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CL2連続11-4カビゴンLO~約1万字無料~

はいどーもたくちゃんです!
CL東京とCL大阪で11-4という成績を残し次のCLの優先権を獲得したカビゴンLOについて記していきます。

このえくんが
https://x.com/HonninBou_100?t=bmcImK7WYDp-Xcu4OLjX9w&s=09
素敵なイラストを描いてお祝いしてくれました。ありがとう!!!


環境予想

まず初めに個人的な環境予想です。

Tier1 (15~20%) 

ドラパルトex、サーナイトex

Tier2 (10%前後) 

ルギア️Vstar
ミライドンex
ブリジュラスex
ソウブレイズex

Tier3 (5%前後)

古代バレット
カビゴンLO
リザードンex
タケルライコex

今回は予選7回戦中Tier1のデッキに3回、Tier2のデッキに3回、Tier3のデッキに1回当たる想定でデッキを選択しました。

何故カビゴンLOを選択したのか

①環境の立ち位置が良いから

 テラスタルフェスex環境ではスボミーが環境に多大なる影響を与えました。そのため、グッズロックがかなりキツイ2進化デッキのリザードンexやグッズでデッキを回すタケルライコex等の母数は大幅に減りました。その一方でグッズロックの影響が少ない、もしくは強く使えるドラパルトexやサーナイトex、ブリジュラスexやソウブレイズex等が環境を占めました。
 私がデッキを選択する上で重視しているのは、Tier1に有利を取れていること、Tier2のほとんどのデッキにも有利を取れていること、Tier2~3の中で不利な対面が1~2デッキだけであることの3つです。
 カビゴンLOはドラパルトとサーナイトには有利であり、ミライドン、ソウブレイズ、古代バレット、リザードン、タケルライコにも有利が取れています。残りのルギアとブリジュラスには不利ですが、対策すれば微不利~5分になると考えています。
 すなわちカビゴンLOは環境に有利な対面が多く、不利対面もかなり少ないデッキだと思い選択しました。

②ミラーへの回答がある


 個人的に常にCLでは、ミラーマッチへの回答があるデッキを握りたいと考えています。上記の通りカビゴンLOの立ち位置はかなり良く、ミラーを踏む可能性が以前より高くなっていると感じました。他の多くのデッキは先行後攻の有利不利がはっきりしていたり、先に殴り出した方が明確に有利であったりするためどんなにプレイや最高カードで上手を取っても運の要素がどうしても絡んでしまいます。確かにカビゴンLOミラーもビワや野党の当たり次第では勝敗に大いに影響するため、運によって左右しやすいです。しかし、採用カード次第では運に左右されなく圧倒的に有利を取ることができます。そのカードについては後程解説いたします。

③安定性が高い

 安定性が高いという点もいつも重視している事のひとつです。カビゴンLOは非常に安定性が高く、事故率がかなり少ないデッキです。ロトムVさえおけてしまえばそくせきじゅうでんで手札を常に増やすことができ、そのロトムに触れるための札はたくさんあります。あとはカビゴンを複数体置くだけでこちらの盤面は完成します。他のデッキは盤面たねポケモンを用意してから進化させるという手間が必要になりますが、こちらのデッキはロトムとカビゴンを置くだけでよいので盤面完成への要求がかなり低いです。そのため事故率が低く毎ターン終わりに3枚ドローできるため安定性も高いです。

 以上のようにカビゴンLOは環境の立ち位置がかなり良く、ミラーへの明確な回答もあり、更に安定性が高いデッキのため今回選択しました。また前回のCLでも使用し11-4という成績を残したため、練度のあるデッキであるということも後押ししました。


CL大阪でのマッチング

Day1
1.ドラパルト️⭕️
2.ルギア❌
3.タケルライコ️⭕️
4.ドラパルト️⭕️
5.ルギア️⭕️
6.ドラパルト️⭕️
7.ルギア️⭕️

Day2
1.サーナイト️⭕️
2.ソウブレイズ️⭕️
3.ブリジュラス️⭕️
4.ソウブレイズ❌
5.ドラパルト️⭕️
6.ブリジュラスディアルガ❌
7.サーナイト️❌
8.ソウブレイズ⭕️

