだけれど余り知らないことが多い。でも知っておくと、今をよく理解できたりする。日本の近代史などは特にそう。海外でも、どういう歴史背景があるから、いま問題になるんだ、などと理解が深まる。ウクライナの戦争で、長年のロシアとの確執を知ったように。

歴史が大事だと思い、こんな歴史があったんだよと伝えたくなるけれど、きっと若い人には私の伝え方では伝わらないだろうと思う。せめて興味ある人は歴史に目を向けてもらいたいし、昔っぽいイメージを払拭するような面白さがあると思う。

それをまさに実現するような、30代くらいのメンバー3人がまず自分で租借して、それをわかりやすく話してくれる音声コンテンツ。動画に疲れた現代に「ながら聴き」の気楽さで歴史を面白がらせてくれる。


神宮外苑の森の再開発について、これは国政レベルで考えるべきだと自民党議員が超党派で検討グループを作ると東京新聞が報じた。
これは嬉しいニュース!
たぶん。


20221119 Sat.

初めてのYeLLセッション。
システムに用意されたツールを介してペアとなっている相手と対話をする。音声のみで画像はない。それがなかなか良かった。視覚的に情報を得てしまうのではなく、話の中身に集中することになる。自分の側に、変な前提、変な枠組みを作らずに、素直に話に入れる。

今日はお互いを知るための自己紹介を中心に計30分。長すぎなくていい。

先月の参加説明会に続き、練習期間として、プレイヤー役とサポーター役をそれぞれ体験してみる1ヶ月4回のセッションが準備されている。


今日は本来なら、中学校のときの先生が歌のコンサートを行う予定だった。3年前に計画していたのにCovid-19が蔓延し始めて中止せざるをえなかった。様子をみてやっと設定した11/19。それなのに、1週間前にご自身が罹患してしまったのだという。無念! バリトンの美声を60代で披露するのは、体力としても、歌の実力としても、なかなか大変な準備と努力が要ること。やろうとする、この先生もすごい。このタイミングでブッコんで来たウィルスの奴らも挑戦的だ。
私の周りには、素晴らしい人が本当に大勢いらっしゃる。きっと先生は3度目の正直を今から狙っているだろう。大丈夫、タフな先生だから。

20221120 Sun.

『日曜討論(NHKテレビ・ラジオ日曜朝9時)』が久々に面白かった。
政治家がメンバーだと、主張の言い合いになり視聴者が辛くなる。立場が違うと冷静に話していても、どこか辛い場面が飛び出してきがちだ。

今回の専門家たちは、多角的にG20について話をしていた。そこが聞きやすく、多角的に情報を伺えて各氏それぞれ聴くべきところがあった。

畔蒜泰助[笹川平和財団主任研究員]
:様々なテーマを論じていてバランスをとった発言をする
江藤名保子[学習院大学教授]:
法学・政治学者。対中関係、大国に絡めとられないような経済・軍事パワー 周辺国への説明が大事だ。
大庭三枝[神奈川大学教授]
:国際政治学者、アジア・太平洋の地域主義。アジア新興国、グローバルサウスとして白黒では割り切れない価値観が現前としてある。日本として何が大事かを主張することが大切。経済・教育・市民社会が育つなかで日本がなにができるか。
杉山晋輔[元駐米大使]
:元外交官。日本は多様性のなかでの対話を強味に振る舞え。
鈴木一人[東京大学公共政策大学院教授]
:国際政治学・国際経済学。来年G7議長国 G20日本も活躍した。
渡辺靖[慶應義塾大学SFC教授]
:現代アメリカ論。開かれた日本が大事。
 
議長国インドネシアは両論併記にこぎつけた。共同宣言が行われていないこともあるなかで、インドネシアが頑張った成果である。日本もその結果へ至るために頑張っているはず、とのコメントが印象に残った。

ロシアも参加していて、親ロシア・親ウクライナ・それ以外のコメントが盛り込まれたことを評価しているようだ。
日本はアメリカ一辺倒にならず、多様な国との連携を意図的に築くフェーズに入っている、と思う。それが国の安全保障の基礎となる。

☆16日に終わる予定のCOP21 延長して行っている。
損失への基金支援。合意できれば国連レベルで最初。
 
☆トランプのTwitterアカウントを復活することになった。
これで火に油だなぁ。イーロン・マスクがTwitter上での投票して賛成多数だったとのこと。これを民主主義というのか?
 

