大人になって高校生バンドを撮影した話
7月のことだった。
「高校生バンドのアー写を撮ってほしい」
知り合いからそういった依頼を受けた
普段イベントのスナップ撮影や物撮りなどがほとんどなのでアー写みたいな依頼は初めてだし、直接ではないものの、高校生からの依頼ということにびっくりした。
依頼者からも直接やり取りしてほしいとのことだったが、そもそも高校生と話す機会なんて殆どなかったので最初の頃は正直緊張した。
実際にバンドメンバーと対面し、まずは彼らがどんなビジュアルを目指しているのかを聞くためにミーティングした。
上がった内容としては、
「グラフィティを背景にしたダークな感じにしてほしい(実際に参考になりそうな写真を見せてくれた)」
「千葉市内にグラフィティが描かれたいい感じのスケートパークがある」
といった感じで盛り上がった。
打ち合わせの最後はお茶を飲みながらゆっくりと解散。
ロケハン
8月に撮影前に予定地でメンバーとスケートパークでロケハンを敢行。
そこで問題が発生した。
スケートパーク場内に入る際に年齢確認され、学生証を持っていないメンバーは入ることができなかった。
(幸い、学生証を持っているメンバーが一人いたため、その子と一緒に回ることになった)
MV撮影などで使われている場所でもあるので、撮影で利用する場合、そのための利用料などが係る施設だ。
しかし今回、高校生バンドということもあり、応援の意味も込めて通常の入場料金のみで利用させていただくことができました。本当にありがとうございます。
さらに、自分もバンドのことを深く理解するためにメンバーがライブする文化祭に行くなどして徹底的に研究した。
体育館の中でのライブで、すさまじい暑さだったが自分が高校生の頃得られることのできなかった青春を感じることができた。
自分が高校生の頃、校則が厳しく文化祭も地味なもので、某アイドルグループが社会現象レベルでブームになっていたので、娯楽もアイドルくらいしかなかったという高校時代を送っていたのでバンドの子たちは僕からしたらとても羨ましかった。(一応他にもソシャゲもあったが)
撮影当日
9月、バンドメンバーと話し合いで決めたダークな雰囲気を作り出すために夕方から撮影
少しでも「エモい」体験をしてほしくて、メンバーに写ルンですを渡して自由にオフショットを撮影をお願いしてみた
さらに古着をつかってスタイリングも行った。
来ていただいたのはenergy closetのサユリさん(@sayuri_closet)
にスタイリングしていただいた
スタイリングも無事済んだので実際に撮影場所のスケートパークにみんなで移動した。
高校生だからこそ本気で挑まなくてはと思い、ストロボ2灯で撮影(後に3灯になった)
1時間くらいいろいろなフォーメーションで撮影し無事に撮影完了
メンバーの子たちもバラしの手伝いをしていただき本当に申し訳ない気分です。
本当にいい思い出になりました!
これからもVACAN’Sのご活躍を応援しています!
VACAN’S(vacans__)
Matsyo Tsubasa (Vo.)
Tsuruoka Kyojiro(Gt.)
Nagayama Kaiji(Gt.)
Uchimura Masaya(Ba.)
Taneya Nonoka(Dr.)
Ito Soa (Manager)
Miwa Sayuri(stylist)
Minase Shunya(Photo)
↓バンドメンバーが写ルンですで撮影した写真(正直自分が撮った写真よりも良かった。。)