僕が、おぞましい声の先に見た光景は…
「う”ぉーーーー!!!!!!!」
とても、おぞましく大きな声が
職場内に
響き渡った。
僕
(な…な…なんや…今の声は…)
仕事をいったん止めて
辺りを見渡すと
近くにいたスタッフたちも
(なんや…なんや…)
(何が起きてるんや…)
(あの部屋でいったい
何が起こってるんや…)
みたいになっていた。
かなり、おぞましい声だったので
僕は
もしかして…
職場の裏口から
誰かが入ってきて
事件性のあることが
起きているんじゃないかと
思った。
多分
まわりのみんなも
そう思っていたと思う。
だって僕が
再び周りを見渡した時には
みんながもう
(見に行くの…
無理やで私は…
こ…こわいやん…)
とか
(おまえが行って
見て来いよ…
いや、見てきてくれ…
頼んだぞ…)
みたいな空気感が
僕に一極集中していた…
僕
(ま…まじ??
僕?????
めっちゃ嫌なんやけど…)
みたいな顔をみんなに向けて
発信していると
遠くのほうで
シュワ美とジャジャ子が
シュワ美
(まかせたよ…)
ジャジャ子
(グッドラック!)
みたいな顔をして
頷いているのが確認できた。
いっつもこんな展開だ…
確認しにいかないと
どうにもこうにも
仕方がないので…
おそるおそる
僕は
おぞましい声が
発信されたであろう
休憩室へと
歩みを進めた…
中からは
いまだに
不定期ではあるが
「う”ぉーーーー!!!!!!!」
「う”ぉーーーー!!!!!!!」
と、おぞましい声がしていた。
僕は
扉の前で
大きく息を吐いて
覚悟を決めた。
僕
(…………ゴクリッ。)
そして
勢いよく
その扉を開いた!!!!!!!!
一瞬にして
部屋内の
光景が
目の前に映った。
その光景とは…
インパクト・THE・ワールド!!!
両手を一生懸命に振りながら
オイッチニ♪オイッチニ♪と
足踏みしている美奈代と
部屋の床で
うつ伏せになって
足裏を踏まれている
おっさんの姿だった…
衝撃的…平和。
こっちを向いている
美奈代と目が合った。
美奈代
「オイッチニッ♪オイッチニッ♪
どうしたーん?急に!
オイッチニッ♪オイッチニッ♪」
僕
「どうしたーん?
じゃないやん…苦笑
な…なにしとんよ?苦笑」
おっさん
「う…う…う”ぉっ…」
美奈代
「見てわからん??笑
おっさんを
健康にしてあげようと思って♪
オイッチニッ♪オイッチニッ♪」
僕
「い…いや…
見てわかるけどさ…
その理由で…足踏んどん?苦笑」
おっさん
「う…う…う”ぉっ…」
美奈代
「せやでー♪
足からの健康ダイジネッ♪」
僕
「そ…そおなんや…笑」
とりあえず僕は
休憩室から
みんなのいる部屋に
ひょっこりと半身だけ出して
シュワ美とジャジャ子を含む
みんなに向けて
グーサインだけした。
その時だった!!!!!!
「う”ぉーーーー!!!!!!!」
また、おぞましい声がした。
もう怖くないので
声のする
部屋を普通に覗いてみた。
おっさん
「う”ぉーーーー!!!!
あかーーーーんッ!!!」
さっきまでの
オイッチニから
次の段階へと進んでいたみたい。
美奈代が
自分の
片足のかかとで
おっさんの
足裏を…
削っていた笑
美奈代
「コレハ
フケンコウ
デスネーッ笑」
おっさん
「う”ぉーーーー!!!!」
僕
(二人とも…
仕事をね…
してもらっていいかな?笑)
美奈代
「ツギハ
ハンタイガワ
デースッ笑」
おっさん
「あかーーーーん!!!!」
僕
(わかった
今はもうそれしててええから…
静かにだけ…
静かにだけ…ね?
してもらっていいかな?苦笑
みんな…仕事してるから…ね?)
美奈代
「もうすぐ健康ですよー」
おっさん
「う…う…うー」
僕
「美奈代ちゃん…
おっさん痛がってるし
なんかピクピクし始めてるから
もうそろそろ
やめたったら?笑」
美奈代
「らむとが
こんなん言ってるけど
おっさんどうするー?」
おっさん
「も…もう…」
僕
(ふむ…ふむ…やめてもらい
ほんで仕事をしよう!)
美奈代
「なんてー?
オイッチニ♪オイッチニ♪」
おっさん
「もうす…けん…こ…
やから…」
僕
「え?なんて?笑
ちょっとだけ、美奈代ちゃん
下りたって!」
美奈代
「はいはーい♪」
僕
「おっさん今なんて言ってたん?」
おっさん
「もうすぐ…健康やから…」
僕
(いやいや…
もう勝手にして笑)
また次回。
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(๑╹ω╹๑ )