懐かしのトイガン 分解note その6
はじめに
このページで扱うトイガンは、オイルが切れたり錆付いたりして古くなったトイガンを分解清掃、あるいは壊れた個所の修理を行うために分解しています。違法改造やパワーアップなどを目的としてモノではありません。また基本的にメーカートイガンは分解を禁じておりますので、実行は自己責任でお願いします。
分解するモデルについて
現在、様々なトイガン記事がネット上で綺麗に編集され、アップロードされていますが、こちらのnoteでは私の備忘録を兼ねて、詳細な分解方法が公開されていないモデルを中心に扱っていきたいと思います。
MGC イングラムM11 モデルガン
MGCのイングラムM11モデルガン
各部の錆や固着でまともに可動しないのでメンテナンスのため分解します。
取説が無いのでパーツ名がほとんど分かりませんでした・・・
バレル底部にあるこの突起を下に下げつつ
バレル斜め下のピンを抜けば
アッパーとロアフレームを分離できます
ボルトを引いて
分解ポジションに持ってきますが、この時一番引き切った所から1mm位戻しておかないとトップのチョボが上手く外せません
その状態でチョボを斜めに廻すと
簡単に引き抜くことが出来ます。
チョボはベアリングのテンションで固定されてるのが分かりますね
これでボルトのアセンブリを取り出すことが出来ます
Eリングで2か所留まってます
小さい方のEリングは外さなくても引き抜けます
大きい方のEリングは隙間に精密ドライバーなどを入れて抉ると外せます
SPと金属プレートの間にラバープレートが挟まってます
大方分解出来ました
あとはこのイモネジを外すと
エキストラクターを取り出せます
次にアッパーのバレル横のピンを抜くと
バレル回りの分解が出来ます
このピンを抜きますが、ピンの一部が僅かにフレームに干渉するので指でフレームを押さえながらポンチで叩き抜くとフレームの割れを防げます
無事取り外せました
このイモネジを抜けばデトネーターが外せます
チャンバー自体もそのまま抜き出せます
次にストックを外します
肩当部分がリアサイトに引っかからない様にして・・・
(この個体はリアサイトプレートが少し位置ズレしてます)
ボタンを押しながら抜けば
簡単に取り外せます
肩当は右側のEリングで固定されています
精密ドライバーで抉って外します
分解できました
グリップのビスを外します
マガジンキャッチのピンを抜きます
ロアフレーム底部のビスを外します
グリップのビスと同じ大きさの様です
先にマガジンの分解を・・・
底部のピンを抑えつつボトムプレート引き出せば
簡単に分解できます
この個体は、本体の金属パーツは赤錆だらけでしたがマガジンはパーカー処理されているようで殆ど錆が発生してませんでした
続いてロアフレームの構造を頭に入れときましょう
まずはこのトリガーピンの溝に嵌まってるSPを外します
SP前方部分を少し持ち上げて
セレクターの内側に移動させ
これでセレクターがスルスルと抜けます
この状態でトリガーを引くと
ボコッとパーツが外れるのでそのまま取り出します
トリガーピンに嵌まってるSPの後端をドライバーなどで少し前に押します
これでSPを取り外せます
セフティのピンを抜きます
これでセフティのプレートを取り出せます
SPとベアリングがあるので紛失注意
ロアフレーム後端のピンを抜きます
これでほぼ完全に分解できました
あとは錆取りやクリーニングをして組み上げたいと思います