今日と明日、星野先達の話を聴きに行く。
今日は各界の名士3人の対談。明日は先達お一人と20名程で江の島を歩く。


今日の3人対談。神奈川県藤沢市の江ノ島の砂州側にあるとあるホテル広間にて、星野先達、藤田一照師、ローズマリー女史の対談。前半はお一人づつのワーク、後半はそのワークも絡めながら、テーマは「selfについて」対談。

何がどうなるのか、よくわからないまま参加した。とりあえず3人の話を伺いたいというモチベーションだけを携えて会場へ。参加者同士はお互い知り合いらしき関係が何組もあるらしい。60人くらい参加者がいるらしい。私は星野先達しか直接は知らない、といっても先達が私のことを個人として覚えているわけではない。

私はわりとそういう場所の方が気楽で嬉しいのかもしれない。もちろん一人の寂しさとか、よりどころのなさもある。でも人にとって自分の重要性を高めることに腐心するような人間関係を保つことが苦手。だから、人と強い結合力を持っているかを気にしたり、縦横無尽に人間関係を作る技を持っていない。最小のエネルギーで振る舞ううちに、誰とも深く関係を持たない場のほうが気楽に感じるようになったのかもしれない。

あはは、書いていて、ちょっと寂しすぎる雰囲気が漂う。それなりに交友関係があり、知り合いが多い人だと思われている面もあるんだけど。

さて、そのような場で、偶然隣になった人と、その場限りの緩い関係を結びつつちょっとしたお喋りや、ワークの感想をシェアしたりしていた。

会場を見まわしていると、あれ、観たことがある人がいる!と気づいた。今年4月、星野先達と熊野へ行ったときにご一緒した人だ。3つのワークをやりながら、きっとそうだ、と確信を持ち、いつか声をかけようと思ううちにチャンスが来た。やっぱりそうだ、Yさん。大阪から来ているはず。なんて偶然。熊野以来はFacebookで動向をみるだけだったけど、すっかり知り合いのような感覚だなぁ。今日参加している60人くらいのうち、関西方面、特に名古屋から10数名いる様子。すごいなぁ。南山大学に組織開発の大学院があり、そのあたりの関係者が多いらしい。

<ワーク1> 
ご住職である藤田一照師のワーク。化学結合の結びつきを2人で作るように、1mくらいの棒を、お互い握らずに手と手の間に挟んで動く。最初のうちは片方の意図に追随したりするが、結局、どちらの意志でもなく、お互いが棒の動きに追随していく感じになる。(その場では、ここまで言葉にならなかった!) 
2人組に馴れたら、右手はAさん、左手はBさんとつながり、4人、5人・・・と人を増やしていく。私は、6人くらいのグループまで広がった。
メンバー交代して休んでいるときに最後のフェーズになった。この時は10人以上が1つのグループになり、もごもご動くうちに、ある形で静止。3グループ出来ていて、観ている側がタイトルを付ける。その場で何という名前が付けられたか、忘れてしまったけれど、私には、断崖の島、力強い農民たちの銅像、祭り、のように見えた。

如意棒ワークの中盤。3‐4名で棒と落とさないよう流れに任せて動く。

<ワーク2>
魂振たまふり。星野先達考案で、これは今年、鎌倉や熊野でもやったなぁ。今日で3回目。もしかするとすんなり出来るかもしれない。
加減を書いて説明することが難しいのだけれど。まずポジション。やってもらう側は床にあおむけに寝る。やる側は頭側、寝ている人のお腹を見える位置に座る。顔の全面が平らになるように(あごがシャクレている人は頭頂側を高く、おでこがでっぱっている人は顎側を高く持ち上げる。平らな場合はそのまま)頭の両耳あたりに手のひらを添えて、ゆっくり頭を左右に回し揺らす。
これを静かにしばらく5分くらい行う。

やってもらう側は、何かをしようとせず、身を任せる。
すると、お腹に息が入り、自然と下腹の辺りが上下する。これがリラックスしている合図になる。そのまま魂振たまふりを続ける。

5分か10分後、起き上がると、やってもらった人の顔に変化が現れている。目がぱっちり、頬のあたりがほぐれていて、むしろ頬が上がった感じ。目がぱっちり、若干小顔、顔の焦点が少し上に上がる。全体的に、幼顔になり、イキイキした感じがする。

本人の気分的には「スッキリした。揺らされている間、気持ちよかった」など。

きっと何かに囚われ、顔をこわばらせる力がほぐれるのだろう。
だから何といわれても困るが、なぜかみんなが笑顔に嬉しくなるワーク。

これはワークに集中してしまって写真なし。

<ワーク3>
A4サイズの画用紙を一人1枚配られる。そこに各自、手で穴をあける。顔の前10cmくらいのところに紙を立てて、隣の人と穴を介して見つめ合う。

どう見えるだろう? 人により穴の大きさが違う。穴が大きいと動かさずによく見えるが、穴が小さいときは、画用紙を動かしながら相手の顔を順番に見ていく感じ。目しか見えないより、目も口も見えると、話しやすい感じがする。

