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「鑼」一文字日記~33日目~

昨日6月23日(火)の一文字

「鑼」

昨日テレビで「どら猫」「のら猫」の違いを紹介していました。

飼い主がいない外猫ちゃん達を「のら猫」
「のら猫」が盗みを働いた瞬間に「どら猫」と呼び名が変わるそうです。

「どら猫」とは飼い主がおらず、人間に対して悪いことをする猫のことだそうで。

同じように「ドラ息子」とは働かずに親のすねをかじりながら遊んで暮らしている怠惰な人物のことを言うようです。

では「ドラ」とは何なのか?

「ドラ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはドラえもんですね。

ドラちゃんの大好物はどら焼きですね。「どら焼きが好きだからドラえもん?」と一瞬思ってしまいそうですが、ドラちゃんはのび太の時代に来て「うまいもんだなぁ!」と生まれて初めてどら焼きを食べるのです。どら焼きを食べる前から既に「ドラえもん」と名乗っています。

盗みを働く「どら猫」や親のすねをかじる「ドラ息子」。「ドラ」についてもう悪いイメージしか持てません。

ドラちゃんは盗みを働き親のすねをかじる悪い男なのでしょうか。ドラちゃんの名誉挽回の為にここで問題の「ドラ」について調べてみましょう。

「ドラ」とは

・名詞の上に付いて接頭語的に用いる。
・品行のおさまらない、道楽におぼれている、などの意。
・飼い主が定まっていない、の意。

ひどい言われようです。

由来は

・「銅鑼・鑼(どら)を打つ」→「鐘をつく」→「金が尽く」とかけたシャレ。

との事で。これはどう足掻いても良い意味には取れません。これはドラちゃん半べそですね。

ドラちゃんは好きに暮らしているように見えますが24時間体制で無償でのび太のわがままを受け入れます。名前が全てではないのです。この作品の本当のドラ息子はのび太といえます。ドラちゃんの愛のムチで更正して貰うことを祈るばかりです。

ちなみに作者の藤子・F・不二雄さんはドラ猫とこけしの姿を見て「ドラえもん」を思いついたとか。

可愛いからなんでもいいですね。

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