・ドラパルト:4-0
・ルギア:2-1 
・ソウブレイズ:2-1
・ブリジュラス:1-1
・サーナイト:1-1
・タケルライコ:1-1


採用カードと理由


CL東京

CL東京Day1使用
CL東京Day2使用

 簡単にCL東京で使用したデッキを解説します。ターボトドロクツキexとルギアをメタった構築を使用しました。トドロクツキに対しては相手の残りサイド3枚の状態からミスト+ジェットエネルギorカウンターゲインでガチグマを起動してサイドを取り切るプランを取ることにしました。くるいえぐるを使用したトドロクツキexを倒したりルギアのアタッカーのエネルギーを割る為にDay1ではカットロトムを採用しました。
 Day2ではテツノイバラex単が多いと予想したためカットロトムをミミッキュ2枚目にしました。


CL大阪

CL大阪Day1&Day2使用


何故メガトンブロアーを採用したのか



 基本的にはカビゴンLOのエーススペックはヒーローマントです。ロトムレスカビゴンにはミラクルインカムやプレシャスキャリーが採用されています。メガトンブロアーを採用しているカビゴンLOはほとんど見たことがありません。そんな中、何故このカードを採用したのか詳しく説明します。

①ガケガニ&モモワロウへの対策札


 テラスタルフェスexが発売された当初はガケガニ&モモワロウのデッキがかなり流行っていました。モモワロウ➕ヒスイオオニューラで毎ターン80ダメージを喰らい続けますが、カビゴンのHPは150のため1往復するだけで気絶してしまいます。毒だけではなく4枚程度採用されている入れ替え札➕ガケガニorテラパゴスでもこちらのどのポケモンも一発で倒されてしまいます。そのため圧倒的に不利な相手です。
 そこで、ガケガニデッキの要であるブーストエナジー古代➕ダブルターボエネルギー➕ゼロの大空洞を一気に割ることが出来るメガトンブロアーに目が行きました。しかし1回使っただけでは意味がありません。しかし、レジエレキのデンジソナーでトラッシュからメガトンブロアーを回収することが出来ます。メガトンブロアーを3回使うと3枚採用が基本のブーストエナジー古代を全てをトラッシュすることが出来、相手はこちらのポケモンを毒にすることが出来なくなります。更にダブルターボエネルギーも4枚しか入ってないため4枚目をハンディサーキュレーターでどかしてしまえば相手は殴ることが不可能となり完全に詰みます。メガトンブロアー➕デンジソナーのギミックのおかげでガケガニに負けなくなりました。
 一方で根っこの化石(状態異常を防ぎつつたねポケモンの使う技のエネルギーが無色1つ分増える)をガケガニ対策で採用しているデッキをよくみますが、使う対面が限られてしまいます。メガトンブロアーは後述するように様々な対面で使うことが出来る汎用カードです。


②ルギアへの対策札


 ルギア側はハンディサーキュレーターでアタッカーのエネルギーをどけられたり、アタッカーとしては想定してないポケモンで殴ったりするため、多くのエネルギーが盤面に溜まります。またプライマルターボを余分に使ってしまうと更にエネルギーが溜まります。そこでメガトンブロアーを打つと一気にかなりのエネルギーをトラッシュすることが出来ます。更にデンジソナーと合わせてもう一度メガトンブロアーを打つと相手のエネルギーが枯渇し出します。具体的な戦い方は後述しますが、メガトンブロアーを複数回使うことで不利から5分以上にもっていくことができます。
 

③その他の対面でも役立つ


・ドラパルトの煌めく結晶を割れる
・ペパーからサーチしてジャミングタワーを割れる
・ミライドンデッキのミュウexやテツノカイナexのダブルターボエネルギーを割れる
・サーナイトデッキの自滅前のラルトスに付いた勇気のお守りを割れる
・コントロールやLOデッキの技を使うための特殊エネルギーを割れる

上記のように、メガトンブロアーは不利対面への勝率を上げて5分~有利にしつつ、他の様々な対面でも使うことができるため採用に至りました。

ヒーローマントを採用していない弊害はないのか?