これってどういうことだろう? 
自分をオープンにせよということなのか、オープンだと安心するということなのか。
そう思っていると、「もう少し穴を開けてみましょう」というガイド。
(ここ、正確に覚えていない。ここちよい程度に開けるのか、もっと開けようというのか・・・)

穴が大きくなると、もっと相手が見える、見えると話しやすい、などの変化を感じる。

でも穴を大きくすると不安な感じもあるなぁ。
穴を大きくしなくちゃいけないんだろうか? 

その後、全員の画用紙を、穴が重なるように、順不同に重ねていく。60数枚が重なることになる。すると穴を小さく開けている紙、その穴の大きさが重ねた紙の穴となる。みんな丁寧に手を添えて、穴がキープされるように注意しながら紙を重ねていく。

最後に60枚重ねた状態


ワークは以上。休憩。

熊野で知り合った友達Yさんと話す。あのときも、その場で特に沢山話したわけでなかった。でも帰りに1時間以上バスで隣でたっぷりお喋りした人。何となく人生の一部分を知っている間柄での会話は、まさに旧交を温める感じ。不思議だ。

後半は3人の鼎談。先ほどのワークと関連するようでいて、関連させずともよき「セルフ」についての三者三様ミニトーク、それに対する参加者からの質問、3人の対話。

3番目のワークをしたローズマリーは、交流分析を専門とする方。その考えに従って図解してセルフを説明してくれるのだが、セルフの考え方について2つ提示したうえで、急に禅的な、どちらでもあり、どちらでもない的な話になる。
「その場に来ていた0歳児の赤ちゃん、この子にとってセルフとは何か、お母さんと一体に感じているかもしれない。赤ちゃんとお母さんの間にあるものかもしれない。私たちは自分自身のなかに自分があると思っている。
どちらなのか、私にはどちらもあるように思うし、皆さんはどうだろうか。」

つぎは2番目のワークをした星野先達。
「命を通じた魂とのつながりがセルフだと思う。そのとき、人間も動物も植物も木も・・・同じで、そのことを山に入って感じるから、山から出てくるとき”生まれる”という」といった趣旨だったように思う。

最後は藤田一照さんのお話。
「自己という概念。それは何かと考えると難しいけれど、自分の属性ではなく、持っている能力でもなく、それらを取り去った自己。それがセルフ。外から見たらone of themだけれど、自分自身、つまり内から見たらone 唯一。それが私、比較できないselfだ。
そういうことが”腑に落ちる”ということ。」
ある意味、最もロジカル、最も西洋的な説明。

三者三様であり、でも同じことを話しているようにも凡人な私には聞こえる。

ローズマリーさん、星野先達、藤田一照さん


終了後、皆さんは知り合いが多いようで残って会話が弾んでいるが、私はわりとそそくさと会場を後にして、近くの今晩の宿に入った。

曇っているがまだ日の入り前の時間。どこかへ行こうかと思いつつ、部屋のベッドに潜り込み、20時過ぎまでだらだら。このまま寝るわけにもいかず30分ほど散歩。21時をまわったらテレビでブロムシュテットの演奏会を聴いてから寝た。

今日の私、明日の私、何をしているのかよくわからないような、ただ、たゆたう時間が流れている。海へそそぐ川のようだ。

20221121 Mon.

朝八時からオンラインでいつもの読書会。
宿泊場所からうまくオンラインが繋がってよかった。『「わかりあえない』を越える』から、本日は「部族対立の中での対話」。イスラムとキリスト教との間で、ひどく根深く悲惨な対立を重ねた部族の間で、ミラクルな場面が記述されていた。

私たちの感覚は、ちょっとついていけないなぁと冷めた感じ。
一神教ならではの対立と理解なのか。


待ち合わせ場所の駅近く、江ノ電が良く見えるタリーズでコーヒーを飲みながら集合時間の10:30まで時間調整。

タリーズ2階席から余裕のコーヒータイム


余裕で待っていたつもりが、待ち合わせは、もうひとつ別な小田急線の駅だった。歩いて10分弱を慌てて移動。むしろ泊まっていたホテルに近い。確認したつもりがズレていることに結構深く自己疑念を感じつつも、自分で自分にオブラートを包んで、朗らかに、主催者にお詫びと挨拶した。

