虚言癖の喪女とかいう最悪の存在

架空の彼氏との妄想でなんとか自我を保っている 正気は保てていない
昔は「私の趣味に理解を示してくれる包容力に溢れた年上の男性」だった
でも今は「発達障害によるハンディキャップを抱えながらも人好きのする笑顔が眩しい悪戯好きで人懐っこい年下の男の子」に健気に慕われていることになっている
前者は完全に当時の私の理想を詰め込んだ空想の産物だけど後者は実在する人物との体験が元になっている貴重な例で、早い話ただ仕事で少し喋っただけの名前もろくに知らない二度と会うこともない距離感バグ男のことが忘れられなくて未だにそれを擦ってるとかいう地獄なんだけど
本当に泣けてくる たった一度会っただけで別に意気投合したとかそういうのでもなく当たり障りのない会話をしただけなのにね 惚れっぽいというか人との関わりが極端に少ないせいで社交辞令ですら真に受けちゃうのよ
というか普通に考えて事務的な交流があっただけの他人をこんな妄想の材料にしている自分が末恐ろしいし相手には申し訳無さしかない こういう思い込みの激しさがストーカーに繋がるのかな 気を付けないといけない

でもって理解ある彼くんを求めるのではなく自ら理解のある彼女ちゃんになろうとしているのに烏滸がましさと老いを感じる

この世には妄想世界の住民が恰もそこにいるかのように振る舞ったり本当に『視え』ちゃってる人がいるらしいけど(オタク用語ではないイマジナリーフレンドとかタルパとかいうアレ 異世界トリップを本当に試みる人たちがいることを知ったとき並の衝撃だった)
私の場合はあくまで脳内妄想で、それでも昔架空の彼氏と現実の友達が当たり前のように仲良くしている明晰夢をみたとき、目が覚めてから次第にあれが夢だったと認識していくなかで「ああそうかここにはいないのか」って口惜しさを感じた自分がいてとても怖かった
現実がじわじわと侵食されていくような 多分あれを受け入れてしまったら終わりなんだろうなって
だからのめり込み過ぎないように線引きはして架空の彼氏と現実逃避してる
でも現実の友人にこの新たな彼氏の話をしちゃった時点で私はもう詰んでるんだろうな
最低なことにもちろん架空の存在であることは伏せて 私を普通の人間だと信じてやまない友人たちは妄言であることを疑いもしない
辛い 幸せになりたいとまでは言わないから嘘で自分を守らなくても生きていけるくらい強くなりたい

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