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【フィンランド新婚旅行2-2】サウナ後編

2024/7/3~7/11の日程でフィンランドへ行ってまいりました。

ざっくりスケジュール編
サウナ前編

今回はサウナ後編をお届けしていく~


1.Kuusijärvi

屈強な男たち


ヘルシンキ中央駅からバスで40分、バス停から徒歩15分ほどで到着しました。
HSLアプリで経路検索し、向かったのですが、「え?ここ?」みたいなバス停で降り、「え?この道?」みたいな山道を案内され、かなり不安になりましたが、途中からハイキングコース?のような道に出て、無事にKuusijärvi湖に到着しました。

「え?この道?」の図
無事、正規ルートっぽいところに出た


受付で料金を支払い、貴重品をロッカーに預けて、男女別の更衣室へ。
これまで行ったサウナの更衣室より広く、快適でした。

更衣室からつながる男女別の電気サウナと、屋外のスモークサウナがあります。
スモークサウナは2つあり、小さいほうのサウナはオープンが13:00、大きいほうのサウナは14:00のようです。
13:50ごろにサウナに行ったところ、小さいほうのサウナにキャパシティ的に入れないひとたちが、大きいほうのサウナ前でオープン待ちしていました。

スモークサウナは男女共用、水着着用です。
こちらのサウナも、LONNA同様、お子ちゃん~おじいおばあまで幅広い年代の方が楽しんでおられました。

サウナ室内は、バーベキューのときのような煙の香りがむんむん、そして「座ると真っ黒になるから、木のシートを持って入るんだよ~」と現地の方が教えてくださいました。どこにいってもみなさん親切でありがたい。

今まで入ったどこのサウナよりも、ロウリュなしでもアチアチでした。
さらにロウリュして少し経つと熱波?熱風?が体全体に伝わってきてあちい。煙の香りとあいまって、口元に手ぬぐいを覆っていないと辛いくらいでした。

体が温まったら、いざ湖へ!
大きいサウナの目の前に桟橋があり、湖へ下りる階段も設置されています。
湖の水温は冷たすぎず、ちょうどいいです。
でも、水がすごくきれいなわけではないです。

その後は、湖畔にあるベンチやサウナ前のベンチでくつろぎます。
ただ、この日は風が強く、くつろいでいるとすぐに体が冷えてしまいました。
体が冷えると、温まる場所はサウナしかないんですよね。
そのため、かなり短いスパンで何回も、<サウナ→湖→ベンチ>を繰り返していたら、温度差のせいか、煙のせいか、少し頭が痛くなってしまいました。

最後は更衣室のある建物内にある男女別の電気サウナでゆっくりあたたまり、シャワーを浴びて、帰宅しました。
帰宅時の経路もHSLアプリで調べたのですが、行きとは異なり、山道を通らないルートでした。

こんな感じで教えてくれるHSLありがたい


Kuusijärviでは、初めてのスモークサウナ体験、初めての湖ダイブができ、とっても刺激的でした!
ただ、煙の香りが最初は「いい香り~、未体験~、楽しい~!!!」なんですが、だんだんと、「全身煙臭い…なんか頭痛くなってきた…」となってしまったので、スモークサウナを楽しむコツを知りたい。

サウナ内で現地の方同士の会話を聞いていたのですが、

A「スモークサウナは初めて?」
B「うん、初めて!でもなんでスモークサウナはスモークを使うの?」
A「・・・。体への効果はわからないけど、とにかく特別なんだよ!」

とのことでした。


2.Kotiharjun Sauna

本当に道でくつろいでいる・・・!


ヘルシンキ市内にある1928年創業の公衆サウナ。
サウナ前の入り口でおじさまたちがくつろいでいる様子が有名ですよね。
わたしが行ったときも、写真のとおりみなさまくつろいでおられ、「Welcome!」と迎えていただきました。

男性は1階、女性は2階に更衣室とサウナがあります。
更衣室にあるロッカーからも、歴史が感じられました。

更衣室から、直接サウナにつながるドアと、シャワー室につながるドアがあり、わたしは最初直接サウナに行ってしまい、「シャワーどこ?」とうろうろしていたら、これまた親切な現地の方が、「シャワーはあっちのドアからだよ!」と教えてくださいました。

広くて、何段もあるサウナ室に、大きな薪ストーブ。
サウナ室がかなり広いためか、一番上の段に座ってもアチアチすぎず、ちょうどいい温度でした。
ストーブが高い位置にあり、ロウリュのやり方はよくわかりませんでした。

サウナ室内には、常連と思われるおばちゃん数名と、フィンランドにルーツのあるスウェーデン在住姉ちゃんとその母ちゃんがいました。
スウェーデン在住姉ちゃんは最初、フィンランド語で話しかけてくれて、「フィンランド語喋らないよ~」と言ったら、英語でいろいろお話してくれました。

いまはスウェーデンに住んでいるけれど、おばあちゃんがフィンランドにいて旅行でフィンランドに来ていること、フィンランドにはサウナとムーミンとカラオケがあるから、日本人はフィンランドに住めるよね!ってこと、日本でもサウナは人気?このサウナみたいに薪サウナなの?という質問などなど・・・

聞き取ることはできるのですが、本当に簡単な受け答えしかできず、「ハー!英語話せるようになりたい!」と本気で思いました。

スウェーデン在住姉ちゃんとお話して、体も温まったところでシャワー室へ。
シャワーを浴びて、体を拭いたら、更衣室のベンチでくつろぎます。

よく写真で見る、路上でくつろぐのもやりたかったのですが、バスタオル1枚で外に出る勇気が出ず、結局ずっと更衣室にいました。
夫は外でくつろいだようで、それはそれは気持ちがよかったようです。いいなあ。
女性が外でくつろぐ場合は、ぶ厚めのバスローブがあると安心かな、と思います。

