【白血病】一進一退(GVHDの襲来)
どーも、ポロロンめがねです。
前回の記事を書いた頃は本当に好調な回復を見せておりましたが、そこから一山ありましたので、そのあたりのこと綴っていきたいと思います。
先月11月20日の土曜日、受け持ちの看護師さんより突然言われました。
「思ったより退院が早そうなので、そろそろご家族の方にお部屋の徹底的な掃除をお願いしておいた方がいいかと思います。」
その看護師さんの見立てでは、12月上旬には退院できそうとのことでした。
週明けて月曜日、この日も変わらず好調でした。
翌火曜が祝日だったのですが、担当医もいよいよ
「明後日カテーテルを抜いて、全て内服に切り替えて様子を見つつ退院でいいかと思います。」
といい始めました。
なんだ、移植は大変と聞かされてたけど、自分の場合は1度目の抗がん剤治療、緊急入院したときの方が比較にならないほど大事だったじゃないか!
ところが、火曜日の朝になり喉の痛みを感じ始めました。初めは大部屋移動に伴環境の変化か何かによる風邪かと思いました。
昼過ぎには熱も38度を越え、身体も徐々にしんどくなってきました。看護師さんより先生に連絡が行き、抗生剤が追加となりました。
翌日も喉の痛みは増すばかりで、先生にも診て貰ったところ、移植後に起きがちなヘルペスができてくる可能性が高いとのことで、一旦入院継続となりました。この日も引き続き高熱が続きました。
そしてその夜中・・・。
好調をキープしていたお腹の調子も一気に下り、夜中と明け方に酷い水下痢となりました。その日の看護師さんも気にかけてくださり、下痢が頻回になりそうということで、再び個室への移動となりました。
便の量を量る便測も始まりましたが、水下痢の色はサグカレーのような緑みを帯びて明らかに調子悪そうなものでした。
その日はさすがに食事も止め、水分だけ摂取し寝続けました。
夜になり、バナナ味の豆乳を飲んだあたりから更なる変化がありました。吐き気を感じ始め、この日の夜中は今回の入院生活の中でも一番と言えるほど、ひどく辛い一夜となりました。
消灯の時間から起床の時間までに下痢は10回を越え、3度の嘔吐。
翌朝、体重は前日から1.5キロほど落ちていたほどには、からだの中から水分が出たということでしょう。
その数日後には身体中が痒くて眠れないといった症状もありました。
なにはともあれ、多少は体調を取り戻し、再び大部屋へ移動しました。便も固まって来たため、再び食事も取り始めましたが、たかが重湯を中心とした流動食メニュー2回を食しただけで再び緑色の水下痢になり、三度の挑戦で流動食メニューの食べる量を段階的に上げていく形で着実に食事のリハビリをしている最中、再び口内の痛みを感じ始めました。
口腔外科の判断により口腔GVHDとのことで、ステロイド入りのうがい薬を1日4回することとなりました。このうがい、効いてるんでしょうが、まぁ痛い痛い。勝手に鬼うがいと呼んでおりますが、もう涙に鼻水無しにはうがいできない、とても人に見せられたもんではない、酷い顔でのうがいです笑
ところがこのうがいをしているにも関わらず、痛みは増していき、結果としてはヘルペスが再び出現していると。
口のなかに二つの痛みが混在したことになるわけですが、ややこしいのが治療法が逆行すること。
ステロイドは免疫抑制剤のため、GVHD に有効である一方、ヘルペスの治療には逆効果になります。
そのため、まずは症状の重いヘルペスの治療に専念するため、鬼うがいは一旦中止。更に、せっかく進んでいた食事のリハビリもとても食べられる状態でないため中止。水を飲むのも一苦労のため、薬の内服も中止。
まずは口内を休めて、そこからの再開となりました。
今現在は、痛み止めフェンタニルの流量を上げ、対処療法にてどうにか痛みだけはなるべく感じないようにしていただいているという状態です。
一進一退のこの状況から抜け出せる日はいつくるのでしょうか。
それではまた今度!