中学受験体験記2023
息子の中学受験が無事に終わりました。
Twitterで長々書くのも。と思ったのでこちらで今までの経緯や結果、感想をまとめてみようと思います🌸
優秀層ではなく、ボリュームゾーンの下の方の成績です。
次年度以降の方や中学受験を考えている方の参考になればと思います。
割と長めなので結果だけ知りたい方はスクロールで下の方だけみてください。なお、文の中で出てくる偏差値は四谷大塚の偏差値です。
思い立って中学受験
小4からZ会中学受験コース、中受未経験の私には面倒が見られず、半年程度で退会しました…
塾に預けてみようかと思い、最初に見学したのが早稲田アカデミー!最寄り駅付近にあって、私も名前を知っている塾でしたのでまずは見学に…
いくつか比較して決めようと思ったのですが、校長の熱意に惹かれ、うっかり入塾してしまったことが沼への入口となりました💦この時小4秋でした。
最初は一番下のクラスからスタート、宿題に忙殺され、テストの点数も全く伸びず(そもそも本人起因の受験ではなかったのでやる気も全く無く…)
半年くらい組分け偏差値40未満を彷徨う事になります。伴走なしでは走れず。といった具合。思い返せばよく辞めなかったなぁと思います…
運命の先生との出会い
小5の初夏に差し掛かろうかという頃、急に算数が伸びてきました。今までグダグダだった成績もやっと上昇(といっても微増ですが)してきます。
息子は「算数の授業が楽しい!」「先生に褒められて嬉しかった!」と言うことが増えていました。算数を楽しいと思えたことが、本人の中学継続に繋がったのだと思います。
ちなみにこの算数の先生には半年程度お世話になったのですが、残念ながら退職されてしまったようです。
息子いわく「○○先生がいなかったら算数を好きになってなかった!」と今でも言っています。
万年最下位クラスだった息子、カリテで表彰されることも増え、入塾から1年程度で初のクラスアップとなりました🌸
組分け偏差値、良いときで48くらい。算数は本人の熱意もあり、60に届くことも増えていました。理系の能力が開花したのか、理科も安定して50くらい届くようになっていました。
この頃の苦手教科は国語、社会です。この2教科は足を引っ張りまくり、偏差値35~40くらいでした^^;
小6、志望校と成績
クラスアップを果たした息子、キープするのは難しかった…クラスアップとクラスダウンを繰り返します。得意だった算数、理科は偏差値頭打ち、苦手教科の国語、社会は絶望…右肩上がりかと思われましたが本人の意欲もさほど上がらず、なんとかしがみついていくのに必死な日々でした。
ちなみに志望校はほぼ親が決めました…説明会や文化祭に行っても全然火がつかず。本人的な志望校はあまり無く…という状況でした。
適正偏差値に合わせて更に意欲が下がることをおそれ、第一志望校は見学した中から息子に合いそうな学校で、いわゆる「チャレンジ校」に設定しました。
成績ですが合不合の偏差値は45〜48程度。
算数55 国語43 社会40 理科50くらいでした。
社会は40を下回ることも多々…本人は「算数でカバーできるから大丈夫!」と言ってほぼ捨てている状態になっていました。
そして国語がなんとも不安定…できないときはこれまた40を下回ります。本番での配点も高い国語、最後のお金を振り絞って9月から個別にも通うことになりました。
運命の先生との出会い。再び
国語なんて…伸びるの…??
迷いましたが個別で一緒に過去問を見てもらうことに。そしてこの選択が大当たり。
通い始めてすぐに結果が出ました。
8月までの模試で偏差値40周辺を彷徨っていましたが、
9月 46、10月48、11月50 …安定して取れるようになっている!
多分解き方のコツを教わったのだと思います。
集団塾で国語が伸び悩んでいる子はじっくり見てもらえる個別をおすすめします!
