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無事に出産、退院。育児中。

先日の日記から期間が空いてしまいました。
翌日の帝王切開では昼間の暖かい陽気の中、新館の白い壁紙が眩しい手術室に運ばれ、麻酔科の先生方と挨拶し、テレビで見た様な器具であちこち体を固定され背中から麻酔を入れました。
なかなか効かずブスブス何度も刺され痛かったが、その後無事に麻酔も効き、お腹を切られ無事に赤子を出産しました。オギャーという鳴き声を聞き、まずは泣く事が出来た赤子にほっとしました。
その後30分ほどお腹をいじられ…(主治医と担当医があれだこれだ言いつつお腹を押し込んでいたのを眺めていた…のは今でも記憶にありシュールである)無事に手術は完了!その日はあちこち点滴の管と尿道カテーテルを入れられ仰向けの状態から全く動けずひたすら寝て1日が終わりました。
翌日も起き上がるのが痛い、横向きも激痛で動けず。何をしても痛い中、昼頃から3部粥の昼食です。とにかく身体が痛い!お腹のあちこちが痛い!その日も大体寝て過ごし、カテーテルを抜き、3日後には点滴の管を外しました。

聞いてないよーー!!ということばかり。
とにかくお腹がいじられ内臓を詰め直されたかの様な違和感と痛み。右も左も下も痛い。体を左右に寝っ転がるのも痛い。外の傷の痛みは覚悟していたが、内臓がここまで痛いとは。毎日腹痛で湯たんぽ?を助産師さんから借りてました。(アロマの香り付きのティシュ貰ってどれだけ心の癒しになったか…!)

母子同室を2日目から始めましたが、夜の時間も共に過ごし始めたら腹痛と3時間おきの授乳に心が病みかけた。その後お腹の痛みは良くなっていったが、身体が辛い時に精神的に追われると精神がボロボロになるので無理はしない方が良い。

睡眠時間を長く寝れないという経験は赤子を持たない方には到底理解できないだろう。私も赤子を持たなかったら細切れ睡眠は言葉では認知していても実感するとこんなに大変だとは思わなかった。退院後の2週間は夜中頭痛と疲れが取れず午前中一杯寝ていた。寝る前の頭痛対策の冷えピタは今でも欠かせない。

出産前に病院での夜中2時のトイレに起きるのがやや怖かったが(むしろトイレは明るく部屋が暗いので寒気などは部屋の方が時々感じだが)赤子に起こされる様になったら2時だろうが丑三つ時だろうが、頻尿と授乳タイムに追われたとえ霊と出会ったとしても、それどころじゃねーー!という精神状態だった。
生きる者の方が強い。

魔の3時間授乳
赤子はミルク貰えないと貰えるまで延々と泣き続けるため、絶対にミルクが欠かせない。ぐずったらぐずる原因を取り除かねばならない。ミルク飲ませても寝ない時は寝ないし起きてるとそのうちすぐ泣く。結局寝ている時間が唯一の休息時間だが、家事やら片付けやらやっていてもミルクをあげて寝かせても長くて2時間半、短いと1時間で起きるので細切れの睡眠、細切れの空き時間になってしまう。朝昼晩ご飯の支度などが到底間に合わない。食事中に泣かれ洗物も中途半端。練習絵もスケッチも長く時間が取れない為、お休みせざるを得ない状態である。
これが本当の恐怖の3時間サイクルである(3時間どころか大体2時間で泣くのももはやデフォルトである) それも知識で知っているのと実際に経験するのと大きく印象が異なる。ここまで時間が無いなんて聞いてないよー!

産前・産後のマイナートラブル
産前のマイナートラブルは痛い程経験したが(足のむくみ、右手の痺れ、高血圧、むくみによる体重増加など)産後は子宮縮小による腹痛も退院後は続き今だに腹痛があるので早く歩けないし骨盤が開いているせいか違和感があるしお腹もガッツリ出ている。ヨタヨタ歩くのでこれずっとこのままだったら…と考えると恐ろしい。人により抜け毛やしみ(私も黒くて大きいシミが出来てしまった)が増えるのと気のせいか白髪も… 地味に辛い。

結論:赤子を産んで育てるのは本当に大変。

母体もかなり傷つくし子供を産む選択しなかったらここまで辛い思いしなかったよなぁと考えてしまう。
ただ、赤ちゃんの可愛さを理解できる様になった事や食生活の大幅な見直しなどを危機迫って考えるきっかけになったのはかなり大きい財産である。
(そもそも子供は時期限定のかけがえの無い存在でもある)

まだ子育てはスタートしたばかり。

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