コーチングについて語ってみる
IT企業で人事の仕事をしながら、副業でコーチングのプロコーチをしています。また、ノンプロ研(ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会)でGoogle Apps Scriptの勉強をしています。
いつもこの自己紹介でnoteを書き始めているけれど、これまでコーチングについて触れることがなかったので、語ってみたい。
今年は新しいチャレンジが盛り沢山の充実した年で、プロコーチとしての第一歩を踏み出した年でもあった。
今年の振り返りは前回のnoteに書いてます↓
プロコーチになるまでの経緯
コーチングとの出会いは約4年前。
1on1がIT業界でブームになっていて、私の会社でもコーチング研修(1on1研修)を広く実施することになった。
私は当時社員の研修や人材開発を担うグループのマネージャーをしていたので、社員に研修を提供するなら自分自身もある程度は理解できている状態になろうと勉強を始めたことが最初のコーチングとの出会い。
太っ腹な会社で、研修を受けるだけでなくプロコーチのコーチングを受ける機会ももらえた。そのプログラムの中で、自分の感情が心から揺さぶられるようなセッションを経験し、「コーチングってすごい・・・!」と思い、コーチングの可能性に惹かれ、会社の研修だけでは物足りず、個人でコーチングのスクール(コーチ・エィ)に通って勉強した。
1年弱で卒業できる予定だったけれど、当時めちゃくちゃ忙しかったので受講期間を延長しながらなんとか2年間かけてスクールを卒業。
試験を受けて「(一財)認定プロフェッショナルコーチ」の資格を取得し、今年(2021年)からコーチとしての活動を開始した。
なんでコーチングしているのか
自分が過去にプロコーチのセッションを受けて、大事だと分かっているのに目を背けていたことに向き合うようなきっかけができた原体験が大きい。
あの体験を通して、私は少し強くなれたし、少し人に優しくなれた気がする。
コーチングを通じて出会う一人一人のクライアントさんに対しても、セッションを通じて、もっと自分らしい人生・もっと充実した人生を送ってもらえたらと思い、プロコーチとしての活動を始めた。
コーチングを純粋に心から良いものだと思っているので、もっと広めたいし、もっと気軽に受けられるようなものにしていきたい。
1人1人がマイコーチをつけて人生を送っていくような世界が普通になるように、普及活動にも力を入れていきたい。
どんなコーチを目指したいか
クライアントさん以上にクライアントさんの人生に向き合えるようなコーチになりたい。
一人一人のクライアントさんが人生における大小の分岐点で、主体的に意思決定し、人生がより良いものになるようサポートしたい。
クライアントさんがイキイキと過ごせるようになり、クライアントさんの周りの家族や仕事にも良い影響を与えられるようなきっかけの一端を担いたい。
家族にも上司にも友人にもなかなか話すことがない大事なテーマや悩みについて、コーチだからこそ話せる。
そんなコーチになりたいと思っています。
コーチングとは何なのか
コーチングを受けたことがない方のためにコーチングとは何なのか、について解説してみる。
コーチングとは2人で行う対話形式のコミュニケーション。
役割として、1人がコーチ、1人がクライアント。
例えば、野球のコーチで言うと、練習メニューを提供してくれるとか、バッティングフォームを直してくれるとか、そういうイメージがあるかもしれないけれど、コーチングはちょっと違う。
コーチはアドバイスもティーチングもしない。
私がコーチングスクールで習った言葉を借りると、「クライアントと一緒に横に並んで、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなイメージ」。
クライアントさんが持っている大事な人生のテーマについて、一緒に目標を考え、実現に向けて伴走していく。
よく人に話しているときに、口に出してみて「あ、私ってこんなことを考えていたのか」と気づくことがあるけれど、まさにああいう体験がセッションの中で連続で起こってくる。
コーチは、クライアントさんに質問し、クライアントさんの言葉を傾聴し、クライアントさんの表情を観察し、とにかくクライアントさんの思考を深めていくことに注力する。
