うらない
調子が悪くなると占いをよく見るようになる。調子が悪いというのは、最近いいことないなーとか、飽きてきたなーとか、死にたいなーと思うときである。段階的に死にたいなーに近づくときである。
いつもお決まりで見る占いでは、ふーんそう言う捉え方で過ごせばいいのね程度なのだが、この時の状態で見に行く占いには藁にもすがる思いで見に行く。
来週には、来月には、来期中には、いいことが起きるようになるのかと、一筋の光を見つけては、何か満足した気になり、また何かあれば、間違っているのかな?と占いで、光を探しに行く。
大抵その占いには、こんな風に行動するとよくなる。とかアドバイスがあるはずなのに、「そっかー、よくなるのかー」と光を得ては暗闇に戻る、ぐるぐるした時期を過ごしていく。
占いを信じているとか、信じていないとか、そういうのではなく、このぐるぐる状態自体が、もはや反芻思考状態なので、よくないのだろう。そして、その思考の時に自分は現在にいない。アドバイスも聞いてはいない。
そんなときほど、目の前のものをつかめず、藁にもつかめないままぐるぐるしているんだろう。