
中古車業界の品格を上げ、魅力あふれる業界へ!|株式会社横浜ユーポス 代表取締役 板東 弘樹
世界中から愛されるドイツの高品質なスポーツカーブランド・ポルシェ。
株式会社横浜ユーポスでは、そんなポルシェを中心とした輸入車の買取・販売専門店ブランド「Cloud(クラウド)」を展開しています。
note第一弾の今回は、横浜ユーポスの創業者である代表取締役 板東 弘樹(ばんどう ひろき)にインタビュー。
「中古車販売業界の品格やステータスを向上し、若者が憧れる魅力的な業界に変えていきたい」と語る板東の、横浜ユーポス創業に至った経緯や想い、そして横浜ユーポスと中古車販売業界の未来の展望について詳しく迫ります。
なお、今回の記事の執筆には、株式会社ストーリーテラーズの平澤 歩さんにご協力いただきました。
何にも打ち込めなかった自分を変えてくれた、中古車業界
小中学校時代の約9年間、野球に打ち込んでいた板東社長。しかし、その後進学した高校は全国的にも有名な野球部の強豪校だったため、「自分が活躍できるはずがない」と思い、入部を見送ったと言います。板東社長は「その時点で逃げ癖がついていたんでしょうね」と当時を振り返ります。
その後、板東社長は勉強に精を出すこともなく、流れるままに進学した専門学校でも、遊びに明け暮れる毎日。ついに卒業が危うい状況となり、学校側から「就職先を決めなければ、卒業させないぞ!」と言われてしまいました。「これはまずい」と、とりあえず就職を決めたのはガソリンスタンド。
しかし、ここでの経験が板東社長の人生に転機をもたらすのです。
「ガソリンスタンドでは給油時に、洗車サービスや、オイル、ワイパーといった付帯商品をお客様におすすめし、販売するという仕事があるのですが、私は他の従業員よりその販売成績がよかったのです。
『どうやら自分は、他の人よりも物を売るのが得意なのかもしれない』と気づいた私。その営業力を活かし、車や不動産、保険といった業界で営業社員として働いてみたいと考えるようになりました。
その中でも、車はガソリンスタンドで毎日携わっているのでなじみがある。しかも、『車の買取業務であれば、販売業務より楽そうだ』という軽い気持ちで中古車業界に転職しようと決めました」

板東社長が中古車業界で目をつけたのが、当時急成長中だったガリバー(現・株式会社IDOM)。
「『ガリバーの店長になれば、月給を数十万円もらえる』というわかりやすい目標に惹かれ、面接を受けました。しかし、結果は不合格。当時は若さゆえに仕事をなめていたので、当然の結果でしたね」
しかし、友人の旦那さんがガリバーの社員だったという縁があり、「死ぬ気でやりきる覚悟があるなら」という条件のもと、板東さんは幸運にも埼玉の店舗に入社する機会を得ます。
入社時の研修では最下位の成績を取ってしまいましたが、「今までの人生、何も努力をしてこなかったので、これからは誰よりも努力しなければならない」という強い想いで、必死に営業活動を重ね続けました。
「その結果、私はトップセールスとして数々の成績を残すことができました。当時、自分は絶対に日本一の営業マンだと思っていましたね。今思えば、井の中の蛙なんですけれども(笑)。
それでも、こんな自分でも実績を残すことができるなんて、中古車業界は大きな可能性を秘めていると実感しました」
板東社長は30代に入り、「もっと自分の力を試してみたい」という思いが芽生え、独立を考え始めます。
「ガリバーでの仕事をやりきったという気持ちもありましたが、正直なところ、サラリーマンを続けることに窮屈さを感じていたのも大きかったですね。
私が独立を考え始めたタイミングで、ユーポスが関東進出をめざしていたことが重なり、32歳の時、横浜ユーポスを創業しました」
中古車業界は誰にでも成長のチャンスがある

板東社長は「この業界は、今まで何も頑張れなかった私を、トップセールスにまで育て上げてくれた。だからこそ、この業界をもっと魅力的に変革して、恩返ししていきたいんです」と何度も口にします。
「中古車業界は『ぜひ働きたい!』とめざして入ってくるのではなく、たまたま就職が決まったから、仕方なく働いている人が多い。きっとそんなイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、そんな業界だからこそ、今まで勉強や部活などに真面目に打ち込んでこなかった私のような人でも、本人の努力次第で成長できるチャンスがあると思うのです。
ですから、中古車業界を若者が『働きたい』と思える魅力的な業界に変えたいと真剣に考えています。たとえば、車の営業社員のステータスを上げることもその一つ。
一般的に不動産や保険などの営業社員は高収入というイメージがありますが、車の営業社員は違います。そんなイメージを変えていきたいです」
そんな板東社長を支える幹部社員の多くは、ガリバー時代から苦楽をともにしてきた仲間たち。
「長年ともに闘ってきた社員たちに対しては、『うちの会社がもっと成長できるよう、お前たちが俺を引っ張ってくれ!』と素直に頼むこともあります(笑)。
私の描く理想の会社へと成長させることができた時は、社員たちには『俺らが板東の夢を叶えたんだ』と胸を張ってもらいたいですね」
このように話す板東社長の姿からは、社員への信頼と愛情がひしひしと感じられます。その裏には、「社員の成長や成功が自分の喜び」という経営者としての想いが垣間見えます。
「私はガリバーでトップセールスへと育ててもらったからこそ、今の自分がある。ですから、今でもガリバーに感謝しています。
だからこそ当社も、社員の成長や成功を喜び、社員とともに成長しようという気概のある会社でありたい。そして、『横浜ユーポスで成長できた』『横浜ユーポスで働けてよかった』と社員に思ってもらえるような会社であり続けたいです」
中古車業界をもっと魅力的に変革したい
板東社長が描く未来は、単に横浜ユーポスを成長させるだけではありません。
「当社の価値が世の中にもっと認められることで、中古車業界の品格の向上に貢献したい。そして、若者が働きたいと思う業界に変革していきたいですね!」
「自分を育ててくれたこの業界に恩を返したい」という熱い想いから、中古車業界全体の品格とステータスを向上させることをめざす板東社長。業界の未来を変えるための板東社長の挑戦は、業界全体の可能性を広げていくでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■Cloudグループのサイトはこちら
■Cloud店舗一覧
ポルシェ専門のプロフェッショナルが各拠点でお待ちしています。
Cloud car concierge
https://www.garage-cloud.com/
Cloud GARAGE
https://www.cloud-garage.jp/
Cloud NAGOYA
https://cloud-nagoya.jp/
Cloud FUKUOKA
https://www.cloud-fukuoka.jp/
Cloud SENDAI
https://www.cloud-sendai.jp/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤 歩