ときには目標の実現に向けて、提案やリクエストを行うし、クライアントさんにとって耳の痛いことであってもフィードバックすることもある。
コーチは100%クライアントさんの味方なので、クライアントさんの言ったことを評価したり否定したりはしない。
継続することで威力を発揮する
コーチングは1回受けただけでも、モヤモヤしていたことが晴れたり、思考が整理されたり、気持ちがある程度すっきりする体験はできる。
ただ、コーチングの威力は継続することで超絶に増していく。
継続することで超絶に増していく。
大事なことなので2回言いました。
相性の良いコーチを見つけることができて、セッションを継続していくと「神回」と呼べるようなセッションが出てくる。
経験豊富なプロコーチといえども、毎回「神回」を提供できるわけではない。
セッションはクライアントさんと一緒に作っていくので、クライアントさんとの信頼関係が強固に構築され、クライアントさんの内面に共に向き合い続け、本当に大事な人生のテーマについて、深く深く掘っていったときに「神回」が出現する。
ごくまれに初回から「神回」が出てくることもあるかもしれないけれど、たぶんレアケース。
「神回」は人生の見え方が根底から覆るような、パラダイムシフトとも呼べるようなそんな体験。人生の景色が大きく変わるそんな瞬間。
コーチングで扱えるテーマ
「現状を変えたい」「もっと人生を良くしたい」「自分らしいキャリアを築きたい」「自分が生きていく軸を見つけたい」「人間関係をもっと良好にしたい」「もっと仕事で成果を上げたい」「もっと子育てをうまくやりたい」
コーチングは扱えるテーマが広いので、基本的にはどんな内容でもOK。
ただ、上述したようにコーチはアドバイスやティーチングはしないので、「具体的なアドバイスがほしい」「自分は何も変えるつもりないけれど、誰かに何とかしてほしい」というようなニーズの場合は、コーチングでは解決しないので、別の手段をおすすめします。
どうやってコーチを見つければいいのか
いざコーチングを受けたいと思ったときに、良いコーチを見つけるのは結構難しい。
知り合いにプロコーチがいないなら、SNSで探すとか、コーチングのプラットフォームサービスで探すのが近道だと思う。
私のおすすめはmento。合格率10%以下という厳正な審査を通ったコーチが揃っていて、セッションの質は最低限保証されているし、金額も可視化されていて、予算に合わせてコーチを選べるので安心。UIもとても良い。
ちなみに私もありがたいことにmentoの登録コーチとして活動していて、クライアントとしても利用している。
コーチングの相場
気になるコーチングのお値段ははっきり言ってピンキリ。1時間3,000円くらいのコーチもいれば、超ベテランのコーチやエグゼクティブコーチ(企業の経営層レイヤーに対してコーチングできるコーチ)だと、1時間3万円とか5万円とか。
で、その値段が何によって決まるかというと、一般的にはコーチの有料セッション経験時間で決められていることが多い。
有料セッション経験が2,000時間を超えているようなコーチは、コーチ業界の中ではかなりベテランと言えると思う。
コーチングはコーチとの相性の要素も大きいので、「値段の高いコーチ=良いコーチ」という等式が必ずしも成り立つわけではない。
一方で、セッション経験の多さがコーチとしての厚みを出していくというのもまた真なので、値段が高い方が外れは少ないだろうという気はする。
上記で紹介したmentoもそうだけれど、初回の体験セッションはお値引きしているコーチがほとんどなので、複数のコーチで体験セッションを受けてみて、自分に合うと思ったコーチで継続していくのが良いと思う。
年末年始のキャンペーンとして、1月31日まで体験セッションが40%オフになるキャンペーンもやってるみたいですよ↓
コーチングに興味を持った方、体験セッションを受けてみたい方、質問や相談についてTwitterでも受け付けています^^ お気軽にDMください。
ちなみに私は自分で言うのもアレですが、コーチ仲間に心配されるくらいかなり良心的な価格です。気軽に受けてほしいという思いが強いので。目ん玉が飛び出るような金額ではないのでご安心ください。
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