 個人的には今ヒーローマントは無くてもよいカードという認識です。以前はタケルライコやリザードンが環境を占めていたため、ヒーローマントでロトムや闘オーガポンの生存率を上げてデッキの安定性を高める必要がありました。しかしそれらのデッキが大幅に数を減らし、勇気のお守りで十分になりました。

各カード採用理由 


ポケモン


カビゴン 4枚
 初手でスタートしたいカードかつ4枚以上使用するカードのため減らしても良い理由はありません。

 ロトムV 2枚
 全試合で1ターン目から使用したいカードであり、サイド落ちを絶対にケアしたいため2枚です。1枚採用でサイド落ちしてしまうと4枚入っているネストボールが初手に引いてもハズレになってしまうため安定性を少し損ねてしまいます。

 ミミッキュ 1枚
 元々2枚でしたが、2体使いたい相手が不利対面のブリジュラスexのみで、その他の対面は基本カビゴンでロックするため使わないことの方が多いです。しかし、相手のエネルギーを枯らした後に使うこともあるので1枚採用です。
 
闘オーガポンex 1枚
 リザードン対面のみで2体使いたいカードだが、母数を大幅に減らしたため採用枚数を減らしました。ディアルガの入っていないブリジュラス対面にはこのカードがあるだけで勝率がかなり上がるため1枚採用しました。
 
ピジョットV
 ロトムには勇気のお守りやハンディサーキュレーターを付けたいため封印石の付け先として1枚採用しました。また自分がLOするのを防ぐことが出来ます。

レジエレキ 1枚

 CL東京の際から使ってます。
メガトンブロアーの所で述べたようにこのポケモンのおかげで3回以上メガトンブロアーを使用することが可能になります。また相手の動きが止まっているタイミングでカウンターキャッチャーや、ビワ、野党、クセロシキ等の妨害カードを回収することが出来ます。動きが止まっている相手以外にも、220までの打点しか出ない対面では、ゴージャスマントをつけてHP230にし、1発耐えてボタンで回収し、ジェットエネルギーでもう1度デンジソナーを使うことができます。
 またカビゴンLOミラーで勝利に大きく貢献するカードでもあります。こちら側にのみレジエレキが採用されている場合、こちら側の方がクセロシキや友達手帳等を使う回数が圧倒的に多いため有利になります。ミラーでの勝ち方は、手札と山札の総数をサイド枚数以下にした状態でナンジャモを打ち相手の山札を0枚にして番を返すという方法です。クセロシキを打てば打つほど手札と山札の総数が減っていくため基本的には友達手帳+シマボシやエール団でクセロシキを使いましていきます。しかし、シマボシは運に作用されるカードであり、いつかは2裏が出てしまい、友達手帳を戻せなくなります。一方レジエレキは確実に好きなトレーナーズカードを戻せるため、クセロシキや野党等の山札を削るカードを戻しつつ、友達手帳やエール団の山札の枚数を増やすカードも戻すことが出来ます。従ってレジエレキを採用してる方が勝ちます。
 しかし現状、ミラーを対策したカビゴンLOはほとんどないのでミラーを踏んだ瞬間ほぼ確実に勝てるのはかなり熱いです。

