少女漫画がスキ!「ときめきトゥナイト」池野 恋
見出し画像の写真を撮る時、15巻がないことに気づいた。
探しても探しても見つからない!どこいったの〜!(泣)
1巻が思っていたよりぼろぼろだったので、この際なので2冊買いなおしちゃいました。
文庫版で全16巻。
文庫版ベースでご紹介したいと思います。
ときめきトゥナイト展が巡回で開催されているみたいですね。
すごく行きたいけど、わたしが住んでる地域で開催されるかどうかは不明。
来てくれるといいなぁ。
「ときめきトゥナイト」は小学生の時に毎月買っていた「りぼん」で読んでいた漫画です。
我が家の次女はあまり少女漫画を読まないタイプなのですが、長女にはしっかり早期教育しております。
私より詳しく覚えててビックリ!
わたしは子どもの頃、母子家庭であまり欲しい物も買ってもらえなかったのですが、漫画だけは母が好きだったので買ってもらえました。
たしか
「りぼん」
「なかよし」
「花とゆめ」
「別冊花とゆめ」
「別冊フレンド」
「少女コミック」
「sho-comi」
「マーガレット」
「別冊マーガレット」
この辺りを網羅し、たまに「ちゃお」、「キャロル」は友人から借りて読んでいたような漫画オタクでした。
なぜ漫画はこんなに買ってもらえたかというと、ときどき鍵っ子+1人で留守番をしなければならない時がありました。
お昼代を500円母が置いて出かけるのですが、私はこのお金で漫画とポテトチップ(湖池屋派)、今はもう生産終了した明治のポポロン(HNの由来です。)を買っていたのでした。
この3つを500円で
買えてた時代。
500円札ですよ。「札」!
買ってあれば、とうぜん母も読みます。
すると続きが気になりますよね。月刊・週刊ですから。
結果的に次号を買ってもらえる!という計画が成功したのです。
「ときめきトゥナイト」知らない世代の方に
簡単に引用を使って
説明すると
江藤蘭世
私がラブファンタジーがスキな理由は、やはり「ときめきトゥナイト」に育てられたのが起因だと思っています。
韓流ドラマもラブファンタジーものが多くて、それもハマった理由ですね。
時代劇でさえラブファンタジーものがありますからね。
主人公の蘭世は魔界人、片思いの相手真壁くんは人間。
これ、どうやってハッピーエンドに着地させるのだろう?と思いながら読んでいました。
真壁くんはイケメンで硬派。
硬派な男がモテる時代でしたからね。
時折り見せる笑顔や、ちょっとした匂わせセリフが尊いわけです。ギャップ萌えってやつ?
一途で純粋な蘭世に真壁くんもしだいに惹かれていく過程が見どころです。
どんどん複雑な展開が続く上に、メインカップルが途中で替わるわけですから、登場人物はどんどん増えていきます。
久しぶりに読んだら、あぁ〜こんな人いたよね〜ってなるぐらい。
出てくる魔法の呪文は、全部カタカナで逆さに読めば意味がわかるようになってるのも小学生のわたしには良かったです。
蘭世のライバル神谷曜子は、髪がクルクル、くっきり眉毛のキャラクターなのですが、ヤ◯ザの組長の娘という設定なのです。
今おもえば小学生が読む漫画で、それがアリなのも昭和っぽいですよね。
蘭世がいなかったら、真壁くんは次期組長になってしまうかもしれないわけです。
そんな曜子が、たびたび魔法で犬に変えられてしまうのですが(読者のリクエストが多かったようですね。)呪文は「レナニヌイ」ヨーコ犬と呼ばれています。
読み進めるうちに、どんどん犬のままの時間が増えていくのですが、バッチリ眉毛があり、なんかカワイイんですよね。実は最強なんじゃないかと思う生命力の強さも魅力です。
今回の展覧会でも、ぬいぐるみが販売されているようなので、ヨーコ犬ファンが多い証拠ですね。
1巻の巻末にアニメの蘭世役の声優・原えりこさんが、池野恋先生の結婚式に招待されたお話や、蘭世役を務める際の苦悩が綴られています。
漫画の合間にちょっとしたコラムがあるのですが、13巻では池野恋先生が、原えりこさんの結婚式に招待されたお話が描いてあります。
