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【オリジナル】黒単アビスゼナーク


今回の記事ではみれちゃそ(@asumaro20Haruki)が4.8倍けみくろCSで結果を残した黒単アビスゼナークについて解説させていただきます。

またありがたいことにZweilance氏のYouTubeでも取り上げてもらっています。ざっと動いている状況をイメージしたい人は先にそちらを見る方がおすすめです。


こちらは最初にリストを考える際に参考にしたフェアリーchの動画です。カードプールこそ違いますが考え方や採用カードを理解する為にも見ておくことをおすすめします。


※1/23追記
やりたい放題chでも動画が投稿されました。細かい部分まで詰めの動きを見れるので是非ご視聴ください。


https://youtu.be/15PzIGpRhJc?si=JD0NNp-lgXWcHUDh


※1/30追記

flat工房さんから動画が投稿されました。こちらも是非ご視聴ください。


以下状態。略称を用います。


構築&動き方


序盤からクリーチャーを並べ、《シックル》《エナジードレイン》を中心に墓地のクリーチャー枚数を増やしていく。



墓地が出来上がったら《ファウンテイン》《邪魂の王道 ジャシン帝》の効果で盤面にクリーチャーを広げていく。



後は状況に合わせて殴るか、《ゼナーク》で完全に制圧する。


このデッキの強みはパーツが揃えばそれなりの確率で3ターン目に《ファウンテイン》《ゼナーク》が降臨してしまうこと。
先攻3ターン目に《ファウンテイン》や《ゼナーク》を投げてしまえば流石の【ドロマーマーシャル】や【ファイアーバード】も為す術がない。

また勝つ為のプランが相手を問わず一貫しやすいことも大きい。《ゼナーク》による完全制圧、《ジャブラッド》で耐性を付与されたクリーチャー達の一斉攻撃。特殊な対策をしない限り、展開に成功すればこちらの優勢が揺らぐことはほぼほぼない。


採用カード解説


《アガルーム》×4


1コスト《ゼナーク》等の為のタップ要因と墓地肥やしの役割を持つ。山札を一気に削れる為後述する《ジャブラッド》と組み合わせてトップを固定することもできる。


1体目の《ゼナーク》を出した後、2体目を出す為に再度タップ要因を盤面に並べる必要があるのでその場面でも重宝する。


手札に《シックル》や《ファウンテイン》などの自分の動きがしっかり用意できている場合は《オンサ》より《アガルーム》を優先してプレイする。


《オンサ》×4


これ書くまで《オンサー》だと思ってた

《アガルーム》同様1コストで墓地が肥やせるクリーチャー。違いは見たカードを墓地に置かない選択肢もとれることからキーカードだった場合トップに残して手札を強くできる。


その為序盤に手札が揃っていない場合は《アガルーム》より優先される初動になる。また展開の途中で墓地に特定のカードがない場合、《オンサ》で1枚山を掘ることでプレイしやすくなる。



《シックル》×4



動かし方で説明した通り、墓地肥やしのメインエンジン。《オンサ》と同じく展開中にさらに墓地を広げたい場合は蘇生対象にすることも多い。


《ルピテハ》×4


両方ともかわいい!!


墓地と手札を増やし続けてくれる2コスト。展開する為には墓地だけでなく手札にもパーツが必要なので《シックル》より優先するシーンは多い。


終了時に誘発する効果なので《ゼナーク》で砕いてしまってもしっかりドローをもらえる。


終盤に《ケシカス》や2枚目以降の《ゼナーク》などの詰めるカードを探す為に複数枚《ルピテハ》を出して盾や山札からそれらを探す。


《ゴツンマ》×4




足止め要因兼タップ要因。
他のデッキの《ゴツンマ》に比べてターン毎に使える効果が多い都合で、稼いだ1ターンで得られるアドバンテージがすごいことになる。


《シックル》が2回タップするとそれだけで《ファウンテイン》着地に繋がるし、《アガルーム》《ルピテハ》の効果を連打しても勝手に墓地が6枚を越える。


またマッハファイターの干渉を受けがちなこのデッキの殴り返し要因としても偉い。パワー6000で盤面に殴りながら2ハンデスすれば相手も息切れするだろう。


蘇生先として見ると、墓地の質が悪くても《ファウンテイン》から繰り出される《ゴツンマ》で相手を止めてそのまま殴り切るケースも多いので《ゼナーク》に依存しないゲームを作れる。



