掃除をすると「生きている」ことを実感する話
こんにちは、アラサーOLきよこです。
一人暮らしをするようになってから、実家にいた頃とひとつ、明確に変わったことがあります。
掃除が好きになったことです。
厳密に言うと、生活空間を整えることが好きになりました。
実家にいた頃ももちろん掃除はしていましたが、どちらかといえば面倒なものという意識の方が強かったです。
実家の方が家の面積も広いですから、単純に大変というのもありますね。
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「部屋の乱れは心の乱れ」
なんて言葉があります。
残業三昧でなかなか家事に手を付けられずにいた時のこと。
体を引きずるように帰ってきて電気をつけて部屋が明るくなった時、ベッドには洗濯物、テーブルには郵便物、流しには洗い物がたまっていて、部屋が全体的にぐちゃっとしていて疲労に追い打ちがかかるようでした。
ああ、自分の心の余裕のなさが部屋に表れている…。
なんだかたまらなくなって、勢いで洗濯物を片付けました。ベッドの上の物がなくなるだけで一気に部屋が片付いたように見えました。そして、自分の気持ちもすっきりしたような。
心の乱れは部屋に表れ、部屋の乱れは心に影響する、そんなことを身に沁みて感じた深夜でした。
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それからは部屋をなるべく常に綺麗な状態にしておくようになりました。
台所やお風呂の汚れを綺麗にすると自分の心の汚れも綺麗になるような、部屋を片付けることで心も整理されて落ち着くような気持ちになって、部屋を整えることが好きになりました。
日々の疲労の反動でしょうか。
天気のよい休日、ラジオを聞きながら掃除をしていると、「ああ、生きているなぁ」としみじみと実感するのです。
「生きている」ことを実感するなんて、普通は「死」を身近に感じた時くらいだと思います。
掃除をするだけで、自分ちゃんと生きてるなぁ、ちゃんと生活出来てるなぁなんて感じられるのは、安上がりというかなんというか。
掃除が終わって部屋も心もすっきりした後、YouTubeでカフェ音楽なんか流しながらコーヒーを飲んでいると、幸福感さえ感じます。
そんな些細なことで幸福を感じられる、もしかしたらそれこそが一番の幸福なのかもしれません。
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