オランダの会社に勤務しながら子供のための科学教室サイネスを運営する福成洋さん
2018-04-24
今回のインタビューは起業家というくくりにははまらないのですが、日本の会社を辞めてオランダの会社に知識労働者として就職し移住してきた福成洋(ふくなりひろし)さんです。週末にアムステルフェーンの公民館で子供向けの科学教室「SciNeth(サイネス)」を開催している福成さんの教室に潜入し、お話を伺いました。
まずオランダに移住しようと決めた理由を教えてください。
3つありまして、家族との時間を増やすためがひとつ。もうひとつは子供の国際的教育のため。最後に、自分自身の海外経験のためです。日本にいるときはワーカホリックで、深夜の帰宅や週末の仕事も当たり前でした。ほぼ毎週飛行機/新幹線で出張でホテル滞在。当然子供と過ごす時間はほんの少し。出張に出かけるときは、娘が「パパ行かないで~!!」と号泣するのもしばしばで、そういう時は私の方が泣きたいぐらいでした。自分はこんな人生をおくりたかったのだろうかと自問しつつ、長い間温めてきた「海外移住」の機を探っていました。
どのような経過でオランダに移住されたのですか?
日本では外資系企業のコンサルタントとして、大学や公的研究機関の研究戦略支援を行っていました。具体的には研究力評価のためのデータ分析を行い、日本・韓国のトップ研究大学に研究戦略上のコンサルティングを行います。2016年にこの会社(日本法人)を辞職し、同じ会社の本社(オランダ・アムステルダム)に現地採用として再就職しました。仕事内容も変わり、現在は当社が販売する研究論文プラットフォームのデータ分析や、社内各部署の目標管理(KPI)など、もっぱら社内業務に従事しています。
日本にいるときより給与は格段に低いですが、労働時間は大分短くなり、家族と過ごす時間が大幅に増えことで、満足しています。
ご家族についてお話くださいますか?
妻と、7歳、4歳、2歳の子供がおります。妻は子育てをしながら科学関係の執筆や児童館や学童クラブで実験教室を開催していました。子どもたちは日本ではインターナショナルスクールに通って英語環境に慣れさせていたのですが、オランダでは今現地の学校で学んでいます。子どもたちはあっという間に慣れてオランダ語も流暢です。
オランダの教育は日本と比べるとどう違いますか?
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オランダ・起業家インタビュー
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