夫の理解 その1
不妊治療、しいては「子を成すこと」に対して、パートナーの理解があるか。
「子を成す」「子孫を残す」生命として当たり前のようなプロセス理解を相手に求めること。
理解がある方が良いに決まってます!…なのか。ここは難しいところなのである。
不妊治療に対しての理解と、子を成すことに対する理解は、どうやら別物であるようで。
この辺、私は不妊治療セミプロになっていたせいで、分からなくなってしまって。
(「今の時代、色んな生き方があるんですよ。」というところからすれば、人類にとっては逆に確認作業は必要なところであろうけれど、「子供が欲しい」「なかなか赤ちゃんが出来ないから不妊治療がしたい」と思った私にとっては「何でこんなこと、相手に確認しなきゃならないんだろう」とステップアップのたんびに気持ちが沈んでいたものだった。)
最初のステップは「婦人科に行ってくるよ。」これに対してパートナーは大概オーケーするだろう。それは自分に対する、何の侵襲もないから。
でも、「ねえ、貴方も検査を受けてくださいって。」こっから、急に相手の態度が変わってくる。
我が家の夫は「え…今、忙しいんだよね…」
そこから私の「土曜日もやってるから大丈夫」「検体(精子)は私が持って行くから大丈夫」
は、シャットダウンされてしまった。
夫は自分が「違うな」「意見を通したい」と思っても喧嘩にはならない。面倒くさいとばかりに閉店ガラガラ、シャットダウン、貝になってしまうのだ。
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