やったことあるゲームを振り返る 星のカービィ 夢の泉の物語
俺は3000円持っていた。
小学校の3000円というのはほぼ無敵に近い
駄菓子屋で使っても、ゲーセンで使っても減ることはないこのお金、どーしてやろうか?と考えていた日曜日
ポストにハローマックのチラシが入っていた。
その中でジョイメカファイト1380円!
あと忘れてしまったが何かのソフトが880円でセールしていたので
ジョイメカファイトとそのソフトで2260円
買える!買ってそのお釣りでお菓子買って帰れる!まさに最高の使い方!これっきゃない!
ということですぐさまハローマックへ
ハローマック
今でいうトイザらス的なもので、お城の様な外観で当時ザ・おもちゃ屋とされるチェーン店。
これができる前はカインズホームやドイトの様なホームセンターの一角のおもちゃコーナーがみんなのおもちゃ屋だったが、店丸ごとおもちゃ屋というまさに夢の国
ハローマックに到着した僕はすぐさまジョイメカファイトと880円のソフトを買った。
しかし、今回のハローマックのセールの目玉は
星のカービィ1580円
だったのである。
自分の中ではカービィはガキのやるゲームと思っていて、前作のゲームボーイ版もやったことないし大して面白くねぇだろ
と思っていました。
ソフトを買い終わった僕はレジのショーケースでどんなソフトがあるんだろう?と眺めていると
「星のカービィ下さーい」と、子供をつれたママが
「○○ちゃん欲しいのどれ?」「星のカービィ」と、親子が
「星のカービィで」と、若い兄ちゃんも
星のカービィがどんどん売れて行くのである
在庫がどんどんショーケースから消えて行くのをただただ黙って見ていた
ジョイメカファイトを買う人なんて全くいない
星のカービィだけ無くなっていく…
カービィが残り1〜2個くらいになった時に僕は頭で考えるより早く
「すいません!このソフト(880円のやつ)をやめて星のカービィ下さい!」
と叫んでいた。
ハローマックのお兄さんはやっぱりねという顔をしながら爽やかに
「良いよ〜レシート貸してごらん」
と言って交換してくれた。
さらば青春の光の2017年の居酒屋のネタばりに吸い込まれる様に買ってしまったカービィ
何故買ってしまったのか自分にはわからない。まぁちょっとだけやって妹や弟にやってもらえれば良いなと思いながら
1380円と1580円のジョイメカファイトと星のカービィを持って、駄菓子屋はもう行けないやと思いつつ家に帰った。
これが僕と星のカービィの出会い編でした。
この星のカービィおそらくファミコン史上最高傑作なソフトだと思います。
流石、ファミコン後期でスーパーファミコンが発売された後に出てきた作品だけあってゲームバランス、グラフィック、BGM、ミニゲーム、ロジック全てが一級品。
ゲームボーイ版のカービィの吸って出すだけに加て、今のカービィでも受け継がれている敵を吸い込んで飲み込んでコピーする能力の初作品でもある。
スーファミのスーパーマリオワールドの様に全体マップがあり、同じステージを何度もクリアできるし別のルートでクリアすると他のステージが出てくる等
どれをとってもパーフェクトな作品になっている。
正直、ジョイメカファイトよりハマってしまった…
さすがマリオを生み出した任天堂なだけあって凄いものを作ったなぁと子供ながらに関心してしまった作品でした。
これが1580円で買えるだなんて本当ハローマックには感謝したっていうお話でした!
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