私の10年間。

去る者日々に疎し、とはよく言ったもの、7年も経つとあんなに辛かった自分を忘れそうになっています。

いや、忘れるというより、何か違う様に記憶が書き換えられてる感があるというか…。

だけど、そんな過去の自分を、一時期は「黒歴史」として封印し、抹殺し、忘れてしまおうと思ったことも確か。

何故って「あの時代があったからこそ、今の私がここにいる!」なんて思えないんですもの。

だって、不妊治療なんて辛いもん、誰も経験しなくたっていい治療じゃないのさ!

でもね。それはそうなんですけれどもね。

それをやっちゃうと、治療してた10年間は、その間の私は、無意味に生きていたの?虚無?存在価値していなかったの?…って、自己否定になってしまう。

だから、ある時から、治療期間の私を、まるっきり肯定はせずとも受け入れようと思う様になりました。

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