マンタイン 1枚


 元々はおはやし笛4枚でしたが、その1枚を削り採用しました。ドラパルト対面はむずむず花粉から試合が始まった場合、おはやし笛が使えず、先に相手にベンチを埋められたり余計なポケモンをトラッシュされたりしてしまいます。マンタインは負け筋になると思われがちです。しかし序盤に使った場合、相手は手札と盤面が揃っていないため、ボムを複数回使いながらナンジャモをして裏のポケモンをカウンターキャッチャーで呼び出すという理想の動きができず、マンタインを倒した後にカウンターキャッチャーやボスで裏のポケモンが縛られてしまいます。そのためマンタインを使った次のターンに安易にサイドを進めることが出来ません。従ってマンタインをボタンで回収する余裕が生まれます。負け筋にならずに相手のトラッシュのポケモンを確実に呼び出せるのは非常に強力です。このポケモンのおかげでドラパルトに有利になりました。
 他にもアッセンブルスターを使えていないルギアのトラッシュからガチグマやテツノカイナを呼び出したり、ソウブレイズのイキリンコ等を呼び出したりも出来ます。ブリジュラス相手にはゴージャスマントを付けることによってジャミングタワーを貼られなければ複数体呼び出すことが可能になります。
 こちらがカビゴンLOだとわかった瞬間相手はキチキギスやネオラント等のシステムポケモンをハイパーボールや大地の器のコストにします。またトラッシュにそのようなポケモンがいなくてもクセロシキを打つことによってトラッシュされる場合もあります。
 以上のように不確定要素であるおはやし笛4枚目よりも確実にトラッシュのポケモンを呼び出せるマンタインの方が評価が高く採用に至りました。
CLの15戦のうち半分弱の試合で活躍しました。

グッズ

ネストボール4枚
減らす理由がありません。

ヒスイのヘビーボール 1枚
 1枚採用のポケモンやカビゴンを回収するため必須です。

カウンターキャッチャー 4枚
 必須カード

ポケギア3.0 4枚
 デッキの安定性を高めるため4枚必須カード

おはやし笛 3枚
 カビゴンでロックする試合がほとんどのため4枚採用していたが、4枚目がマンタインになったため3枚採用

ともだち手帳 2枚
 1枚だと少なく、3枚だと過剰のため2枚採用

夜のタンカ 1枚
 カビゴン5体目を用意するために1枚採用。

メガトンブロアー 1枚
上述の通り  

どうぐ

勇気のお守り 1枚
 ロトムVが240になり、環境に多い190~220のダメージを耐えられるようにするため採用。

ゴージャスマント1枚
 レジエレキの所で述べたようにHP230にすると倒されにくくなる。ドラパルト対面で終盤ボムを全て相手が使った後HP250のカビゴン単騎にすると、仮に相手がポケモンいれかえを残していたとしても1ターンもらうことができる。ミミッキュがジュラルドンのレイジングハンマーを耐えるようにもなる。

森の封印石 1枚
 ジェットエネルギーやボウルタウン等のサーチ札がないカードを確実に持ってくる事が出来るため1枚採用しました。基本的にはピジョットに付けますが、ボタンと合わせてロトムにつけることもあります。

ハンディサーキュレーター 4枚 
 元々2枚でしたが、4枚あると勝率が上がる対面が多いです。古代バレット相手にデンジソナー込で5枚程度使えると相手のエネルギーを全て散らすことに成功して詰ませられます。ドラパルト対面でもハンディサーキュレーター複数枚+メガトンブロアーでファントムダイブを使えなくなったりすることもあります。そのためにハンディサーキュレーターを付けたカビゴン4体用意することを目指します。ルギア対面でも全てのカビゴンに付け複数回発動させられるようにします。

サポート

ペパー 4枚
 デッキの安定性を最大限に高めるために4枚必須

ボタン 3枚
 2枚と3枚採用では引ける確率がかなり変わり、3枚と4枚ではあまり確率が変わらないらしいため3枚採用。 

 野党三姉妹 3枚-ビワ1枚
 元々は2-2でしたが、相手は大切なグッズを手札よりも山札に残すことが多く、野党三姉妹の方が積極的に打ちたいためこの配分にしました。

ナンジャモ 1枚
唯一のドロー札のため安定性を高めるために2枚採用したかったが、枠がなく1枚採用。終盤のクセロシキ+ナンジャモで相手をLOすることも出来る。

ボスの指令 2枚
 元々は1枚だったが、グッズロック下やサイド差がついていない序盤でも使えるので、引く確率を上げるため2枚採用。特にクレッフィがバトル場の時に早めに打ちたいです。

