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研修医日記・10ヶ月目
研修医になってもうすぐ1年が経つのか…
コロナにかかって1週間出勤停止になってしまったので、これを機に少し振り返る。
早いような気もするけど、新しい経験が多いから国家試験からはずいぶん経った気がする。
当院はどちらかといえば拘束時間が長いわりにハイポなので、研修医として十分成長できてるかときかれると不安はある。
社会人になると学生のときと比べて個人差が大きくなって、同じ年数働いていたとしても進んでいる人はどんどん進んでいるし、できない人は全然できないな、という感じ。
実際に研修医になって思ったこと
①完璧なロールモデルは存在しない
もちろん出会えたらすごくラッキーなことなんだけど、すべてを完璧にできる医師は存在しないんだな、と感じた。手技はすごいけど病棟はおざなりだな、とか、すごくできる先生だけどコメディカルに当たりが強いな、とか、逆に仕事は遅いけどコメディカルといい関係性だな、とか、患者さんには人気がある先生だな、とか、、。そういうわかりやすい例だけじゃないけど、すべてが完璧なロールモデルがどこかに存在して単純にそれを目指せばいいというわけじゃないんだなと。じゃあどうするかというと、それぞれの先生のいいところをちょっとずつ取り入れるしかない。この先生のこういうところがいいな、この面ではこの先生が尊敬できるな、というのを組み合わせて、自分でロールモデルを作るしかないんだなと思いました。うまくできているかは不明…
②教えてもらう能力が必要
わかっていたつもりだけど、普通に生きていれば成長できるというわけではないんだなと。病院の規模や姿勢にもよるんだろうけども、想像していたよりもずっと教育がちゃんとしていない。そりゃそうだよね、先生方も忙しいし、研修医なんて1.2年でいなくなるし、教えるよりも自分でやる方が早いし。研修医を受け入れることで加算が増えるというメリットがあるから受け入れているだけで、研修医教育がすごく整ってるところばかりではない。つまり研修医側がどれだけ上手く教えてもらえるか、で学べる量に差が出てきてしまう。ある程度自分で勉強して、先生にくっついて回り、自分で考えて、たくさん質問して、教え好きな先生を見つけて、、、。成長できないのは環境のせいではなく自分のせいだと思わなきゃいけない。
とりあえず残り1年、この貴重な機会を後悔のないように過ごすだけ。そして早く3年目以降の就職先、決まりたい、、、