カミハルマエ・ロマエ〜上原温泉〜
男湯と女湯の入り口はもちろん別である。でも番台の場所が同じである。もうわけがわからない。入り口を分ける意味があるのだろうか。脱衣所が繋がっている、というと正しくはないが、脱衣所が男女別、というのも正しくはない。女性ロッカーの1番出口側を使うと余裕で男側に見えてしまうということに気が付いたのは、入浴を終えて着替えている時だった。
あんたな、あんたな、
そこな、こっちきよえ。見えるで。
驚く前に笑ってしまったのが実際である。脱衣所分ける意味ある?と。これが東京03だったならば、
これいけないよね?!?!
とツッコむ飯塚さんがいて、見えなかったことのようにする角田さんがいる。
これがかまいたちだったらば、
もう見えてもうてるやん
と呟く濱家さんがいて、女装した山内さんがわざわざ体を見せつけに行くと思う。
キングオブコント2020 1回戦 上原温泉会場
おばちゃんA)ほらこっちきよ!見えるで!
おばちゃんB)ほらほら!ここなら大丈夫!
おじちゃんA)(声だけ)血がでよるでよる
おじちゃんB)大丈夫ですか?絆創膏絆創膏
番台のおばちゃん)とうとう滑ったんかい前からいいよったにから自業自得や
おじちゃんB)すんませんおばちゃん絆創膏を
私)すんませーんスタンプを…
おじちゃんA)絆創膏を…
私)っ…(笑)(笑)ちょ、ちょ、(笑)
番台さん)はいはい絆創膏はいはい
だめだ。ツッコミがいない。絆創膏を自分でとりにきたおじちゃんAよ、せめてパンツは履いてきて欲しかった。番台のおばちゃんよ、おばちゃんといえど男性の全裸を咎めて欲しかった。おじちゃんBよ、おじちゃんAにその格好で取りに来ることを阻止して欲しかった。もう今となっては薄れたエピソードだが、おばちゃんABよ、体が見える脱衣所に疑問を持って欲しかった。私よ、どうなってんねん、ここ!と叫んで欲しかった。しかしながら、1つも嫌な思いをしなかったというか、放送コードギリギリの深夜番組を見たあとの楽しさのようなものを感じた。笑いに換算するとなかなかの量だったはずだ、コント:カミハルマエロマエ。
キングオブコント2020 1回戦 上原温泉会場
結果発表
2回戦進出者なし
01.01 上原温泉 ¥100