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やったことあるゲームを振り返る パイロットウィングス

パイロットウィングス

小学校の頃存在自体知らなかった。

ただ父ちゃんはどこかでやったことあるみたいで

パイロットウィングスが欲しい欲しいといつも言っていた

僕はその時流行っていたストリートファイターⅡファイナルファイトがやりたくて仕方がなかった。

ある日、父ちゃんが僕に1万円を渡してきて

「パイロットウィングス買って来てよ」

と。

ええええええ!?!?!?急に1万円渡す!?

小学生にとって1万円はお正月のお年玉の時ゲームを買いに行く時しか触ったことがない

大人ってすげーな!と思った瞬間である。

僕は二つ返事でハローマックに行くことになった。

僕「パイロットウィングスが無かったら?」

父「ストリートファイターⅡ買ってきてよ」

僕「ストⅡも無かったら?」

父「そしたらそのまま帰ってきてよ」

僕「ファイナルファイトっていうゲームがあってストⅡみたいで面白いんだよ?」

父「じゃあそれ買ってきて」

僕「わかった」

自転車に乗りながら僕はパイロットウィングスが無ければあの念願のストⅡが手に入るぞ!と期待を胸にハローマックに向かった。

もちろん立ちこぎで!

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ハローマックについた僕はゲームの並んでいるショーケースを見渡した。

目当てのソフトは一切置いていない。

ただ昔のおもちゃ屋さんのショーケースは色んなゲームソフトがある感を出したかったのかノンジャンルで結構バラバラに置いてある。

今のブックオフやGEOの様に棚で見やすく並べているわけではな買ったので

店員さんに直接〇〇ってソフトありますか?

と聞くと、コレですね?と端っこの方から出してくれたりすることが多かった。

僕は1万円を握り締めながら

俺「パイロットウィングスありますか?」

店「ごめんね、無いんだよね」

よしよし!と思いながら

俺「ストリートファイターありますか?」

店「ごめんね、それも今無いんだよね」

まじか!仕方ない、でもこれなら!と思いながら

俺「ファイナルファイトありますか?」

店「それも今無いんだよね」

・・・・・・・

終わった。

何も無いじゃないか!!

今考えたら、違う店に行くとか、そのまま帰るという選択肢があったのだが

父に1万円を託されたという責任感と怒られてしまうのではないか?という勘が働いた。(全然怒る父ではないのだが何故かそう思ってしまった)

なので僕は

僕「ストⅡとかファイナルファイトみたいなゲームありますか?」

と聞いた。

普通ならパイロットウィングスみたいなゲームありますか?と聞かなければならないところを勝手にパイロットウィングスみたいなゲームは存在しないだろうと思い込んでいた。

店員さんがショーケースから一つのゲームを取り出して箱の裏を見せながら

店「これね、すごいでしょ?ファイナルファイトみたいなゲームでしょ?しかもこれ対戦もできて、対戦はストⅡみたいになるんだよ」

おぉぉぉ!!スーファミの進化すげぇ!スト2とファイナルファイトが1つに詰まってるゲームあったよ!

僕「じゃあそれください!」

店「わかりました!9800円だね!帰って楽しんでね!」

飛龍の拳

というゲームだった。

家に帰って父ちゃんにパイロットウィングスもスト2もファイナルファイトも無かったけど、これすごいんだってよ!とテンションMAXで説明しながらスーファミの電源を入れた。

ジョジョジョジョジョ!

ヒリュ-ノケン!!オリャー!!

というか細い声と共に始まったこのゲーム。

全く面白く無かった。

操作性も悪く動きも悪い。アクションステージは同じ敵でマンネリ、対戦はとにかくカクカク過ぎて誰が何の攻撃しているのか分からない。

上司に一週間で作れ!と言われて急ピッチで作ったのか?と思うくらいのソフトだった…

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父「あーぁお前に任せるんじゃなかったよ」

めちゃくちゃヘコんだ。

後日、駅前の中古ゲームショップに行ってみるとセール!と書いてあるワゴンに飛龍の拳が100円でいっぱい打ってた。

めちゃくちゃヘコんだ。

その半年後くらいかな?父ちゃんは改めてパイロットウィングスを買ってきたとさ。

終わりー!

ってわけにもいかない!

パイロットウィングス振り返ってねぇえええ!!

パイロットウィングス

スーパーファミコン発売初期に発売したスポーツシュミレーションゲーム(というらしい)
スーファミの機能を駆使して作られたグラフィックはファミコンとは比べ物にならない迫力を体感できる。
スカイダイビングやハンググライダーを操作しながら空を飛ぶ快感と、一筋縄ではいかない操作性がリアルで他のゲームとは一線を画した老若男女が楽しめるゲーム。
スーファミ初期という事もあり、マリオワールドやF-ZEROの様に看板ソフトにしたかったらしい

主人公はインストラクターの元、ライトプレーン(小型飛行機)スカイダイビング、ハンググライダー、ロケットベルトというスカイスポーツ4種をプレイしてインストラクターから点数をもらう。

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それが合格点に達していたら次のステージに行ける。

これがまた難しいんだ。

決して操作性が悪いわけではないのだが、ちょっとでも微調整失敗すると飛行機は着陸できず壊れたりスカイダイビングでは海に落ちたりしてしまう。

バルーンファイトをやっている様なストレスと緊張感出るソフトである。

ただ毎日やっているとそれなりに上達する事ができる。

飛行機やハンググライダーなど全ジャンルのクセを理解しプレイする事で少しずつ少しずつ操作が上手くなって行く。

インストラクターに合格をもらえたら次のイントラクターステージへ。

ステージが変わる事に地形や難易度がグンと上がるのでとてもやりごたえがある。

どんどんステージをクリアしていくと

何故かインストラクターの方達がどこかの軍隊に拐われてしまい、ヘリで助けに行くという謎のストーリーが出てくる

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しかも2〜3回

子供ながらに何その展開!?と思ったのを覚えている。

父ちゃんは1年かけてクリアしていたが

結局僕はクリアすることはできなかった。

父ちゃん大満足の1本でした。

そうそう、後日談で

飛龍の拳は瀬下(同級生)に貸したら勝手に売られたよ。

10円だったって。

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