僕には塩田という今でも仲のいい友達がいる。飲みに行くと、いつもこの話をする。その2
僕らの高校は
2年生で
修学旅行に行った。
なので
もう
お分かりだと思うが
塩田も
一緒のクラスだ。
時系列でいえば
ほぼ同じ時期だったと
記憶しているが
多分
文化祭後の
話になると思う。
修学旅行当日
第一夜。
僕たちは
割と立派なホテルに
宿泊していた。
よくある
旅のしおりによれば
同じフロアの
左端の部屋に
塩田がいる。
僕らの部屋は
右端だったので
安眠確保のために
塩田は僕から逃れた形だ。
多分
部屋から部屋は
50mくらいの距離が
あったんじゃないかと思う。
何度も言うけど
この当時のクラスは
みんな仲が良く
正直言って
誰と同室になっても
楽しい感じだった。
僕の部屋は
アメフト部
次期キャプテンの
武藤と
バスケ部エースの
ヤスヒロとだった。
塩田の部屋は
小柄な軽音部の
タケシと
ちょっとオタク気質な
シャアだった。
他の部屋には
いつもオシャレな
すーさん
クラスの
愛されキャラ三銃士の1人
よねしげ
文化祭で主役の
みっちゃん
とか
陸上部次期キャプテンの
加藤
クラスの
愛されキャラ三銃士の1人
三輪
バレー部の
ヤナイ とかがいた。
ざっくり
左端の
塩田の部屋のメンバーから
右端の
僕らの部屋のメンバーまでを
まとめると
こんな感じだ。
塩田
タケシ
シャア
すーさん
よねしげ
みっちゃん
加藤
三輪
ヤナイ
僕
武藤
ヤスヒロ
の部屋だった。
消灯時間までは
行き来が自由だった。
たまり場の部屋は
やっぱり
三銃士のリーダー
塩田の部屋だった。
かわるがわる
常時
多分7人くらいは
いたとおもう。
当時彼女のいたメンバーは
この時間に会いに行っていた。
なので
僕と塩田は
ずっと
塩田ルームにいたままだ。。。
塩田は
彼女のいるメンバーを
心底羨ましがっていた。
いいなぁ~
いいなぁ~
言っていた。
青春だ。
ちょっぴりへこんでいる
塩田を慰めつつ
僕は
他校にいる
僕の彼女を塩田に自慢ながら
トランプした笑
案の定…
塩田は
怒っていた笑
そうこうしていると
塩田の部屋の
電話が鳴った。
塩田
「はい。もしもし…
あー。はい。
タケシー
シャアー
明日の朝ごはん
肉がいいか
魚がいいか
選べるみたいー
どっちにするー??」
みんな
「え?まじ??
おれら自分の
部屋おらんから
選べないんちゃうん??」
塩田
「ドンマイ♪笑
俺は肉にしようかなー♪」
タケシ
「魚でー」
シャア
「魚でー」
塩田
「すみません
おまたせしました♪
肉1人の
魚2人でお願いします♪
塩田が肉ですー♪」
電話の主(クラス女子)
「そんなん
あるわけないやん!!爆笑
ガチャ!
ツーツーツー」
………………。
塩田
「………はめられた笑
内線使ってきよった…笑
なんか仕返しせな笑
くそーーーーー笑」
どうやら
部屋の内線電話が
旅のしおりに記載されている
部屋番号を打てば
つながるようだった。
僕はふむふむ
なるほどなって
思った。
内線電話が
使えるってことは
消灯時間が来ても
自分の携帯で
メールすることも含めて
他の部屋と連絡を
取れるんだ♪
当時は
LINEもまだなかったしね。
で
しばらくして
とうとう消灯時間が
来てしまったので
それぞれが
自分の部屋に戻って行った。
だがしかし!!
ここからが
青春の1ページ。
あるあるだけれど
先生の目を盗んで
他の部屋に潜り込み
夜通し遊ぶという
ミッションが
至る所でクラスごとに
行われる…
先生が
周回に回ってくるたびに
寝たふりとかするやつね?笑
僕らのクラスは
割と賢いクラスだったので
初動は遅くしようと
決めていた。
途中ほかのクラスの生徒は
すぐさま捕まって
強制連行されていた。。。
旅の疲れからか
既に寝てしまう
クラスメイトもいたけれど
最終的に
連絡を取り合って
我がクラスは
僕らの部屋に集まることになった。
もちろん
先生に怒られるようなことを
したくないメンバーもいたので
より厳選されたメンバー編成になった。
僕らの部屋に来るメンバーは
部屋ごとに
塩田
すーさん
よねしげ
加藤
三輪
だった。
一気に動いては
ばれる可能性が
高くなるので
2回に
分けようとなった…
また次回。
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