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Quick JAPON〜柴石温泉〜

ここでは、Quick JAPONに掲載されたらいすぼーるりなインタビュー記事「手が届きそうな未来」の中から温泉愛が止まらないシーンを永久保存版として抜粋して紹介しています。

ー大分ライブをした際には温泉に行ったとききました。その様子がインスタにアップされるとファンの間で一緒の湯に漬かろうと特定が始まりましたよね。今はもう時効だと思うので訊きたいのですが、結局どこだったんですか?

らい)はは、隠すつもりもなかったですよ、柴石温泉です!割と山の奥にあります!別府八湯のうちのひとつです。地元では聞いたことない人はいない。

ーしかし市外の人からすると特定は難しそうですね。

らい)そうですね。市営温泉なので220円だし、あんまりツアーブックとかには載らないかも。だけど露天も蒸し風呂もあってコスパがとても良い。

ー山の中は景色良さそうですね。

らい)ですです。青空がいつもより青い。あと面白いのが、普通、熱めのお湯とぬるめのお湯がある時って、「あつ湯」「ぬる湯」っていう表記なんです。だけど柴石は「あつ湯」と「普通湯」なんです。大抵の場所は、あつ湯が普通で、ぬる湯があつ湯に入ることができない未熟者、ていうイメージやないですか、「ぬる湯」って言い方が。だけど柴石は「あつ湯」が異常な温度なんだってことを顕著に表してるなーて思います。

ーすいません、もうヲタクの領域で話についていけません。

らい)キモいですか?(笑)

ーいやいやそんなことは

らい)自分のファンは、こんな風に私に対してやっぱ思ってくれてるんだとおもうんで、すごい、嬉しいですよね

ー温泉への愛を語ることで自分のファンの存在も改めて認識した、と?(笑)

らい)間違いないですね

ーそんな温泉が好きな、温厚なイメージのらいりなさんですが、イラッとすることとかあるんですか?

らい)その話需要あります?(笑)

ーあります!(笑)知らない一面、知りたいじゃないですか。

らい)イラッとしたこと、、あーそれこそ、この前また柴石温泉に行ったんです。蒸し湯に入ろうかと思って扉開けたんすけど、蒸気がすごくて、コンタクトも外してなかったので咄嗟に閉めたんですよ、そしたら、たまたまそのタイミングで管理してるおばちゃんが来て。「そこ開けんでよーあったかくなくなるけんー」って。いや、蒸し湯利用する人でもそれくらいの時間は扉開けっぱなしになるやろ、って、流石にイラッとしましたね(笑)

ーそれは確かに不条理ですね反抗しました?

らい)いえ、温泉に行く際私の立場は客だとは思ってなくて。他人の風呂にお邪魔しているつもりで行ってるのでちゃんとすいませんって言いましたよ

ー他人の風呂でイラッとしないでください。

らい)(笑)優しい方だと知ってるので全然ですよ。あ、あと柴石は公共温泉には珍しくシャワーがある!!

ーえ、ないもんなんですか?

らい)ないですよー普通は!ホテルとか旅館はもちろんありますけど。あと、柴石は受付から浴場までが遠くて、階段を上がらないといけないんですけどちゃんとスロープがある。私はその時靭帯を痛めてたからすんごい嬉しかったです。

ーもう温泉の話しかしてませんらいりなさん

らい)柴石温泉、の話しかしてません

ー靭帯痛めてたら温めない方がいいんじゃないですか?

らい)なので痛めてた右足はずっと水面上に出してました。おばちゃんから心配されましたよ。

ーそりゃ声かけたくなりますよ

らい)痛めちょん時は温めん方がいいやろ、て言われました。こっちはあちぃけんな〜って

ーちゃっかりあつ湯入っちゃってるじゃないですか。

らい)あついのは湯じゃないんです、地域の方の情なんです。

ーもうのぼせたのでこれくらいにしときましょう

らいすぼーるりな:2002年4月17日生まれ。A型。女子高生お笑いコンビ、ネオベッパーとしてハイスクールマンザイ2年連続で準決勝進出。漫才、コント、コラム、ショートフィルムなど、文化創作活動に拘った単独ライブ「創ったら壊す」公演希望。

Quick JAPON:Quick JAPANの完全パロディ。もちろんだが実在するわけもない。 JAPONは湯に入る時の音。ただし、インタビューの中にある温泉に対する感想等はノンフィクションである。

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