見出し画像

乳がんを体験して思ったコト

別のところでコッソリ乳がんブログを書いてたけど、
日が経つにつれ、気持ちも変わってきた。

過去の記事をこっちに移しながら、書き換えていこうかな。


ネット検索

「乳がん」の診断が出るまでの期間、
診断が出てからも「乳がん」を受け入れられるまでは
ネット検索し、乳がんの情報やブログを読みあさっていた。

情報を得るにはいいけど、内容によってはさらに不安になったことも。。。


ネット検索の注意点

医療の進歩は早い!
ネットの情報の中には古いものもある。
そして、必ずしも正しいとは限らない。

私は、古い情報であることに気づかず、鵜呑みにしてしまって
さらに不安になったことも多々あった。

「がん」かもしれない、「がん」だと診断された。
そんな時は不安でいっぱいだし、かなりどん底。
冷静ではいられない。。。だから、検索してしまった。

ただ、ネットの情報に振り回されてしまって、不安が増しただけ。

ネット検索する際は、冷静さが必要と痛感した。
そして、全てを鵜呑みにしないこと。→コレ大事。


事実の確認を

まずは、その情報が事実かどうかを確かめる。

不安な事は先生に直接、質問するのが一番。
先生と話せる診察時間は、患者にとって、とても貴重な時間!

なので、「遠慮はいらん!!」

不安なこと、気になることはどんどん先生に質問するといい。

他にもたくさん患者さんが待っていらっしゃるので、
気がひけるかもしれないし、先生に質問ばかりして嫌われないかな・・・
そんな遠慮はいらん!!

自分の体の事だから、腑に落ちないことや不安に思う事は
納得するまで、治療の最前線にいる先生に聞いたらいい。

事前にメモして、まとめておくと効率よく聞ける。
複数の質問がある場合は、「聞きたい事が、〇個あります」と
最初に伝えておくと、さらに効率的。

私は、この方法で不安がずいぶん減った。
ネットだけでなく、患者会に行って情報集めもしていたので、
新しい情報を聞くたびに、診察の時に質問していた。

先生は、嫌な顔せずに答えてくれたので、安心して治療を受ける事が出来た。


信頼できる先生との出会い

私は、本当に素敵な先生と出会えたと思う。
厳しくてキっツイのだけど、ものすごーく大きな優しさを持った熱血ドクター。

治療が辛すぎて、私が弱音を吐いた時、
アントニオ猪木ばりの闘魂T先生は、バシッと「気持ちで負けてるでっ!!」と
弱気になった私に容赦なく闘魂注入 (笑)
時に厳しい事も言われ、泣いて帰ったこともあったねぇ。

だけど、その厳しさのおかげで、私の負けん気に火が付き
「生きるスイッチ」がオンになったのは確かなコト。


生きるスイッチON

「がん」って一筋縄では、いかないんだと思う。
「何としても生きる」「生きてやる」という強い強い気持ちが必要で。

そして、もう一つ。

先生が治してくれる。薬が治してくれる。
ではなくて、それらは「治すためのアイテム」だという事。

ロールプレイングゲームに例えると敵を倒すアイテムみたいな感じ。
敵を倒すのは、そのアイテムをうまく使いこなした主人公たち。
その主人公たちをコントロールしている人(あなた)は、
「この敵を倒して、このステージをクリアするぞっ!!」って
気持ちでゲームするよね。

だから、「乳がん」っていうモノに、先生や薬というアイテムを使って、
「生きる」って強い気持ちが必要。

がんと「闘う」とか「倒す」ではなくね。

笑い飛ばす!! そう、笑いは最強のアイテム。


おわりに

私は、自分が「がん」だと言われて、色んな事を考えた。

絶望的にもなった。

患者会で元気にキラキラしている経験者さんと実際に会ったら、
私も、ある時期を過ぎたら、あんなにキラキラ素敵になれるんや!
って明るい気持ちになれた。

ネット社会のこの時代、色んな情報が出回っているけど、
振り回されないよう、自分が信じる後悔しない治療を選択することが大事。

日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインも参考に~☆

いいなと思ったら応援しよう!

minako | 公認心理師・乳がんサバイバー
サポートいただけたら泣いて喜びます。