《エナジードレイン》×4



盤面を作らない上に呪文なので《ファウンテイン》のカウントにも貢献しないのに4枚確定のバクカード。


ちまちま墓地を作っていくコンセプト上どうしても、《お清め》《なぜ離れ》などの墓地リセットが厳しかったのだが1コストで5枚肥やせるようになってしまった為解決した。


余りに増やす公開範囲が広いことから、手札から《ゼナーク》を捨てるカードを採用せずとも《ゼナーク》が着地してしまうようになった。


終盤は《ジャブラッド》を利用して山札を固定できるので、何かあった時の為の除去札として再度利用できるのも偉い。


《ゼナーク》×4




最凶フィニッシャー。今期のカードがタップ戦術なので遂にオリジナルでも実力を出せるように。


《ゼナーク》一点特化、という組み方をせずにアビス基盤を使ってデッキを組んでいる為《ゴツンマ》《邪魂の王道 ジャシン帝》などの除去を要求するカードが多く《ゼナーク》を除去したからといってなんとかさせないのが凶悪さを際立たせている。


基本的に手札から捨てられないのでマナに埋めてしまって問題ないが、《飛翔龍 5000vt》を出された時のケアとして強いので余裕があれば手札に抱えてもいい。


《ファウンテイン》×4




2コストで3コストを2体出します。 


出し先としては追加で展開できる《邪魂の王道 ジャシン帝》、相手を1ターン遅らせる《ゴツンマ》、盤面のアビスに耐性をばら撒く《ジャブラッド》あたりが有力。とはいえ何出しても優勢になる為墓地の質が悪いから出さない、みたいなことは稀。


《邪魂の王道 ジャシン帝》×3


《アビキン》で伝わるのはいつだろうか


・自分の墓地からアビス・クリーチャーを召喚してもよい。(コストは支払う)

盤面や墓地にありったけのリソースを吐き出しても息切れしない理由がこのカード。《ファウンテイン》から出してそのまま追加で展開するのが1番強いのは勿論、3ターン目に置いたコイツがうっかり残ってしまうと大変なことに。


overハイパー化による2体タップも素晴らしく、《ゼナーク》を2体同時に蘇生して全ハンデスも夢では無い。


4枚採用したいのは山々だが、蘇生先が豊富にあるので必ずしもこれを蘇生しなくても戦えることから3枚に抑えている。


《ジャブラッド》×2




他のカードの説明で何度も出ているが、耐性ばら撒きと山札回復、山札固定を行う。


終了時《ゼナーク》を破壊して《ゼナーク》蘇生して2ハンデス、毎ターン《ケシカス》を出して《ゼナーク》で砕いて蘇生カウンターケア……のようにフィニッシュカードを墓地に揃える必要からこのデッキは限界まで墓地を肥やす。その過程で山札の下や盾にパーツがあったから詰め切らず負けというのはあまりに情けない。


そこで適当なアビスに《ゼナーク》効果で破壊対象にして《ジャブラッド》の効果で山札を回復すれば確実に山札のカードに触れるようになる上、《ルピテハ》によるドローでLOもしなくなるので効果で盾を全て墓地に置ける。結果としてマナ以外の全てのゾーンからフィニッシュパーツを探すことができる。


終了時に山札を削ることができるカードが複数枚採用されているので、終了時に山札回復→山札を削るとすることで次のターンのドローを好きなカードにすることまで可能。


これだけフィニッシュに貢献しながら《ファウンテイン》の蘇生先としても一流で、処理されたくない《邪魂の王道 ジャシン帝》を守ったりビートプランの通りやすさを下支えするカードになっている。


3枚4枚と増やしたくなるカードではあるのだが、他のカードに枠を譲る結果となった。



《アイロン》×1



2コストの9枚目で、1番他のカードに差し替えてもいい枠になる。《エナジードレイン》さえ引いてしまえば正直2コストは何でもいいので。


今回《アイロン》を選択したのは序盤クリーチャーを置くデッキに対して後手を捲る為というのが大きい。


《ケシカス》×1



《ゼナーク》だけで大抵のカウンターはケアできるので、他にカウンターされるとしたら蘇生系だろうなと考えての採用。確定枠とまでいかないが公開範囲を広げられるデッキなので入れ得の認識。


《超暴淵 ボジャガイスト》×1




便利枠なのでやれることを箇条書きする。

・《ゴツンマ》絡みのゲームで4ターン目に投げることでテンポロスを狙える。
・《アガルーム》《シックル》で3ターン目に《ファウンテイン》を出した時1マナ余るので1238を捻って出す最大値を狙える。
・1マナで4体捻れるので《ゼナーク》2体出しに貢献する。
・《ゼナーク》効果を吸ってしまう《ペルフェクト》処理
・盤面干渉が効きづらいデッキ(【ゴスペル】など)への早期ハンデス


抜いたからデッキがすごく弱くなる、ということはないのだがあった方がやりやすいのが自分の考え。


最後に

いかがだったでしょうか。環境内トップクラスの爆発力でハマった時はめちゃくちゃ気持ちいいので是非遊んで欲しいです!

質問、感想はぶらっきー(@rebellion_vault)のDMで待ってます!


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