9/3(火)ISM製造業景気指数を予測してみる
✅ISM市場予想
🔴市場予想:47.5
✅ISM予想に役立つ指標
🔴台湾輸出受注(前年比)
前回値よりも上昇。
台湾輸出受注では、上振れ予想である。
🔴地区連銀PMI
各地区連銀PMIが出揃いました。
<単回帰分析>
2001年頃からの値を元に、各地区連銀指数からISM予測値を単回帰分析で算出したところ、以下のようになりました。
それぞれの単回帰分析の平均値をん見ると、上振れ予想です。
市場予想:47.5
NY:50.3
ダラス:51.1
フィラデルフィア:48.9
シカゴ:48.2
リッチモンド:46.2
カンザスシティ:49.8
6地区平均:49.09
<重回帰分析>
続いて、TREND関数を使用して2004年以降のデータを用いて重回帰分析を行い、ISM予測値を算出したところ、予測値:47.3と出ました。
市場予想と比較すると、だいたい同じくらいの予測値となりました。
市場予想:47.5
予測値:47.3
総じて、地区連銀PMIからの回帰分析から市場予想よりやや上振れかなという感触です。
🔴銅金レシオ
2014年以降のISM指数と銅金レシオ(月末値)を比較したデータでは、やや下落していますが、横這いという感じです。
銅金レシオからISMを予測するなら、横這いかなという感触です。
22年1月からの銅金レシオは以下の通り、7月はゴールドの上昇により銅金レシオは大きく下落しましたが、8月は横這いです。
7月以降のゴールド(下)と銅価格(上)です。
7月は銅の下落とゴールドの上昇が目立ちますが、8月ではゴールドはやや上昇、銅は横這いです。
🔴米国PMI製造業購買担当者指数
Markitが出している8/22PMIの結果は市場予想を下振れました。https://jp.investing.com/economic-calendar/manufacturing-pmi-829
✅まとめ
次回ISM指数の発表は9/3予定で、市場予想は47.5です。
基準となる50を割ってきており、米国経済全体は下落基調ではあります。
https://jp.investing.com/economic-calendar/ism-manufacturing-pmi-173
<参考指標>
台湾輸出受注(前年比)からはISM上振れ予想です。
各地区連銀PMIの単回帰分析の平均値では、上振れ予想。重回帰分析では横這い予想です。
銅金レシオから横這い予想です。
市場予想では、前回値よりも改善が見込まれており、参考指標でも前回よりも改善が見込まれる点で一致しています。
もし市場予想が前回より横這いあたりなら、その分子市場予想とギャップがあるので、値幅が出るのすが、今回は目線が同じなので、美味しくなそうな気がします。。。
もし指標トレードするなら、上振れにベットして米ドル買いという個人的な考えでした。