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「茶色いTシャツ」 超短編小説

こんにちは!今回は、お話を考えました!
慣れていないので読みにくいかも知れませんが、温かい目で見て下さると幸いです。ところで結構下品な仕上がりとなっております。そこも温かい目で見て下さい💦💦

題名「茶色いTシャツ」

では本編スタート

僕はよく、小学校六年生の割には冷めている、といわれる。
家で母が精神病を患っているせいかも知れない。
だが、そんな僕も今日は流石に慌てたし、ついてない日だったと思う。 

今日は夏休みで、親戚のお姉さんに連れられ東京観光をしていた。
丁度、人でごった返す交差点を渡っている時だった。
信じられない人を見た。横を向いた時に見えた。胸が不自然にとんがっているのだ。       呆気に取られてそれを見ていると、親戚のお姉さんとはぐれてしまったのだ。
やってしまった。バクバクいう心臓をよそにとりあえず交番に行くべきかと思考が巡る。

不意に顔を上げると、三十路くらいの男が声を張り上げた。
通りすがりの男三十路)ワッ⁈胸とんがってんじゃんwwラ○姉ちゃんの頭かよww
その言葉はさっきの不自然な胸の人に向けられていた。

だがおかしいのは三十路だけじゃ無かったみたいだ。

さっきのオッπの人)あ、オッπ見ますか?
と、突拍子もないことをいって、公衆の面前で自分の胸辺りをゴソゴソし出した。
僕は、迷子になったことすら忘れて再び呆気に取られてしまった。

そうしたらなんてことだろう。

オッπからアホ○ロが出てきた。しかもありえないことに、直に入れていたようだ。
少々溶けてへばりついている。
いや、少々溶けてるとか溶けて無いとかの問題ではない。何故アホ○ロが胸の辺りに入っているのか。


悲劇はここからだった。オッπ野郎は、自分は巻き込まれまいとたかを括っていた僕のほうをぐるりと向いて、
オッπ野郎)あ、坊や!これあげるよ!
と、溶けたアホ○ロを半ば強引に、なすり付けるように渡してきた。
頭のおかしい人の考えることはわからないものだ。

そうして僕の茶色いTシャツが完成した。僕は心の中で嘆いたが、親戚のお姉さんは迷子の僕と再会するなり笑い過ぎの過呼吸より、その場で崩れ落ちてしまった。
母には初め怒られたが、話を聞くなりやはり親戚のお姉さんにならうように笑い過ぎの余りよろけてタンスに小指をぶつけてしまった。

結果、僕の茶色いTシャツは、家族に笑いももたらした。だから僕は、ちょっとこのTシャツを気に入っている。

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