クセロシキ 2枚
 元々は1枚だったが、相手の手札と山札の総数を減らすため以外にも、相手に必要札をトラッシュさせる妨害のためにも使うことが増え、序盤~中盤にも積極的に使いたいカードのため2枚採用。2枚採用するとサイド落ちもケアできます。
またクセロシキを複数回打てると時間切れの可能性を多少低めることができます。

エール団の応援
60枚目のカードです。ミミッキュや闘オーガポンが耐久する試合になるブリジュラス等対面でボタンの使用回数を増やすために採用。スボミーをロックした際に、グッズロック下でもボタンの使用回数を増やすこともでき強力。

スタジアム

ボウルタウン 1枚
1枚あると封印石からグッズ下でもカビゴンを複数体用意できるようになります。デッキの安定性を高めるために2枚採用したかったが枠がなく断念。

シンオウ神殿2枚
 ルギアのスタジアムの数は1~2枚のため、相手が先にスタジアムを張り出した場合に2枚あれば足ります。こちらが先に張り出した場合でもデンジソナーで回収すれば足ります。そのため2枚採用。
 またジャミングタワーが4枚入っているデッキに対してこちらもメガトンブロアー+スタジアム3枚で全て割ることができるようになっている。

エネルギー

ジェットエネルギー2枚
サイド落ちをケアし引く確率を増やしつつ、2枚あれば夜のタンカと合わせて2体レジエレキを起動することが出来るため2枚採用。ボタンとの相性がよく、バトル場のポケモンと合わせてジェットエネルギーも回収する事ができるので回収したポケモンを再びバトル場に出すことができます。ディアルガが入っていないブリジュラス対面で相手にジャミングタワーを全て使わせた後に、ゴージャスマントジェットレジエレキでボタン無限ループが可能になります。

各対面で意識すること(今後追記予定)

①ドラパルト 微有利(6-4)


 こちらは相手がボム×2ナンジャモカウキャファントムダイブの理想の動きをする前にカビゴン4体 (+ロトムV)の盤面を目指します。できるだけ盤面にいるカビゴンにはハンディサーキュレーターをつけておきましょう。こちらが盤面を作るためには即席充電が必須のため、まずはロトムを優先的にベンチに起きお守りをつけます。スタートがロトムやカビゴン以外の場合はボタンで回収しましょう。ロトムVは相手の理想の動きの前に回収できたらかなり有利になりますが、回収出来ずなくても大丈夫です。カビゴンを4体ベンチに置けたら第一段階クリアです。
 おはやし笛が当たらない場合や相手のトラッシュにロック対象となるポケモンが居る場合はマンタインを起動しましょう。相手のベンチにロック対象のポケモンを用意できたら第二段階クリアです。その後はロトムより先にマンタインを回収します。
 お互いが盤面を作っている間に更にこちらはクセロシキやビワ、野党で妨害をしましょう。ポケギアはなるべく使わないようにし、友達手帳でボスやペパーを戻しておき相手のボムナンジャモに備えておくとよいです。
 相手のボムカウキャナンジャモファントムダイブの返しに相手のベンチのロック対象のポケモンを呼びだせたら第三段クリアです。相手に入れ替え札が存在しない場合は勝ちです。入れ替え札があった場合用にベンチにはカビゴンを用意しておくようにしましょう。もし用意できない場合は相手のベンチにヨマワルがいないならゴージャスマントをカビゴンに貼るようにしてください。そしてもう一度ベンチのポケモンを呼びだせたら勝ちです。
 フトゥーでロック対象のポケモンが回収され、他にロック対象のポケモンがいない場合はハンディサーキュレーターカビゴン2体用意しておくドラメシヤやドロンチを呼んでエネ切れを狙うか、ゴージャスマントミミッキュで詰ませることを意識します。