歴史の感じられる更衣室でくつろぐのも、とってもよかったです。
暗い室内に、窓から差し込む明かり、そして外から聞こえるおじさまたちの笑い声がなんとも幸福感を感じられるのです。
事前にスーパーで買ったロンケロをひとりで飲みながら、ぼーっとできました。


3.Tartu maantee leilisaun

ヘルシンキから船で2時間のエストニアでもサウナに入りました。

予定ではこのサウナではなく、Raua saunKalma saunに行こうと思っていたのですが、定休日&臨時休業でどちらも入れず、当初の目的ではないこちらのサウナに伺いました。

受付のおじさま(なぜか不機嫌)は全く英語をしゃべらないようで、身振り手振りで料金を支払いました。
なんとか二人分の支払い(男性12ユーロ、女性10ユーロ=22ユーロ)をしようとしたのですが、なぜか「2ユーロいらない」みたいな感じで返金される。
その後も何回か<2ユーロ渡す→返される>を繰り返すと、おじさんが何かに気づいてくれたようで2ユーロ受け取ってくれ、無事ロッカーのカギをゲット。
これ、あとから夫が気づいたんですが、受付のおじさんは夫のことを女性と勘違いしていたのではないかと。笑
まあたしかに、あちらのひとからしたら、背が低いし、ふわふわのパーマかけているし、おばちゃんに見えなくもないけど・・・。
どんまい夫。

更衣室に入ると、なんとも歴史のある雰囲気!
1882年創業だそうです。
フィンランドのサウナとは異なる色使いの床の模様や天井の張り方?がとってもかわいかったです。

公式サイトより


シャワー室には、たくさん大きな桶が並んでいて、とりあえずそこに水をためてみる。(シャワーが見当たらなくて、体の洗い方が分からなかった。サウナ室出てからシャワー発見しました。)
すると、現地のおばちゃんが、「その黄色の桶は足用だよ!体用はこっちの白いの使うんだよ!!」的なことを何語かわからないし不愛想だけど教えてくれる。本当にみんな親切だな。

桶にためた水で体を流してから、サウナ室へ。

公式サイトより


座面はコンクリート?石?で、シャワー室にある木の板を敷いて座ります。
サウナ室内は噂通りアチアチでした。
現地のみなさまは、当たり前のように最上段の5段目に座っていたけど、わたしは2段目に座るのでちょうどいい感じです。
サウナ室に水道と桶があるけど、ロウリュの方法は不明。

そしてここで初めて、本場のヴィヒタを見ることができました!!!
どこで手に入れたのかわからないけど、このサウナではみんな持っているヴィヒタ。(このyoutubeによると受付でもらえるらしい?)

シャワー室で桶にヴィヒタを浸して、たぶん葉っぱを柔らかくしてから?使っているようでした。
現地のタトゥーゴリゴリ坊主姉ちゃんが、まずヴィヒタを顔に近づけて香りを存分に楽しんでから、全身バシバシ叩いているのが印象的でした。

夫は、現地のおじちゃんが使用済みヴィヒタをくれて、使い方も教えてくれて、本場のヴィヒタ体験ができたそうです。わたしもやってみたかったなー。

サウナ室を出たら、シャワーを浴びて、シャワー室内のベンチや更衣室でくつろぎます。
更衣室には冷蔵庫もあって、現地のみなさまはサンドイッチとか食べながらみんなでおしゃべりしていました。もはや家だね。


もはや家だね。(公式サイトより)


受付のおじさまが英語をしゃべらないし、なぜか不機嫌という点でややハードモードですが、歴史ある雰囲気、そして本場のヴィヒタを見ることができ、フィンランドとは少し異なるサウナ体験ができて大満足です!



4.Hotel Helka

フィンランドではとにかくサウナに入りまくりたく、サウナ付きのホテルに宿泊しました。
サウナ付きのお部屋、そして部屋と同じ階に男女別の共用サウナもありました。

部屋サウナは、外にあるスイッチで、設定温度や温める時間を設定できます。桶と柄杓も用意されていて、ロウリュし放題です。
ひとまず90℃にセット。
サウナのドアがガラス製で、下に隙間が空いているためか、サウナ室に入ってもそこまで暖かくありませんが、ロウリュすると一気に熱くなる。
でもその熱さはあまり長く続かないので、すぐに何度もロウリュします。

ある程度体が温まったら、水シャワーで汗を流して、部屋のソファでくつろぐ。もちろん、クラフトビールやロンケロを飲みながら!

わたしと夫のふたりだけでサウナを独占して、ゆっくりくつろげるのが最高でした。


共用サウナは男女別です。
壁の木と床のタイルのバランスがなんともかわいい。

公式サイトより

使い捨ての紙製マットを持ってサウナに入ります。
サウナの温度は低めで、こちらもガンガンロウリュしてあたためるスタイルです。
サウナストーブが見たことない形でおもしろい。
でも写真が無くてすみません・・・。

サウナストーブの構造的に、日本でやるみたいにちょろちょろやっていると絶対に手をやけどするので、フィンランドスタイルで水を投げていました。

サウナを出たら、シャワーを浴びて、シャワーの前にあるベンチでくつろぎます。

共用サウナは温度低め、くつろぎスペースもあまりくつろぐ感じではないので、一度入ったらOKという感じでした。
また、朝ウナに行ったら、全くストーブが温まっておらず、もはや寒かったので、シャワーだけ浴びて部屋に戻りました。最終日にサウナ納めしようと思ったのに悲しい。



フィンランド新婚旅行/サウナ後編を読んでいただきありがとうございました。

次回は、フィスカルス編をお届けする予定・・・!

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