白い部屋からの便り
※メガネ等を外してお読みください
こうして手紙を書くのはいつぶりでしょうか。し
ろい部屋に閉じ込められてから2年もたとうとは、い
ささか信じられるものではありません。私の好物の
れんこんの天ぷら。そんなものはここで提供され
るはずもなく流石に恋しくなってきております。
ただここで生きる分には実は不自由はないので
す。何を伝えようというわけでもないのですが、あ
ける夜を前に便りを出したくなったので書い
てみた次第です。私は私でここで頑張ってます。
8年ほどはまだここにいるのかもしれません。
これからのことは何も聞かされません。ひかえ
めな性格だった私が森を彷徨い、ここに来たあ
の夜から、強くなって必ず帰るのでその時はう
んとご馳走を用意してください。そんだけが
おれの願いです。鯛のお頭つきとかね。
せかいの何を壊しても必ず戻ります。
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