「サザエさん」の当時波平さんの声優さんがスピーチされたそうですよ。
市橋なるみ
8巻は1巻まるまる番外編で
1983年「眠りの森の美女2人!?」
1984年「曜子は魔界人!?」
1985年「パニック!江藤組対神谷組」
1986年「鏡の国のランゼ」
1987年「サマードリーム・アイランド」
1987年「クリスマスの贈りもの」が収録されています。
8巻の巻末に、蘭世シリーズで終わらせるつもりだったのが、編集部からの要望もあり続けることになったと書いてあります。
当時「蘭俊カップル」のファンからはブーイングの嵐だったそうですが、私は「鈴なるカップル」も好きでしたので、当時なんの違和感もなく読んでいました。
何しろ本当に小さい頃からの幼馴染だし、なるみちゃんは鈴世がいなかったら幼い頃に亡くなってしまっていたかもしれない子なのです。
2人のその後がどうなったかしりたかったので、嬉しかったです。
途中いろいろあって一途で誠実な鈴世がチャラくなるのですが戻ったときには、やっぱり鈴世はこうでなくちゃと安心させられるエピソードがあります。
ヨーコ犬にいたっては、
曜子🟰ヨーコ犬ではなく、またまたいろいろあって曜子がヨーコ犬を産むという、はちゃめちゃエピソードがあり分離します。
ファンタジーは、なんでもありですね。
これまで人間界・魔界・冥王界と出てきていた世界に、新たに妖精界が登場します。
同巻末には、アニメ化についても書かれていました。
連載スタートとアニメ放送が同時スタートだったらしく連載は月1なのに対して、TV放送は週1。
だいぶ異例だったのではないでしょうか。
必然的にアニメ放送はオリジナルストーリーが多めだったようです。
その頃の心情も書かれています。
当時わたしもアニメを観ていました。
なるみ編は9巻からスタートです。
真壁愛良
愛良編は12巻の途中から始まります。
なるみ編も小さい頃からの成長をみていたので思い入れがありますが、愛良編は生まれるところからなので、より微笑ましいエピソードがありカワイイ!
愛良編までくると、鈴なるカップルにも子どもが生まれ、神谷夫婦にも曜子にそっくりな双子が生まれ(愛良と同級生)、アロン夫婦にも子どもがいて、名前を覚えるのが大変でした。
ヨーコ犬にいたっては、
神谷曜子🟰ヨーコ犬
↓
ヨーコ犬(分離)
↓
ヨーコ犬の子どもポポ+2匹
↓
ポポの子どもポテト+2匹
愛良がポテトを譲り受けるのですが、ポテトは愛良の不思議な力で喋れます。
16巻には、
1999年の「星のゆくえ」
1990年の「銀河ロマンスの夜」
1994年「ポテトのメリークリスマス」
「星のゆくえ」(神谷家編・江藤家編・市橋家編・青柳家編)が描き下ろしで収録されています。
その他にも「ときめきミッドナイト」シリーズが刊行されていますね。
もしも真壁くんとアロンの境遇が逆だったら…というストーリーです。
他にも
「真壁俊の事情」
「江藤望里の駆け落ち」
「江藤蘭世の宝箱」
と、たくさん刊行されています。
現在は「ときめきトゥナイト それから」が連載中なのですね。(知らなかった!)
まさか、アラフォーの蘭世が主役のストーリーが読めるとは!
1巻を購入したので、今から読んでみようと思っています。
表紙の蘭世。
アラフォーにしては美しすぎます!
発行年数にもよるかもしれませんが、わたしが持っている文庫版は13巻の途中までは、小学1、2年生で習う漢字にはふりがながなく、途中から全ての漢字にふりがながありました。
ときめきトゥナイトの連載が1982年からなので、わたしが読み始めたのは8歳頃だったと思います。
全体的にほのぼの・ユーモラスなラブファンタジーですので、今のお子さんたちが読んでも楽しめる漫画なのではないかと思います。(当時の昭和ネタはわからないかもしれませんが。)
ときめきトゥナイト展に行かれた方々が、X・YouTube・インスタ・noteでも投稿されています。
もしかしたら私の地域じゃ観れないかもしれないので、これからあちこちおじゃましてイイネやスキしてきまーす!
いってきまーす!