幸いにも、もう一人を待っているようで皆さんも寛大で、スムーズに場に入れてほっとした。今日は昨日に続いて星野先達とご一緒の場。そしてかつての職場同僚だった友人と一緒に参加。遅れた挨拶とともに、先達には昨日もありがとうございましたとか声をおかけする適当なフレーズがあり、星野先達とも話しやすかった。(どうやら先に来ていた友人が、うまく伝えてくれていた様子。)

今日は一人参加ではなく、友人を誘って2人参加だから、ちょっとホッとする。半日以上30人程度の集団で動くときに、一人でも別に問題ないのだけれど、2人でお喋りしながらならば気楽でいられる。

”曇り空”だが、予報の”雨”よりもいい天気だし、午後に向かって”晴れ”となる予定。先達がいると雨も上がっていくんだよなぁと熊野のことを思い出す。あのときも、行き、東京から名古屋経由で紀伊半島の新宮まで、東から西へ向かう電車は雨の中を通過したが、新宮へ到着したら曇り、その後の2日間は晴れだった。先達が朝早く出立した日は、10時頃から雨だった。

10:30はまだ曇り 江ノ島全景

私は江の島がある藤沢市で9才まで、その後引っ越して、隣の鎌倉市で育ったので、江の島は身近な存在。だけれど、陸側から島全体を見る方が多くて、実際に島へ来たことは恐らく10回あるかどうか。それもエスカーというエスカレーターを使った表の観光ルートしか通っておらず、奥の岩や洞窟には行ったことがない。今回は奥宮までお宮をたどる。先達について回り、奥宮・海に向かったところで、法螺貝につづいて一緒に祈る。

中津宮
奥津宮
奥宮

歩き遠足のような体裁。
初めて江の島を奥の方まで行って、岩屋へ入った。岩屋の手前は、島の南端にあたり、突端に経つと、足元から相模湾が続き、ずっと先に富士山。神奈川県育ちの私にとって、富士山はこういう姿だよなぁと実感するし、海をこのように直接感じることができることを嬉しかった。

海ごしの富士山
岩屋入口から
湘南の海

岩屋は、かなり大きな洞窟といった雰囲気。奥に神様が祀ってある。道筋には道祖神のようにいろいろな神様が祀られている。洞窟は奥で二手に分かれていて、その一つは、富士山の氷穴に繋がっているという謂れがある。

一通り江の島の神社をまわったあと、陸側へ戻り、龍口寺へ。さらにそこからモノレールで三駅、西鎌倉にある龍口明神社へ。それぞれ祈りを上げた。龍口明神社は、住宅地の中にあり、実家に割と近いのにまったく覚えがなかった。どうも龍口寺脇から近年移転したらしい。

龍口明神社


何をしたとか、何を考えたということもなく、ただ、周りの方とお喋りして、景色を眺めて、龍をたどるように歩いた1日。最後に短い星野先達のお話は「それでいいんだ」という話。たぶん、それが起点であって、そこからやりたいようにしなさい、という意味だと思う。何かしなくてはいけないのでもなく、してはいけないのでもなく。とにかく「それでいい」ということをいつも抱くということなのかな。

色々なことを経験し、感じて、そこから思うことや気づきは自分の肚で納得したもの、肚で発酵して出てきたものだ。それを携えていけばいいんだ。お仕着せに頭で理解したものに振り回されてはダメだ。いまの、そのままでいいんだ、そこからスタートすればいいんだ。ということが先達の言いたいコトだ。


龍口明神社で解散し、友人と藤沢駅へバスで移動。ソウルフードの「古久家」へ案内して、餃子やチャーハン、五目そばなどを食べてもらった。藤沢でかつて友達と遊んだことはあるようだったが、ここは来ていなかったみたい。

古久家@藤沢 レトロなインテリアも魅力なソウルフード


友人は星野先達ともすぐお互い親しんでいるようだった。その人の在り方だなぁ。

20221122 Tue.

昨日までの2日間のこともあり、夢を沢山みて、でもはっきり思い出せず、不思議な感覚。

自分の内面で、自分がコントロールしていない無意識の動きが活発になっているのだろうか。何かが動いているのだけれど(=変化しているのだろうけれど)、不思議な感覚でカチッとした手ごたえがない。

忙しいわけでもないけれど、時事ニュースやYeLLのスケジュールが気になっているのか、自分の内面が疎かになっているかもしれない。


明後日から松本へ行くため、PCR検査を受けた。検査所があるあたりは大きな木があって夏は木陰が心地よいところ。いまは街路樹の落ち葉が舞って美しい。近隣店舗の店員さんは掃除が大変そうだが、これ、オープンにバイトとして仕事のチャンスを作ったり、もっと扱いやすい道具を地域で共有したりできないだろうか。とにかく若い木に置き換えたりせずに大きな木のままであってほしい。

