やったことあるゲームを振り返る グラディウス
小学校の時に結構な風邪を引いてしまった時
共働きの両親がアパートに1人寝かせとくわけにはいかないと
従兄弟のジュンちゃんの家(実家)に預けられた。
そこで出会ったのがこのグラディウス
生まれて初めてシューティングゲームというものを知った。
家にあったフィールドコンバットや
スターフォースがシューティングゲームというならば
初めてのシューティングゲームじゃないです。
はい。
でも横スクロールは初めてだから!
あんまり責めないで!
もうこれは誰もが知っている王道シューティングゲームですね。
説明はいらないか!
簡単に言うと
自機が弾を発射しながら敵を倒して行くシューティングゲームです。
その中でも
アイテム(パワーカプセル)を取って強くなるのでは無く
アイテムを貯めて自分好みにパワーアップさせカスタマイズしていくシステム
これには小学校ながらに衝撃を受けた
5つ目のパワーアップ「オプション」が自分の子分の様に後ろについてくる
しかもそのオプションは無敵ときたもんだ
しかもそれが2つ付けられる!
ただその装備になるにはアイテムを10個集めなくてはならない
その前に野面だとスピードが遅すぎるので
1つ目のパワーアップ「スピードアップ」を2回取る
そうこうしてるうちに難しくなっていくので
2つ目のパワーアップ「ミサイル」を取る
そんなこんなでバリアも含めた最強装備になるには
23~24個パワーアップアイテムが必要になってくる
とても長い道のりだ
だけどそれを乗り越え最強装備になったときの達成感と無敵感
そしてミスると丸裸で始めさせられる絶望感
この絶妙なシステムが僕をワクワクさせてくれた
それに加え、従兄弟のジュンちゃんが
手品を見せてあげると言って
ゲーム始まった直後にポーズした。
???
なんの手品?
と思っていると
最強装備になっているではないか!
なんで!?
苦労してパワーアップしていくのになんで!?
と、もうパニックですよ。
そのままジュンちゃんは
はい!終わり!お前は風邪なんだから布団で寝てろよ!
と言ってドラゴンクエストを始めてしまった。
この手品が、コナミコマンドと呼ばれるKONAMI伝統の裏ワザだと知ったのはその数年後だった。
スタート初っ端から最強装備でできるグラディウス!
どうしてもやりたくて、布団の中からジュンちゃんに
グラディウスやらせてよ!
と頼むとジュンちゃんは
はい、グラジュース
と言ってオレンジジュースを渡して来た。
面白かった…
グラディウスじゃ無くてグラジュースを渡して来たのだ。
今となれば全く意味がわからない
そもそもグラってなんだ?
と思ってしまうが
その時はとても面白いなぁと思ってしまった。
こんな面白いこと言えたらなぁと思ったこの時が
芸人を始めるきっかけだったのかもしれない…
結局その後にグラディウスをやらせてもらえなかった。
このもどかしさが自分の中でグラディウスというソフトを美化させたのだと思う。
ナンバリングも全部プレイしたし、未だにプレイ前は高揚感がある。
その年の正月、ジュンちゃん家へ新年の挨拶にいくと
貸してやるよ、と
グラディウスを貸してもらえた。
めちゃくちゃ嬉しかった思い出。
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