ぽっぺのひとりごと(70)ちいさな虹
或る秋晴れの日、洗濯物を干していたら、足元に虹色の線がちらり。
えっ、これって虹? 確かに虹だ。どうして地面に?
正体は水の入ったペットボトル。水やりをしようと思って地面に置いていたのです。
水を太陽の光が通過する時、分散されてできたのでしょう。
まるでアスファルトにチョークで描いたように見えますが、ペットボトルの位置をずらすと、虹は消えました。
また出して、また消して、しばらく遊びました。
紫蘇の花が咲きました。
直径7ミリくらいの小さな可憐な花でした。
春先に頂いた苗を育て、夏の間中、素麺の薬味として活躍してくれました。
秋に花が咲きました。
へえー、紫蘇の花ってこんなに可愛い花だったんだあと、嬉しくなりました。
美容室の先生から頂いた花の苗。猛暑で4本のうち3本がいなくなりました。
最後の1本を大事に育てていたら、或る朝、こんな小さなツボミを発見しました。どんな花が咲くのでしょう。わくわくします。
植えた覚えのない花も咲いています。
小さな、小さな芽が出ていたので、わからないまま育てていたのです。
花も実も何とも言えず愛らしいのです。
調べてみると、ハゼランという名前でした。午後3時ごろ花開くので、三時草とも言うそうです。
このように、私は小さなもの達から喜びをもらっています。
毎朝、昨日とは違う「今日」が始まります。