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なってみて分かる

2017年1月に乳がんと診断された。

私の乳がんはトリプルネガティブというタイプで、
ステージⅢだった。

乳がんの中でも、トリプルネガティブは少数派。

「乳がん」と言えば、「ホルモン療法」
と単純に思っていたけど、そうではないらしく、
「トリプルネガティブ」にホルモン療法は効かない。

へぇー!なってみないと分からないもんだなぁ。
と、思えるようになったのは、告知されてから随分たってからのこと。


「がん」と一言で言っても、いろんなタイプがあるらしい。

それぞれに治療方法も違ってくる。

医学が発達していろんな治療法がある今、選択肢がたくさんある。

民間療法の情報も山ほどある。

どれが正解? この治療で治るの? ゼッタイに?

でも、どれを選んだって、「やってみないと分からない」

何か、賭け事みたいだなぁって思ったよ。
間違ったら死ぬんじゃないの?って。

命がけで選択するって、すっごい負担だった。

ここで大事になってくるのが

「自分はどう生きたいのか」

「どう生きたいか」が自分で分かっていれば、
数ある選択肢から選びやすくはなる。

そして、「あの時、こうしておけば良かった」と、後悔しないよう、
自分が納得できるまで、徹底的に主治医や家族と話すことも大事。

告知されてすぐはショックなのに、
決めなきゃいけないコトが結構あって、ホントに大変だけど。

治療だけは、どう生きたいかを軸に自分で決めなきゃ。



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minako | 公認心理師・乳がんサバイバー
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