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フライドポテトに使われるじゃがいも

じゃがいもって品種がいーっぱいあるんですよね!
私は、フライドポテトのことを調べるまではそんなにたくさんの品種があると知らず、品種なんて意識さえしたこともなかったのですが、調べれば調べるほどに、フライドポテトに向いてる品種、ポテトチップスに向いてる品種、煮物に向いてる品種とか色々あることがわかりました!

 日本で売られているフライドポテト用の冷凍ポテトは、
●ラセットバーバンク(アメリカ、カナダ産など)
●ビンチェ(ベルギー、フランス、オランダ産など)
●男爵など(北海道産など)
が使われていることが多く、飲食店で出されているものはほとんどこれらの冷凍ポテトが使われています。

ラセット・バーバンク

アメリカの古い品種で大きく育つためフライドポテトに向き、日本へも加工品が多く輸出され、冷凍ポテトやファーストフードのポテトに広く使われています。アイダホのじゃがいもの9割はこのラセット種。日本でも栽培が試みられたことがあるが上手く育たなかったそうです。すごく大きいじゃがいもで、マクドナルドのポテトで時々すごく長いのとかありますよね。あれくらい大きいです。

ビンチェ

日本の「男爵」に相当する、オランダで古く育成された「ビンチェ」。品質のよいフレンチフライができることが発見されてからフランスやベルギーに急速に普及。目が浅いので皮が剝きやすく、調理中に煮崩れしない。




っていうことで、フライドポテトには、
冷凍ポテトが一番おススメ!!

 ちなみに、病害虫の発生している国(ヨーロッパ州、アメリカ、カナダ、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、インド等)からは生のじゃがいもの輸入は禁止されているので、これらのじゃがいもを生で日本で買うのは難しいです。


もし、生の「じゃがいも」からフライドポテトを作りたい場合、日本で手に入る品種でフライドポテトに比較的オススメな品種は、こんなのがあります!

男爵

元はイギリス原産のじゃがいもが明治時代に日本に持ち込まれたもの。デンプンが多くほくほくした食感が得られるが、煮崩れしやすく、粉吹き芋やマッシュポテト、コロッケなど潰してから使う料理に適している。フライドポテトにする場合は太めがおススメ。

メークイン

元はイギリス原産のじゃがいもが大正時代に日本に持ち込まれたもの。男爵よりも水分が多く煮崩れしにくいので、カレーやシチュー、肉じゃがなど、煮て調理する料理に適している。フライドポテトにする場合は細めがおススメ。個人的には国産じゃがいもでフライドポテトを作るなら、男爵よりもメークインで作る細めのがカリカリになって好きです。

シャドークイーン

インパクトのある濃い紫色のシャドークイーン。この紫色はお肌の調整やサラサラ血液に良いと言われる栄養素「アントシアニン」。その含まれる量は、ブドウや紫芋よりも多い。揚げる、蒸す、煮る、焼くなど、どんな調理にも合う。煮崩れが少ないのでシチュー等にも。また、皮がとても薄く、調理しやすい品種。見た目とは違い、意外とさっぱりとした味。

インカのめざめ

小粒系の品種で、黄色味の強い品種。中の果肉が、味わい深い甘みと栗やさつまいものような風味と鮮やかな濃い黄色、滑らかな舌触りの食感で、煮崩れが少ないので煮物に適し、カレーやシチューに美味しく使えます。また、ポテトチップスやフライドポテトにも適した品種です。独特の風味ある甘みがお菓子等のスイーツにもとても良く合います。

北あかり

「男爵いも」にも負けないほくほく感!別名「栗じゃが」とも呼ばれる甘みを持つ品種。火が通りやすく、煮崩れしやすいので、短時間での調理に向いている。フライドポテトにするなら皮付きナチュラルで太めがおススメ。

ノーザンルビー

きれいなピンク色のノーザンルビー。栄養素の「アントシアニン」がたっぷり含まれています。やや粘り気のある食感と、控えめの甘さでさっぱりとした味。煮崩れしやすいので、コロッケ等の崩して使う料理に向いています。

トヨシロ

加工品向けの品種。加工を目的とする品種としては日本で初めての品種で、油による加工品に適していることから主にポテトチップスに加工されています。カルビーの「じゃがりこ」や「Jagabee」などのスナック菓子原料としても使われている。

インカのひとみ

赤い皮に黄色のまだらな模様が特徴。控えめなほのかな甘みと、やや粘りのある滑らかな食感をもった品種で、濃い黄色の身は濃厚な味わいとホクホク感が楽しめる美味しさ。また、低温貯蔵をすると甘みが増します。煮崩れも少なく、鮮やかな黄色もそのまま。茹でてシンプルな味付けもおススメ。

こがね丸

あっさりのシンプルな味わいとホクホク感が特徴。芽が出にくく、保存性に優れた品種。きれいな丸形で芽の部分のデコボコも浅いので調理しやすく、揚げる、蒸す、煮る、焼くなど、どんな調理にも合う。煮崩れが少ないので、シチュー等の煮物系や、油との相性が良いのでフライ等にも適しています。フライドポテト用に開発された品種と言われている。

北海コガネ

良質多収の食用品種の育成を目標に、加工食品用品種「トヨシロ」を母、いもが長く還元糖含量が少ない「北海51号」を父として交配。北海道で育成された初めての黄肉のフレンチフライ用品種で、やや粘質で舌触り滑らかです。煮崩れは「メークイン」より少ない。味はクセの少ない味です。水っぽさはなく、煮物やサラダに幅広く使えます。

マチルダ

スウェーデン生まれの品種。小粒でも品質が優れている事から、それまでサラダやホールポテトには味が劣る小粒芋などが使われていたところに、このマチルダが美味しい小粒芋として供給されるようになりました。フライドポテトとしては丸ごと、もしくは太めがおススメ。

サッシー

フランス生まれの、ポテトチップスに加工する用に改良された品種。見た目は、日本のジャガイモ品種である男爵に似ていますが、表面の皮の色が男爵よりもやや薄く、黄色味が強いのが特徴。皮が二重になっているように厚いので、皮のまま調理して食べるのには、あまり向きません。油との相性がとても良く、肉質もやや粉質なので、フライドポテトなどにすれば、表面はカリカリ、中はほくほくの食感を楽しめます。




いろいろあって迷っちゃうね(*´ω`)

ただ、一から作ると結構手間かかるし、
揚げ方に少しコツが必要^^(二度揚げ絶対!)

 以前、食べ比べイベントを開催したのですが、みんなで食べ比べすると楽しいし美味しかったです(^^)

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