やったことあるゲームを振り返る ジョイメカファイト
スーパーマリオRPGの記事でちょっと出てきたゲーセン兼おもちゃ屋
おもちゃのアオキ
記事を読んで頂いた方ならわかると思うが、このお店はゲーセンの様なゲーム筐体の他に
発売されたソフトを無料でプレイできる
というコーナーが店の一角にあった。
駄菓子も売っていたのでみんな、駄菓子を食いながらベトベトの手で無料ゲームを取り合う
そんな小学生の溜まり場だった。
そんなある日無料ゲームコーナーにあったのがこの
ジョイメカファイト
ファミコン後期に発売し、何とあのスーファミのストリートファイター2の後にファミコンで発売された対戦格闘ゲーム
とても面白い
僕は友達3人でジョイメカファイトをやりにおもちゃのアオキへ
ゲームの中にセンジュというキャラがいた。
このキャラは体をグルグル回しながら突進できる技を持っていた。
その技がベガのサイコクラッシャーに酷似しているので
僕たちはベガ!ベガ!と叫びながら技を出していた。
その時
「おい、テメェうるせーよ」
という声が
振り向くとB系の服装にバンダナを巻いた2人組がこっちを見ている
喧嘩を売られたのだ。
ずっと殺すぞ?死ね!みたいなことを言っているが
ずっと手は出さない状態
こっちもこっちでウルセェよ、殺すぞみたいなことを言っているが
ずっと手は出さない状態
そんな罵声合戦をしばらく続けていると
すると店のオヤジが登場
「お前ら何喧嘩してんだ!?帰れ!!」
と、喧嘩を売ってきた2人を追い返した
あー!良かった!とそのまま友達とコントローラを持ってプレイしようとすると…
「お前もだよ!何やってんだ!もう帰れ!!」
と店のオヤジに怒られた。
そのままおもちゃのアオキをしばらく出禁になってしまった。
しかし友達の2人は出禁になったわけではなく
毎日アオキに通ってはジョイメカファイトで遊んでいる
アオキにいけない自分は隣のゲーセン(エコプレ)にいるのだが
お金を持っていないのでずっと他人のゲームを眺めていた…
結果、ジョイメカファイトをほぼプレイすることなく時が過ぎた
1年後、ハローマックのチラシが家に届く
ジョイメカファイトが1380円(新品)というチラシが!!
以前の記事(星のカービィ)で書いたのだが
3000円を握り締め、星のカービィとジョイメカファイトを買いに行ったのである。
ジョイメカファイト
ファミコン後期で発売されただけあってとてもクオリティの高いゲーム
格闘ゲームとしても奥が深く、全キャラクター(役40体)に必殺技を4つずつ用意されている
当時流行っている様なゲーセンのスト2や餓狼伝説の様にキャラを動かし、必殺技を繰り出すというのは、どうやってもファミコンのスペックで出すことが出来ないので
そこでジョイメカファイトでは、キャラを胴から手足頭を切り離し、中に浮いている物体を手足と認識させ、それを動かすことで容量カットに成功した(らしい)
それこそ格闘ゲームブームから数年後に発売されただけあって、投げキャラ、待ちキャラ、溜めキャラなどバランスが良くとれていて
格闘ゲームの中の駆け引きも楽しむことができる。
それにもまして、選べるキャラが40以上
キャラにはザコ、スーパーザコ、ダチョーンなど面白いキャラも多い
2面にザコがいて、3面にスーパーザコがいる
スーパーザコの方が強いんかい!
なんていいながらプレイするも
本当に強く、バランスの取れているキャラだったりする
格闘ゲームとしての完成度がとにかく高い。
時代的にスーパーファミコンを親に買ってもらえない子供たちが
変わりにジョイメカファイトをプレイする。
これはスーファミ格闘ゲームの変わりには十分すぎるソフトとなっていた。
なんなら、スーファミとスト2を持っている友達が
ジョイメカファイトをプレイして
スーファミとスト2貸すからジョイメカファイトを貸してくれと頼んで来たくらいだから
完成度は相当高かったのだと思う。
ファミコンなのにチュートリアルが採用されており
その丁寧さはプレイする前からワクワクさせてくれる演出がある
3000円を握り締めて、1300円のジョイメカファイト、1500円の星のカービィのこのセット