②ルギア 五分


 相手のアッセンブルスターの前にどれだけ相手のベンチを埋められるかが鍵です。おはなし笛+マンタインでできる限り相手のベンチを埋めましょう。4体埋められるとアーケオスを1体しか出せなくなり、かなり有利になります。0エネのチラチーノが210しか打点を出せなくなり、相手の最高打点が220になるからです。そうするとゴージャスマントレジエレキをジャミングタワー以外で突破できなくなります。ジャミングタワーを貼ってくれた場合、シンオウ神殿を後出しできるので有利に立ち回れます。4体埋まらなくてもガチグマを呼び出すことに成功してもかなり有利になります。ガチグマに5エネ分つけて殴るかジェットエネルギー要求かの二択に迫れるからです。
 その2つの状況のどちらも作れなかった場合はメガトンブロアーを2〜3回+ハンディカビゴンでアーケオスを呼びながらシンオウ神殿2枚で勝つプランを目指します。ロトムを取られるとかなりきつくなるのでなるべく回収するよう心がけてください。 
※メガトンブロアーはシンオウ神殿を貼る前に使ってください。

③サーナイト 微有利(6-4)


 まずはハンディサーキュレーターを付けたカビゴン4体+お守りロトムの盤面を目指します。笛も積極的に打ち、相手のベンチに空きがあり、トラッシュにゲッコウガやマシマシラがいる場合はマンタインを起動させましょう。フワンテやサケブシッポも打点を出すためにエネルギーがかなり必要なのでロック対象になり得ます。
 相手はクレッフィを前に出してロトムの特性を封じてくるのでカビゴン前でボスの指令を序盤に使えるかが鍵になります。クレッフィでこちらの動きを止めている間に相手はトラッシュに4エネ、お守り、キルリアのセットを揃え、お守りラルトスに8点乗せてキルリアに進化させて自滅させることを目指してきます。お守りを先に貼られた場合はメガトンブロアーで割りましょう。
 相手が殴り出す前に、相手のハンドが多い時やペパーでお守りを持ってきた後にクセロシキを打って相手の必要札をトラッシュさせることや、友達手帳でボスやペパーを戻してお守りキルリア自滅➕ナンジャモに備えること等を意識しましょう。
 あとは自滅➕ナンジャモ後に相手のバトル場のポケモンのエネルギーをサーキュレーターで分散させつつ裏のポケモンを呼び続けられれば勝てます。
 相手のエネルギーが切れて動きが止まったタイミングでマントレジエレキでカウンターキャッチャーを戻す動きも強いです。

その他の対面は質問があれば随時追記していきます。

最後に

 練習に付き合ってくださった皆さん、一緒に考察してくださった皆さん、応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。

 最後に、CL東京に引き続きカビゴンLOで優先権を獲得できた勝因について振り返ります。まずは、記事の前半で示したように環境で立ち位置の良いデッキを選択できたため、安定して勝つことが出来ました。更に自主大会やジムバトルに積極的に参加し、環境調査し、その環境に合わせて明確な理由付けをしてカードを採用出来たことも勝因の大きな1つだと思います。そのお陰で明確に不利とされているルギアに勝ち越せたり、圧倒的Tier1のドラパルトに全勝することが出来ました。
 しかし、CL東京と大阪共に10勝後に負けを重ねてしまいました。その相手は強豪プレイヤーであり、何れの試合でも明確なプレイミスをしてしまい、自分の弱さを痛感し非常に悔しかったです。
 来年は、CL札幌から繋げた優先権を途切れさせず、更にJCSの権利獲得や決勝トーナメント進出を目標に精進していきたいと思います。

 コメントや質問等あればいつでも承りますのでどうぞよろしくお願いいたします!
 

 
 

 

 

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