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グレン・グールドについて

1.グレン・グールドについて


ピアニスト・音楽家(グレン・グールド)

グレン・ハーバート・グールド(Glenn Herbert Gould, 1932年9月25日 - 1982年10月4日、享年50歳)は、カナダのピアニスト、作曲家。

・グールドの経歴
グレン・グールドは幼いころより才能を発揮する。1946年5月、14歳でトロント交響楽団と共演しベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」で正式デビューし、同年10月、トロントの王立音楽院を最年少で最優秀の成績で卒業。その後、1947年に初リサイタルを行って国内での高い評価を得た。

デビュー盤としてJ.S.Bachの「ゴルトベルク変奏曲」を1955年に録音。1956年に初のアルバムとして発表されるや、その斬新な解釈により世界に衝撃を与える。

かねてより、演奏の一回性へ疑問を呈し、演奏者と聴衆の平等な関係に志向して、演奏会からの引退を宣言していたグールドは、1964年3月28日のシカゴ・リサイタルを最後にコンサート活動からは一切手を引いた。これ以降、没年までレコード録音及びラジオ、テレビなどの放送媒体のみを音楽活動の場とする

1982年9月27日、脳卒中によりトロント総合病院に緊急入院。この後、容態は急速に悪化。10月4日、父親の判断により延命措置の停止が決断され、同日死亡。

2.グールドの魅力


驚異的な集中力により、作曲家が意図していなかったような構造まで浮かび上がらせることができるピアニスト、音楽家である。

ノン・レガート奏法(音楽を滑らかに弾かない、流れが生まれにくい反面各声部が明瞭になる)を特徴とする。一般的に、そのような演奏は流れが感じられにくくなりがちであるが、彼の演奏からは流れも感じられる。その他、乾いた音像、録音では近い音像などと言われています。

左利きらしいです。だからか分かりませんが、左手が伴奏という感じではなく、全ての音が同質に聴こえます。響きというものより、音楽の構造を重視したのでしょうか。

それと彼はコンサート活動を早々に辞めたり、作曲家についても好き嫌いがあったりしますが、まず試した上で判断しているのが凄いなと思います。先入観ではなくしっかりと学んで、試してから判断しています。


3.評価の高い録音


評価の高い録音。1回目と2回目のゴルトベルク変奏曲をはじめとしたJ.S.Bachの作品やブラームスの間奏曲集の評価が高いです。

素晴らしい音楽家なので、録音や動画で聴いてみてください。

以上です。