「む」一文字日記~57日目~
今回の一文字
「む」
無意識のうちに人を傷つけたり、逆に傷つけられたりすることがありますね。
昨日は後者でした。
人が聞いても分からないような些細な事なのですが、「むっ」としてしまって心がずっとザワザワしています。些細なことで「むっ」としてしまう自分にも自己嫌悪です。
会う度に素晴らしい笑顔で全く悪気もなく意気揚々と私の心にグサグサする言葉を下さる方がいます。
昨日はその方の持つギャラリーに4月から預けていた2点の絵を回収しに行きました。そしてグサグサされて帰ってきました。
4月に傷つけられた分もまだ癒えてないのに傷口に塩をすり込まれた気分です。おかげ様で今日もぐったりしています。
相手に悪気がないのがわかっているので余計に辛い
私が自分で気に入っているドラゴンと猫の絵があるのですが4月に絵をお見せしたその瞬間に絵から連想して「ドラゴンと猫は虹の試練に…」と色々と物語を語って下さいました。
それはそれは素晴らしい物語で「9月に童話のコンクールがあるので応募しましょう」とのことで。「ドラゴンと猫の名前だけ考えて下さい」等々言われ、あれよあれよと彼女の言いなりになってしまいました。
元々「絵本にしたい」と自分で考えていた物語があって絵の裏には物語のさわりだけ書いていたキャプションも貼り付けていたのですが、彼女の素晴らしい童話を聞いていたら何だか自分の作った話を公表するのが恥ずかしくなってしまいました。
昨日その絵を回収に行く時に「物語を描くというのだからあの絵は買ってくれるだろう」と当然のように考えていたのですがそんな様子は全くなく。
「コロナが落ち着いたら誰か買う人がいると思いますよ」と。
彼女に全く悪気はないのですがグサリときました。
てか…え?買わんのに物語だけは書くの?なにそれ??絵に盛り込んだアイデア持ってかんでくれ!
そして帰り際に絵を飾ってくれたお礼だと渡されたポストカード。
「こちらはプロの方が描かれた絵です。プロの方は凄いんですよ。差し上げます。」とこれまた素晴らしい笑顔で。
悪気はないでしょうし普通なら喜ぶ場面なのでしょうが。ここに書いた以外にも沢山のグサグサを頂き、帰り際にトドメを刺された気持ちになりました。この気持ち、伝わるでしょうか?大半の方にとってはなんでもないようなことかもしれません。
そんなこんなで近々海に行って癒されたいと思います。