樹木を大事にする街の相補的な落ち葉掃除
・店舗:小口でマメに掃除する活動。
・自治体等:ブロアー車で枯葉を大まかに掃除する活動。
・季節バイト:地域で落ち葉バイト期間を設けて10日ほど地域のあちこちを順番に掃いていくバイト。竹細工の穂先の長いほうきを使うとか、シートやすだれを使い落ち葉を効率的に集める。

ちょっとしたバイトになって、零細労働者の助けやボランティアの受け口になりつつも、年の緑を残すことを両立出来たら嬉しい。
こういった公共スペースにおけるバイトを、年間通じて沢山設けることで、一定レベルの賃金を貰えるとか、一定数のバイトを行えばベーシックインカムを貰える権利を貰えるなどの仕組みにつながったらいいなぁ。


実家へ。14日以来10日経つので、何か手伝いをしておこう。寒くなってきたので母の防寒の様子もみておこう。


YeLLの練習期間として。
本日はプレイヤーの役割。
仕事をしている相談者=プレイヤー、相談者の話を聞く人=サポーター、という役割設定がある。今日はプレイヤーとして、自分の話をする役。

私のパソコン音声が通じずに6分経過してしまい、組んでいる相手に申し訳なかった。そのような状況にも関わらず根気よく待ってくださったので感謝。実は運営に関わっている方らしく、半分内部の方だからこそかもしれない。

自己紹介を兼ねてお互いの話を少ししてから、私の仕事におけるハイポイント(最も嬉しかった出来事/やりがいがあったこと)をお話した。

上手にこちらの話を持ち上げて興味を持ってくださり有難かった。自分がやってきたことを認めてもらう反応を、まだ喜んでいる私がいる。

20221123 Wed.

雨降りで、実家の庭仕事は出来ない。
台所の土間にある缶詰などが並べてある奥行き15cmの棚、反対側の洗濯機上の扉付きの棚を整理した。
埃をかぶるだけでなく、奥には缶が劣化したキャンベルスープもあった。何年ものだろう。20年30年経過しているのではないだろうか。

缶詰(各種 スープ、ホタテ、カニ、シーチキン、サバ・・・)
殺虫剤(あり、コバエ、G)、人体用虫よけ
研磨剤、洗剤、固形石鹸

これらが並んでいる。大まかに場所を分けて入れてあるけれど、二か所・三か所に同じまとまりが見つかる。要は、混在している。

母に言っても仕方ないのだけど「これ、もうダメだよ、使えないよ」「もうさー、一か所に置こうよ」と何度か言ってしまった。
何がいくつあるのか一覧表にしたかったけれど、そんな余裕なし。疲れた。

母は、そんな私を諦めているのか、理解してくれているのか、私の漏らす言葉を受け流してくれた。替わりに1時間半ほどたった頃合いに、お茶でも飲もうと切り上げるように言ってくれた。

はぁ、忍耐と理解のある母で助かる。

しかし、半径1mくらいの区画でこのありさま。実は家のあちこちに、同じものが点在しているのだ。例えば殺虫剤とかクスリとか。虫よけスプレーは軽く見積もっただけで4か所に6本あり、これで3シーズンくらい使える。考えると途方に暮れるけれど、それらを整理すれば母ももう少し生活しやすいはず。探し物が減る、収納がすっきりする、普段使うものを取り出しやすくなる。

私は時間を区切って、実家にいるときだけやればいいわけなのだ。
普段住んでいると、なかなか手を付けられないものなのだ。(自分の家を考えてもそうだ)

「しばらく買い物禁止」と言いたくなるのをこらえて、おいとましてきた。


帰り道、横浜で本屋へ寄り道して『市民オペラ』を購入した。図書館で偶然見かけてパラパラと眺めたら、なんと藤沢市民オペラのことが丁寧に取り上げられている。どうやら市民オペラの先駆けだったらしい。藤沢市民オペラには、先日コロナ罹患してしまった中学の先生が出ていたことがある。
私は藤沢市と鎌倉市に住んでいたし、会場となっていた藤沢市民会館は思い出がある場所だ。
この本を中学の先生に送ったら、いいお見舞いになって、やる気が増すのではないだろうか(そんなおせっかいは必要なさそうだが)。

明日から松本。友達と3人旅。

20221124 Thu.

読書会を2つ、6時半~、7時半~に参加。9時から身支度を整えて出発し、10時の特急に友人と落ち合い、松本に着いたのは12時過ぎ。
気ままに蕎麦、街歩き、カフェ、宿へ。

新そばの文字が見える。
嬉しい、嬉しい。
松本の特徴なのか、新蕎麦の特徴なのか。蕎麦が細く締まっている。
夏、蓼科で食べるものも締まっているがもう少し太い。
この締まり方、快感だ!

