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初めての海外旅行はニューヨーク一人旅 Vol.4

2012年、31歳、初めての海外旅行、全て個人手配の5泊7日の一人旅行。
今回はニューヨーク到着初日のことを書き記していきます。

ジョン・F・ケネディ空港から、読み込んだ旅のマニュアル(地球の歩き方)通りに、ジャマイカ駅を経由して地下鉄に乗り込みマンハッタンへ向かいます。

地下鉄Eラインの乗車は40分程度。
今ほどGoogleMapが頼りにならない当時の私は、地球の歩き方を開いて何度も間違った電車に乗っていないか確認、目的の駅まであと15駅・14駅・・・という早すぎるカウントダウン、暴力的な冷房に耐えきれずにバックパックからウィンドブレーカーを引っ張り出したりと、そわそわしていたらあっという間に感じられました。

降りたのは5Av/53stという、5番街・53丁目の駅。
地上への階段を上がると、念願のマンハッタンの街並みが現れました。

地下鉄駅から地上に出た時の景色

私以外の方には何の変哲も面白味もない写真なのですが、私にとっては”人生でやりたいことリスト”の一つ、「ニューヨークに行きたい」が達成された瞬間です。

時刻は夕方の16時過ぎ。そこは特段有名な建築や観光スポットがあるわけではないのですが、当時の私にとっては「ニューヨークって本当に来れるんだ・・・」という思いがいっぱいで、しばらく立ち止まってしまいました。

今でも、このマンハッタンでの1枚目の画像を見ると、当時のワクワクが蘇ってきます。

地下鉄駅の53丁目から、46丁目(数字が大きいと北、小さいと南)にあるアパートメントホテルへは、そのまま徒歩で向かい、チェックイン。
初めての海外、日本人スタッフの対応は心強かったです。
共同のキッチンやトイレ、シャワールームを一通り説明を受けた後は、休む間もなく街歩き用のバッグに貴重品を移し替え、ニューヨークの街に繰り出します。

無事に辿り着き、文字通り重い荷物を下ろして達成感に満ち溢れた後は、もうこの時間を楽しむだけです。

まず向かった先は、23丁目にあるマディソン・スクエア・パーク。
ニューヨークに来たら、最初に食べると決めていたSHAKE SHACK(シェイクシャック)のハンバーガー。 その1号店が、この公園の中にあります。
※シェイクシャックの日本上陸は、この時から3年後の2015年の出来事です。

46丁目のホテルから23丁目のマディソン・スクエアまでは、賑やかな5番街(5th Ave.)をずっと南下するのみ。
そしてその途中には40丁目にニューヨーク公共図書館、34丁目にはエンパイア・ステート・ビル、29丁目にはエースホテル・・・行きたかった場所が次々と現れます。もうそれだけで楽しい。

ニューヨーク公共図書館
公園(マディソン・スクエア・パーク)の中にあるシェイクシャック1号店

また、近くの通りは歩行者天国となっており、マリメッコのパラソルで彩られたスペースの周りにキッチンカーやテントが並び、街の賑わいがいっそう気持ちを弾ませました。

マリメッコのパラソルと、テントの下にストリートフードが並ぶ

旅行中はたくさんの写真を撮るのですが、後から見返すと、いかにもな観光スポットや景色、建物の写真よりも、何の気も無しにシャッターを押したスナップショットの方がずっと当時の気持ちを思い出させてもらえるものですね。


達成感と高揚感、非日常感で満ち溢れた中でのシャックバーガーとビールを満喫した後は、来た道を少し戻り、エンパイア・ステート・ビルに向かいます。

キングコングが登ったビル、かつて世界一の高さを誇ったビルとして有名なエンパイア・ステート・ビルでは、シティ・パス(有名どころの観光スポットへの入場券などがお得にセットになったパッケージ)を利用し、86階の展望台へ登ります。
天候も良く、ちょうど夕暮れ〜夜景に移り変わる時間帯で、とても素敵な時間の流れを味わうことができました。
またしても、「本当にニューヨークに来てしまった」と実感できる時間です。
1929年に建てられたこのビルの展望台に行く道中には、当時の建築の様子など所々に歴史を感じさせる演出があり、いっそう気分を盛り上げてくれます。
(展望台からの綺麗な眺めはいくらでもネットで見れますので割愛します)

展望台に登り終えた後、地上から見たエンパイア・ステート・ビル

地上に降りると、日暮れが間も無くといった雰囲気。

展望台から眺めたマンハッタンの中で、際立って地上から光を放っていた一角がありました。
次の目的地、タイムズスクエアです。

続きます。


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