正直、厳しい…

落ち着いたと思ってたけど、全然落ち着けていなかった。

病院からの連絡を受けて家を出たものの、
バスがすぐに来そうになくて…
近くのコンビニでお金下ろして、
隣りのタクシー会社で配車頼んだんだった。

で、
タクシーで病院に向かい
受付で部屋の場所を確認する。

面会者証を受け取り、救急対応の病棟へと案内される。

担当の先生が迎えて下さり
別室で状況を説明して下さった後、
病室に案内される。

人工呼吸器で何とか生きているダンナ氏を目の当たりにし
動揺MAXで、話など入ってこない。

涙が枯れ果てたって歌に出てきたりするけれど。
涙は案外枯れないなと思うくらい、
どばどば涙が吹き出している。

医療ドラマばりに

起きてよぉ.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
ひとりにしないでよぉ!!
苦しかったよね、痛かったかな.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
そばにいてあげられなくてごめんねぇ.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
無理させちゃってごめんねぇ.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.

ギャン泣きしながら手を握り、体を揺する。

別室でCT画像を観たが
脳幹出血で脳室に血が流れ込んでいると説明された。

丁度脳のど真ん中がピンポン玉レベルで出血しており。
私が来院した時点では、
搬送時のそれから更に円周は広がっていた。

現状、意識の回復は難しく、
今は微かに自発呼吸もあるが
ダメージが進めば心臓が持つかどうかの話になってくるので…

要するに、生命維持も難しい、という事だ。

何でこんな事に…

今はまだ息をしてくれている。
でも、2、3日どうか…

意識が戻れば手術するかどうかの検討もできるが、
現状は体力的にも難しいらしい。

やはり、現実的な事を伝えなければいけない。

急な事で受け入れ難いとは思いますが…と、
泣きじゃくる私に先生が話を切り出す。

できるだけの事をさせて頂きますが、
万が一、人工呼吸器でも維持できなくなってしまった場合は
心臓マッサージなど延命治療も可能です。

ただ、もう苦しませたくないと、それらの処置は不要と仰るご家族様もいらっしゃいます。

今すぐには判断しかねると思いますが…

これから私は、
どうしたらよいと言うのか…




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ぽりん
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