草庵@松本


お気に入りの食器を置いている店舗のカフェ。好きな柄のカップを選び、セルフサービスで飲み物を用意するスタイル。

ツェラミカ
ポーランドの食器

20221125 Fri.

宿で「にぎやかでいいですねぇ」と言われた。
朝いきなり、昨晩貰った旅行割のクーポン券をどこに入れたかわからなくなり、宿のカウンター脇のソファでひと騒ぎになっていた。同行した2人はちゃんとどこに入れたか覚えているのに、私は見つからない。ゆうべ、それぞれ寝床でゴロゴロしているときに渡してもらい、眠い頭で、無くしてはいけないから確実な場所に入れたはずなのに。鞄のポケットか、お財布。手帳には挟んでいないだろう。

財布も見て、鞄のポケットの見て、、、手提げのなかをすべて出して探しているのに出てこない。あぁ、昔周遊券を旅の途中で無くして、正規料金で買い直したこともあったなぁ、とか思い出してしまう。自己嫌悪が出てくると探し出せる気がしなくなる。どこにいったのだろう。。。2人は腹をくくって、バスまで時間あるし急いでいないからゆっくり探して!という。

いやだなー。確実な場所に入れたはずなのに、どうしてこうなるのだろう。自分を信用できない。。。一連の騒ぎを経て、結局、財布の中にあった。いくつかあるポケットの中のひとつにきっちり収まっていた。はぁ。

そのひと騒ぎを経たところでの宿の人の「にぎやかでいいですねぇ」だった。


松本へ出て、また散策。青空。松本城が見事。北アルプスの雪山も見える。

蕎麦。珍しい芥子を練りこんだ芥子蕎麦。

二色蕎麦。芥子のそば、ふつうのそば
繩手通り沿いの見事なもみじ

地元の街なみをぶらぶら。松本神社。初訪問。松本城の北側にある。湧き水があり、大きな木が何本もあり、松本開拓の起点になる場所らしい。
途中通りがかった酒屋では友達が利き酒。大きなストーブがほんのりあたたかかった。今朝はストーブをつけたんだな。
カフェ&スィーツ。地元女子高校生と一緒になった。
バスで美ケ原温泉の宿へ。もう真っ暗。

あ、ここは来た事のある宿だった。
宿の主人がこだわりを持っていて、凝ったアンプやスピーカーを置いて素敵な音色のジャズを流している。

20221126 Sat.

宿の主人が、バス待ちしている私たちのところへ車を寄せて、松本駅まで乗せてくれた。ここ美ケ原温泉では、住宅地の間に宿屋が点在している。宿の主人によると、ここは滞在型温泉だから、歓楽温泉とは違うつくりになっているという。松本から似たような距離にある浅間温泉は歓楽温泉であり、あそこは温泉街を作っているという説明だった。

ちなみに浅間温泉という名前を向こうがつけたから、こちらは美ケ原温泉にしたのだという。一世代上の人達が、高度成長期(昭和30年代)に考えた命名だそうだ。実際に美ケ原高原はここからだいぶ遠くて車で30キロくらい離れている。

美ケ原温泉

美ヶ原温泉の歴史は、遠く奈良時代初めにまでさかのぼります。
 
時の天武天皇が「束間の温湯」に行幸せんと、三野王に信濃の国の地形図を献上させた旨が「日本書紀」に記されていますが、この「束間の温湯」こそが、今の美ヶ原温泉なのです。
安土桃山から江戸時代には、松本を治めた歴代城主の保養地として経営される中、堀田氏が城主となった寛永、正保の頃に入浴施設として「山辺茶屋」がつくられました。
その後、増改築を重ね訪れる多くの湯治客のために宿も増え、明治になって「山辺温泉」と改めました。
 
昭和三十年代には現在の「美ヶ原温泉」となりましたが、今でも「白糸の湯」「御殿の湯」などと呼ばれ親しまれ続けている歴史的由緒ある、落ちついた雰囲気の湯の里です。

https://www.mcci.or.jp/www/utsukushi/html/onsen.htm

途中、湧き水が湧いている場所2か所へ寄って味見させてくれた。松本は扇状地で湧き水が多い。近くにある湧き水でも水系が異なると味が違う。どちらも近所のお家が掃除をして、湧き水のお世話をしてくださっている。ちょうど家の人が出てきたので「ありがとうございます~」と言って飲ませてもらった。軟水、やわらかくて美味しい!

