楽曲「奇跡の集合体」について。
この曲は、コロナ禍で大変な状況に陥ってしまったライブハウス「神保町試聴室」を救おう!というプロジェクトのために立ち上げられ2020年5月25日にリリースされた「神保町試聴室ドネーション・オムニバスCD」STAY OPEN〜潰れないで 不滅の試聴室に捧ぐ名曲集〜 のために書き下ろした曲です。
実は「神保町試聴室」さんには1度しか出たことがないのですが、その際は大変よくしていただきお世話になった思い出です。アットホームな雰囲気のナチュラルな温かいライブハウス。
2020年4月~5月は、なんだか多くの人が一番悲観的になっていた時期であり、「大変」の始まりだった時期かなぁ…と思います。その後、潰れてしまったライブハウスもたくさんありましたよね…。私も何もできなくなる不安でいっぱいでした。
それに反して、この世界中で起きたパンデミックで、世界中の人がそれぞれ一丸となってコロナと闘おうとしているようにも感じられました(アンチもいるけど)
だから、こんな状況でも試行錯誤することで、私たち人間はこの状況をきっと乗り越えられると思いました。
そんなコロナ禍で、当たり前の毎日のありがたさを感じつつ、神保町試聴室のことを想いながら、自分たちの居場所(ライブハウス)を失くしてはいけない!自分たちで守っていかなくては!例え、リモートで離れていても、一人一人の力は小さくても、心が繋がっていれば何かしらできるはず!そんな強い気持ちを込めて作ったのがこの曲でした。
曲の完成イメージがなんとなくあったためか、作り始めてからあっという間に完成したので、素直に自分の想いがそのまま表現できた曲なんじゃないかと思っています。
また、普段はエレクトロポップ、テクノポップな、よりピコピコした曲を作る私ですが、神保町試聴室さんでまた演奏できる日を夢見て、その雰囲気に合わせた、バンド演奏もできそうなサウンドに仕上げました。
(実際に1年後の2021年5月、別会場ではありますが、音楽仲間の協力を得て、念願のバンド演奏でLive披露することができました)
ちなみに「あの星」のケプラー186fは、地球に近いサイズの、地球によく似た惑星と言われている実存する星です。地球から500光年離れている太陽系外惑星。曲制作している時にちょうどこの星に関するニュース記事を目にしていました。
そんな遠く離れた地球に似た星でも、もしかしたら生命体がいて、同じようなことが起きていたりして?!なんて妄想もしながら、この広大な宇宙の中で起きている様々なことを想像していたら、あまりに小っぽけな地球や自分たちでありながらも、秘めた可能性がきっとあるはずから「ただただ目の前のできることをして、楽しもう。」と、むしろ落ち着いた気持ちで前に進もうと思わせてくれた曲でもあります。(自分で作っておいてなんですが)
だって、地球って、もう46億年も生きてるんですよ?
人類も、初めて誕生してから700万年も絶滅の危機に瀕しながら存続してるんだって(今のヒトと変わらない人類は180万年前らしいです)その間に色々なことがあったんだろうに。そういう壮絶な逆行こそが人類を進化させたとか。
この作品を発表したら、想定外に「この歌詞好き」と言ってくれる方が多かったのがとても嬉しかった^^
今回のMVはかなりスペイシーな、サイバーな雰囲気に仕上げていただきましたが、私の楽曲制作の意図や、曲ができた過程も踏まえてストーリーから組み立てて作っていただきました。
その辺も、想像しながら見てもらえたら嬉しいなと思っています☆彡
歌詞:
奇跡の集合体
当たり前の 毎日は
奇跡の 集合体
未来が どんなか なんて
誰にも 未知数
僕らの居場所は どこへ?
想像を超える 想定外
僕らの居場所は どこへ?
想像を超える 可能性 秘め
手を伸ばし上げ 歌おう
僕らの場所 SAVE IT
手を伸ばし上げ 歌おう
僕らの夢 DRAW IT
ケプラー186f(あの星) 眺めながら
夢を語ろうよ
たまには休んで また
のんびり行こうよ
僕らは生きるんだ ね!?
僕らの手で この世界を
僕らを満たすのは… そう
僕らの手で 守るんだ ほら
手を伸ばし上げ 歌おう
僕らの場所 SAVE IT
手を伸ばし上げ 歌おう
僕らの夢 DRAW IT
1人じゃ 何もできないけれど
僕らは 仲間だから
離れていても
いつも 世界は一つ
僕らは生きる
ずっと ずっと
僕らは活きる
もっと もっと
サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