過去問の添削も私だとできなかったと思うので本当に助かりました。
11月志望校決定
本人の熱望校は無く、かといって拒否もなく、本人はなんとなくやらされている感のまま最終面談となります。
埼玉県民なので都内が駄目なら県内、として、都内校は強気のプランで提出しました。
「無理だから別の学校にしてください」と言われたらどうしよう…と思っていましたが、過去問が取れていること、「算数強い子は本番強いから大丈夫!」と後押しされ、若干の修正が入りつつも出願校が固まりました。
1月の戦績
1月は2校出願、1校は男子校の偏差値適正校、もう1校は共学のチャレンジ校でした。結果は以下の通り(合格した学校の横に書いてある偏差値は四谷80%偏差値です。)
1/10 AM A校チャレンジ ☓
1/10 PM B校適正校 特待🌸(算理・52)
1/11 B校 1/10合格のため回避
1/12 AM A校チャレンジ☓
1/12 PM A校チャレンジ(1科目)☓
1/15 A校 チャレンジ☓ 同時判定の安全校🌸
チャレンジ校には振られ続け…でも嫌な顔一つせず受け続けた息子は偉かった!
そして、当初第3志望としていた学校の特待🌸を頂けたことが大きなお守りとなりました。
このあたりから息子の入試への意識も変わり、頑張って毎日過去問に取り組んでいました。
そして2月の戦績
ここからはチャレンジ校の都内男子校のみ。合不合判定でも最大で50%しかありませんでしたが、先生は「過去問取れてるから大丈夫!」と自信を持って送り出してくれました😌
2/1 C校 チャレンジ☓
2/2 AM C校 チャレンジ☓
2/2 PM C校 チャレンジ(1科)☓
この日の夜に息子はC校に行きたかった…と涙ぐみました。初めてどこの学校に行きたいかを口にした気がします。
「大丈夫!あと1回チャンスはあるんだ!まず明日合格をもらって弾みをつけよう!」
自分でも信じられないくらい気丈で前向きでいられたと思います。
2/3はD校受験。こちらもチャレンジです。
試験の後、すぐに塾に向かい、2/4C校の対策を見てもらいました。色々な先生が全教科見てくれたとのこと。そしてその夜
2/3 D校 チャレンジ(53)🌸🌸🌸
大きな一勝でした🌸🌸🌸
明日も勝つぞ!と言いつつ最終日はかなりの倍率…
2/4 C校 チャレンジ☓
最後の最後に本人の第一志望になった学校は結局🌸が咲かず、残念な結果でした。
息子は相当残念がっていましたが、D校に進学することになり、学校の動画やパンフレットを見て前向きになっているようです😌
中学受験で得られたもの
最初はこんなに大変な思いをして、小学生らしい生活もできず、かわいそうな事をしているかもしれない…と思ったりもしましたが、1月の本番が始まり、真面目に勉強に取り組む姿に大きな成長を感じられました。そして親子で一緒に一つの事に懸命に取り組めたこと、一生忘れないと思います。
教育として得られた成果としては
・勉強の習慣がついた(オーバースペックでしたが…)
・強みの教科を見つけられた
・生活の中での気付きや楽しみが増えた
事だと思います。
星や花を見るときにもじっくり観察したり、具体的な仕組みを考えられるようになった事はすごく大きかったかな。子供との会話がとても楽しいものになりました。
中学受験で失ったもの
・お金
・時間
・精神的な余裕
某マンガにある通りですw子供の偏差値で一喜一憂、必要以上に叱り飛ばしたこともあり、反省です…
これだけはやっておけ!的なこと
うちは算数が武器になりましたが、捨て科目としてしまった社会が最後まで足を引っ張りました。やはりまんべんなく抑えるべきです。2/3🌸校の社会の合格者最低点は我が家だと思っていますw
苦手科目を最低限のところまでは引き上げる。絶対にやったほうがいいです!
最後に…
中学受験を駆け抜けた保護者、お子様、みんな本当に本当にお疲れ様でした!!
これからの皆様の進学が素敵なものになりますように祈っております。
そしてこれから中学受験する学年の保護者の皆様、このゾーンの子供には伴走はかかせません。喧嘩が絶えず、私も気がおかしくなる事が多々ありました…。
今になって思いますが、個々の能力の上限があるのではないかと思います。着地イメージを高く持ちすぎず、偏差値に振り回されすぎず、(周りは御三家だNNだの言っていても耳をシャットダウンしましょう!)どうぞご無理のない程度で最後まで走ってください。
今となっては笑い話ですが12月の合不合は偏差値40という過去最低な結果で私は倒れました…でも着地はどうにかなったので積み上げてきたことが一気に崩れることはないんだなぁと思います。
最後まで完走できればどこかに花が咲くはずです。
長文でしたがお読み頂いてありがとうございました😌
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