女鳥羽の泉(左) 伊織霊水(右)


ご主人との車中の雑談で、松本と長野の話になった。あまり仲良くないんですよ」とご主人。「はい、他県からみてもわかります(笑)」と私。松本は松本の良さがあって、長野と違うと常々思っている。街の雰囲気も違うし、私たちにとっては多少不便でも特急でいくか、新幹線が走っているかの違い。そこで「新幹線が無い方が趣があっていいですよ」というと、ご主人が「いえ、新幹線はあった方がいいです」という。そうか、こだわりの強い宿の主人も、新幹線の集客力は魅力らしい。松本駅について、ビルの間から遠くに見える常念岳を教えて貰ってお別れした。

珈琲美学アベという、年季の入ったカフェへ。アイスコーヒーにモカアイスを浮かべたモカクリームオーレや、モカパフェといったメニューの発祥地だそうだ。寒かったので、コーヒーとモカアイスを乗せたモカケーキ。昔ながらの味で美味しい。日曜の11時過ぎなのに店内はほぼ満席。長居をせずに出てきたら外に行列ができていた。それも若い人、20代・30代が7,8人。大人気なんだ!

モカケーキ と ブレンドコーヒー


サイトウ・キネン・オーケストラの演奏会へ。運よく取れたチケット。すっかり松本で行われると思っていたら、今年は30周年記念で、初の長野開催のコンサートだった、ということが旅行1週間くらい前に判明した。
わざわざ松本から特急で長野へ行き、そこでお昼を食べてからコンサート会場へ。

長野市 ホクトホール
入口でのアルコール消毒の列

先月N響で話題になったマーラー第9番。これはこれで、指揮を振るネルソンスにとって必然的な曲だったということが、チラシに書いてあった。

そもそもなぜネルソンスが、このイベントで指揮をすることになったのか? それはこのイベントの顔、小澤征爾が長年指揮をしていたボストン交響楽団のいまの常任指揮者がネルソンスだから。彼が常任になるときに、小澤征爾が推薦したから。

なぜ今回マーラー第9番か?
ネルソンスが最初にボストン交響楽団で指揮したのがこの曲。ネルソンスがこのフェスティバルで指揮することを打診されて、本人が提案した曲。

色々な意味で、今回はマーラー第9番が必然的なプログラムだったのだ。

私にとっては、この秋、N響+ブロムシュテットのマーラー第9番が話題になり、ラジオやテレビで演奏を聞いたので、聴き比べの経験になった。

確かにN響とも違う。個人個人のレベルはサイトウキネンの方が光るものもあるかもしれない、いやN響かもしれない。もしかすると、途中のアンサンブルは、こっちのほうが素敵かもしれない。ホルンは盤石でいつだって素敵だった。曲想というか、全体感はブロムシュテットが上回るかもしれない。4楽章の弦の厚みは、圧倒的にサイトウキネンで、むしろわずらわしいくらいの厚い響きかもしれない。

そんなことが頭に浮かびながら、満席の会場を埋める一員として堪能した。長野のお客さん達、とても集中していた。松本から来ている人もいるのだろうか。やっと、長野市に来てくれたと思って集う長野市民が多いのだろうか。

終演後、拍手して3度目くらいのカーテンコールで私たちは会場を後にして、急いで駅へ向かった。16:40頃演奏が終わり、16:45頃席を立ち、10分ほど歩いて駅へ向かい、17:04の東京行き新幹線に乗った。私たちが会場を出た後に、小澤征爾が車いすでステージに登場したことをTwitterで知った。

会場ロビーに立っているスタッフの方々は、私たちや、一緒に出ていく数名に、「ありがとうございました」「お気をつけておかえりください」と声をかけてくれて、それが暖かかった。

当初のサイトウキネンフェスティバル、いまはセイジ・オザワ・フェスティバルは、今年30周年にあたり、本拠地松本を初めて出て、長野市で1回だけ行われた演奏会だったのだ。イベントの本番ピークは9月。今回は特別に今の時期、松本と長野で1回づつコンサートが開かれた。
イベントとして大きくするより、サイトウキネンオーケストラのメンバーにとって、そして地元松本にとって、そして長野にとって、音楽を育むことを第一に考えて継続してもらいたいと強く思った。

セイジ・オザワ 松本フェスティバル


その傍らで、もうひとつイベントがあった。若田さんがいるステーションへ向けて音楽を演奏してそのときに小澤征爾さんが指揮をした。小澤さんの音楽が、手のニュアンスから伝わる指揮。宇宙に行きたい気持ちもあるだろうなぁ、それは叶わないけれど、宇宙へ向けて音楽を送った最初の指揮者だ。ちょっと悲しいけれど。


