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【コミュニティ】頑張って立ち上げつつあるよ、という経過報告とここまでの所感

IT企業で人事の仕事をしながら、副業でコーチングのプロコーチをしています。また、ノンプロ研(ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会)でプログラミングの勉強もしています。

今日のエントリーは、ノンプロ研のコミュニティ運営の知見を生かしながら社内でコミュニティを立ち上げているので、その経過報告と自分なりの学びや所感を書いてみる。

社内でコミュニティを立ち上げようと思った経緯については、以下のエントリーに詳しく書いています。むっちゃ長いのですが、読んだら戻ってきてもらえると嬉しいです(T T)。

今の会社は以下のような理由でコミュニティ(特にオンラインでの活動をメインとするコミュニティ)ととても相性が良いと思っている。

・リモートワークが定常化し、オフィスで他の事業部や組織の人と顔を合わせる機会が少ない
・SlackやZoom等のオンラインコミュニケーションツールのリテラシーがみんな高い
・学ぶ意欲が高い社員が多い
・巻き込むこと、巻き込まれることを是とする風土がある

いつの間にか、現在は3つの社内コミュニティの立ち上げや運営に携わっていて、コミュニティおばさん(お姉さん?)と化している。

①事業横断の交流・学習型コミュニティ
②GASを学ぶコミュニティ
③ママ&プレママの交流コミュニティ

ここでは私が自ら立ち上げ、最も注力している①事業横断の交流・学習型コミュニティの立ち上げ経過と現況、学びについて書きたい。

②③についても追々どこかで書いていきたい。noteの頻度が落ちまくっているけど大丈夫か、おいおい。。なんつって。。

立ち上げからここまでの経過

最初は2人で立ち上げた。私なりに構想はできていたので、賛同してくれそうな人にピンポイントで1on1でお願いして、巻き込みに成功。立ち上げ期に入ってくれそうなメンバーに声をかけながら、6人までメンバーを増やした。

10月の頭に、立ち上げキックオフを開催。キックオフといっても半分飲み会。初対面メンバーもいたので、関係性を作りながら、私の構想も聞いてもらいながら、どんな場にしていきたいのかゆるくディスカッションした。まぁ飲んだらだいたい仲良くなるので最初の一歩の活動としては良し。

こだわったコミュニティの領域規定

ノンプロ研のコミュニティ運営で学んだ知見として、「コミュニティの領域を明確に規定しておくこと」が重要だと認識していた。

領域規定とは、端的に言うと「このコミュニティは何の課題を解決したいのか」ということだと解釈している。ノンプロ研主催者のタカハシさんにもSlackでアドバイスをいただき、目指す姿と現状の差分を自分なりに言語化してみた。(タカハシさん、ありがとうございました・・!)

コミュニティで実現したいことはいくつかあるのだけれど、センターピンとした課題は、「各事業・組織に散在している、本来共有できるはずの共通のナレッジを流通できるようにすること」と定義した。

私の会社はドメインやフェーズの異なる事業が複数ある多事業経営であり、コロナの影響によるリモートワークの定常化や、組織の細分化・社員増加に伴い、事業間の交流機会が薄くなってきている。事業が異なるといっても同じ職種で似たような課題があるのではないかという仮説を立てた。

コミュニティのネーミング

さらに、「コミュニティの領域を表す分かりやすいネーミングにすること」にもこだわった。ノンプロ研はとても秀逸なネーミングだと思う。

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(↑ノンプロ研11月定例会資料より)

コミュニティの領域規定(課題)・対象者・どういう場であるか(教わる場ではなくスキルアップする場)が一言で表されている。

ネーミングがイケてないと趣旨が伝わらなくて活動がブレていったり、ターゲットとなる人に魅力的に映らなかったり、コミュニティの存在価値自体もあやうくなるくらい重要だと考えていた。

私がネーミングの要件として考えたのは以下の4点。

・コミュニティの領域規定がなんとなく伝わるネーミング
・非公式なコミュニティなので、カジュアルで親しみがあるネーミング
・覚えやすく、呼びやすいシンプルなネーミング
・下品でなくて、誰も傷つかないネーミング

要件を考えるのは簡単だけれど、そこから具体案を決めるまでが超大変だった。私も含めたコアメンバー3人で2時間以上ブレストを行い、50近いネーミング候補案を出し、そこから評価をつけて5つまで絞り、最後は全メンバーの投票で決めた。

そこで決まったコミュニティ名は「ナレつく」

「ナレッジを繋ぎ、価値ある知見を作り出していく」の意。ちなみに起案者は私。(ドヤァァ)。

魂を込めて考えたこともあって、めちゃくちゃ気に入っている。ネーミングを決めるまでめっちゃ苦しんだので、お腹を痛めて産んだ我が子のよう。

ロゴも作った!

へーしゃは、日常的な会話はSlackでやりとりされるので、ロゴとスタンプは絶対に作りたいと思っていた。ただ、私は絵心がゼロ。むしろマイナス。中高生のときは美術の評価は毎回2だった。_(┐「ε:)_ズコー

コンプライアンス的に良いのかグレーだけれど、身銭を切ってココナラでロゴデザインを作ってもらった。餅は餅屋。やはりプロに作ってもらうのが早い。

ロゴもとても気に入った素敵なものができた。

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多様な人が集まって和になり、成長していくイメージを表している。中心の星や三角は「成長」や「上昇・成功」を象徴しており、さらにかわいらしい顔にも見えるのでとても気に入っている。

第1回定例会を開催

ノンプロ研では毎日のようにイベントが開催されているが、いきなりハードルを上げすぎるとサステナブルではないので、まずは月に1回の定例会(勉強会)からスタートすることにした。11月に記念すべき第1回の定例会を実施した。

初回がグダグダだと今後への期待値が下がってしまうので、気合を入れて準備した。テーマは「ビジネスにおけるプライシングについて」。

初回から難度の高すぎるお題だったけれど、どの事業でも関心があるテーマだったのでディスカッションもとても盛り上がり、意図したような場で終えることができた。

このコミュニティの趣旨や活動のイメージも持ってもらえたので、定例会後はコミュニティ内のメンバー同士での公開相談会など、ちょっとした企画も生み出されるようになってきた。

ここまでの学び

コミュニティの立ち上げを思いついてから約3ヶ月。時間は少しかかったけれど、自分が思い描いていたような場として立ち上がりつつあり、素直に嬉しい。上々の滑り出しができた。

コミュニティ運営の知見については、ベンチマークとしてのノンプロ研がそこにあり、自分自身がメンバーとして入っているため解像度が高いこと、さらにコミュニティコーディネーターとして相談できる環境だったことがありがたい。

個人的な学びとしては、得た知見について、妥協せず、まずは愚直に実行をしていけば結果として返ってくるんだなぁということを当たり前ながら実感した。

年齢と経験を積み重ねると、学んだことを愚直に実行するという機会って意外とないよなということも気がついた。例えば、自己啓発系の本を読んでも、そのまま実行することってあまりない。読んでフムフムで終わってしまう。行動することの重要性を実感。

あとは、コミュニティ運営という初体験のチャレンジがこの年齢でできたことも新鮮で楽しい。

コミュニティの基盤はある程度できつつあるけれど、これを持続させていくことの方が何倍もパワーがかかると思うので、これからも頑張っていきたい。

まだまだやってみたい企画や、仕掛けていきたい施策がいろいろあるので、一つずつ形にしていこうと思う。


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