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映画#1 『怪物』

誰も悪くないし、誰かにとっては怪物になり得る。そういうものだってちゃんとわかっていたいけど、じゃあどうすればよかったのかって、各登場人物になり切っても見えてこない。


目の前にいる怪物も、見方によっては怪物ではない。
それは俯瞰的に考えると救いではあるのだが、当事者にとっては目の前に起こることが全てだし、仮に怪物ではないと信じたとしても、選択の余地がないことが辛い。
結局地獄である。


でも俯瞰しないことには始まらない。
経過は胸糞悪く苦しいだろうが、みんな揃って想像力と受け入れる準備ができればいいのに、と思う。

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