20221127 Sun.

午前中はカフェで読書とジャーナル書き。昨日までの充実した旅行でかなり気持ちがいっぱいになっていて、家では集中できそうになかった。

午後、今年熊野で出会った2人と夕飯を食べようという話があったが、どうも体調が思わしくない。会いたいけれど、万一、感染するようなものだったら困るので辞退した。どんどん体調が悪くなるので止めてよかった。葛根湯を飲もうか、いやここは麻黄湯か。

20221128 Mon.

昨晩、寝ながら身体が暑かった。今朝も汗ばんでいる。どうも起きる気にならない。病院は9時から開いているけれど、なかなか支度が出来ないし、もっと寝ていたい感じ。
結局午前の診療には行かずに、15時からの診療へ。
発熱エリアで待機し、診察・鼻腔でチェック・診断、会計まで1時間15分。疲れた。
インフルエンザではなく、薄いけれどコロナだという診断。

おー、ここまで来て罹りましたか。
だるさと謎の敗北感。

薬局で処方箋を出したら、クスリの代金は必要ないと言われた。コロナはそうなのか?

食欲もなく、クスリ飲んでいいのか。カロナールを飲んで、でも熱が出るので、葛根湯も飲んで。後から思うと、2時間ごとくらいに薬をチャンポンで飲んでいた。

20221129 Tue.

とにかく夕べから寝た。
2時、4時半と目が覚めたときに薬を飲んだが、夕方から朝10時くらいまで寝ていた。
昨日医者からもらったチラシにある、厚労省のweb登録を行った。おそらく軽症で経過するだろうけれど、パルスオキシメーターを貸してもらいたい。食料配達はいらない。急に体調が悪化することがあるらしいので、パルスオキシメーターを借りて経過をみたい。

YeLLの対話を本日2本入れていた。16時と18時。それなのに、何となく18時と20時だと思い込んでいた。昼間に起きていたけど午後一休みしたらまたぐっすり眠って起きたのは18時前。順調かと思ったら違った。自分に疑念が湧く。すごくいやな気持だ。

それが認識錯誤からくるのか、この風邪状態からくるのか、やや朦朧とした脳内でうごめく感情と思考が、何の出口もなく漂っている。社会性がここまで劣化しているのか。

とにかく、16時に約束していた方へお詫びを連絡して、丁寧に対応してくださる方でコメントくださったので、次回を設定することになった。もう一本、18時のほうは何とか実施。でも内容的に先方の満足を引き出せなかったように思う。私のテンションが低いのか集中力がないのか、話に入り込んで聴くことが出来ず、要は客観的で傍観的に聴いてしまったかもしれない。そのことが先方へ伝わり、話を聞いてもらってよかった、というほっこりした気持ちにはならなかったのではないか。

熱は37度後半から38度3分。時間と体温をメモ用紙に記録。

20221130 Wed.

昨日の登録に基づいて、体調をインプットするサイト案内がショートメールで送られてきた。住んでいる場所の保健所がインプット内容をみてフォローしてくれるらしい。まだパルスオキシメーターが来ないし、それについて何も誰も回答してこない。どうなっているのだろう? サイトに体温を記入するけれど、パルスオキシメーターがなければ酸素飽和度はインプット出来ない。二度目に入力するときに、体調を記述する欄にパルスオキシメーターはどうなっているのか、質問を記入した。

その後まもなく、別途ヤマトから宅配を玄関置き配で届けると連絡があった。あ、これがパルスオキシメーターだ。その後2時間くらいで来た!
次のサイトへのインプットのときにはパルスオキシメーターが届いたことを記入した。

ああ、もう体調への対処と、眠れるかどうかだけが私の生活上の重要事項となっている。
意識としては、それほど高熱でもない(37.6 – 38.3を行き来する)し、頭痛と、たまに吐き気と、鼻水という症状だけなので、本を読んだり、ジャーナルを書いたり、掃除すればいいのだけど。アップダウンする体調と、このふがいない状態の身体をどのように扱うか、だけに意識が向いてしまい、本当に視野の狭いダメダメ人間になっている。

午後、早い時間は少し元気になる。夕方熱が出てくる。夜は疲れている。



感染する前から、この半月は頭に霞がかかっているようでもありました。どうしちゃったんだろう。充実した日常がある一方で、混沌とした内面を抱えていた半月。最後に感染。
自宅療養の間、ゆっくり普段できないことをすれば良さそうですが、いまのところ頭がすっきりしないままです。この病は、どうやらしっかり休むことに回復のカギがありそう。休みます。

最後まで読んでくださってありがとうございます。共に生きている感覚を共有できると嬉しいです。


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