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Anker Soundcore Liberty 4からSONY WF-1000XM5に乗り換えた個人的な感想

乗り換えの背景

Anker Soundcore Liberty 4も悪くはなかったのですが、WF-1000XM5に乗り換えた理由には以下のような背景があります。

  • ノイズキャンセリング性能に物足りなさを感じていた
    在宅ワークが増えたことで、子どもの声や車の音が気になる場面が増えました。Liberty 4のノイズキャンセリングでは、これらの音が遮断しきれず集中力が削がれることが多かったため、より強力なノイズキャンセリングを求めていました。

  • ハイレゾ音源への興味
    高音質なハイレゾ音源にも興味が出てきたため、WF-1000XM5へのアップグレードを検討しました。とはいえ現在はiPhoneユーザーで、ハイレゾ音源の再生環境が整っているわけではありませんが、将来的には対応できる選択肢としてWF-1000XM5を選びました。

再生環境

  • iPhone 15 Proを使用

  • WF-1000XM5のイヤーピースはL(付属するイヤーピースでは最大サイズ)を使用

探していたイヤホン像

  • ノイキャンが強い

  • 音質が良い

  • 装着感が良い

  • イヤホンのみのバッテリー持続時間が長い

    • 寝ホンとして使用する場合に、バッテリー低下時の通知音で起こされることを避けるため

Liberty 4との比較

ノイズキャンセリング

WF-1000XM5の圧勝
全体的なノイズ削減もWF-1000XM5のほうが高性能ですが、特に会話音やキーボードのタイピング音など中音から高音のノイズに関してはかなり削減されている印象でした。ただし、効果を最大限発揮するにはイヤホンが耳にしっかりフィットしていることが条件で、大きめのイヤーピースで耳栓のように押し込むと、さらに効果が感じられました。

音の解像感

WF-1000XM5の勝ち
最初にWF-1000XM5を聴いた際は特に感動はなかったものの、Liberty 4に戻して聴いてみると違いが明らかでした。WF-1000XM5のほうがより深みのある音を表現できていると感じます。

音作り

引き分け
WF-1000XM5の音は最初、少し平坦な印象もありましたが、これはイコライザで調整が可能です。一方、Liberty 4のイコライザ設定は、細かい調整ができる点で利便性が高く、個人の好みに合わせやすいのが魅力です。音のカスタマイズに関しては、どちらも一長一短であり、引き分けと感じました。

取り出しやすさ

Liberty 4の勝ち
ケースからの取り出しやすさに関してはLiberty 4が良かったです。WF-1000XM5のケースについては「取り出しにくい」というレビューもありますが、個人的にはそこまで気になりませんでした(取り出しやすくはないですが)。

つけやすさ

Liberty 4の勝ち
耳へのつけやすさに関しては、Liberty 4のほうが良かったです。WF-1000XM5は耳栓のように耳にギュッと押し込む必要があり、Liberty 4のように手軽にスッと装着できない点が少し手間に感じました。

つけ心地

WF-1000XM5の勝ち
長時間装着した際のつけ心地は、WF-1000XM5のほうが良いと感じました。Liberty 4は時間が経つと耳に異物感が強くなり、1時間ほどで一度外したくなることが多かったです。一方でWF-1000XM5は長時間装着していても快適さが続く印象でした。

外音取り込み

WF-1000XM5の勝ち
AirPods Pro2ほどではないですが、装着したまま生活してもほぼ違和感がないレベルで自然でした。

寝ホンとして

Liberty 4の勝ち
WF-1000XM5は耳に押し込む必要があり、横向きで寝ると耳への圧迫感が感じられることがあります。Liberty 4も完全に圧迫感がないわけではありませんが、WF-1000XM5よりも寝ながら装着するのには適していると感じました。バッテリーについては、どちらも寝る直前までケースで充電していれば起床時間まで(7時間程度)は持ちました(音楽再生自体は30分で停止)。

他の選択肢

同価格帯でノイキャン性能が高いものとしてBose QuietComfort Ultra Earbudsがあり、かなり迷ったのですが、最終的にそれにしなかった理由としてレビューなどで以下の点が気になったからです。

  • 初期不良や接続不良が多い(らしい)

  • ワイヤレス充電ができない(別売りケースが必要)

  • イヤホンのみのバッテリー持続時間がほかと比べて短い

高い買い物であるため、初期不良や接続不良などが起こった場合のことを考えると、性能差はそこまでないと考えWF-1000XM5を買ったほうが安牌かなと思いました。

まとめ

総じて以下の点からWF-1000XM5に乗り換えて良かったと思っています。

  • Liberty 4と比べて、ノイズキャンセリング性能が大幅に向上

  • Liberty 4と比べて、音質が大幅に向上

ただし、つけやすさに関しては、Liberty 4のほうが良かったと感じました。WF-1000XM5は耳にしっかり押し込む必要があり、その点が少し手間に感じることもあります。装着感に関しては Bose QuietComfort Ultra Earbuds のほうが良さそうなので、初期不良や接続不良、バッテリー持続時間に関する改良版が出たら乗り換えたい・・・・!
(Bose QuietComfort Earbuds第2世代はノイキャン最強ではないようなので、比較的安価かつバッテリー持続時間は長いものの選択肢には入りませんでした。)


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