起業家が総勢40名以上集まるサミットをなぜ実現できたのか考えてみました
最近、コロナで益々都市と地方の分断が進んでいることに心を痛めつつ、抗体検査を受けて何もなくホッとしている今日このごろです。(必要最低限の出張で安心してもらえる)
まずSUMMIT by WHEREに登壇してくださる皆さま、スポンサー企業の皆さま、参加者の皆さま、運営に関わる皆さま、全ての方々に感謝を申しあげます。こうしてリリースできたのは皆さまのおかげです。誠にありがとうございます。
この記事を書くきっかけは、SUMMIT by WHEREをリリース(なんぞやは下に書きます)してから受け取ったありがたい言葉たちです。
よくあんなに豪華な登壇者の方々が集まったね、何人でやっているのー?、いつから考えていたの?など。(どうやらパートナー含めて7人以下の小さな小さな会社がなぜ実現できたのか気になるようです。僕も気になります。笑)
それならば記事にして、会社(WHERE)が持つ資源や価値を見直す機会とサービスやイベントなどを形にする際のヒントになればと思っています。
SUMMIT by WHERE自体の実施はまだされていないため、この記事の内容は企画からリリースまでに関してになります。予めご了承ください。
ここから本題にはいろうと思いますが、その前にSUMMIT by WHEREを簡単にご紹介すると、本サミットは「地域経済を共に動かす起業家のためのサミット」というコンセプトを掲げ8/23に開催します。
このコンセプトを実現するために、第一線で経済性と社会性を追求している起業家の方々を招待して総勢40名以上、10セッション以上で各セッションテーマごとに議論を展開する場をつくっています。
登壇者やセッションはHPを読んでみてください。共感、賛同して参加申込してもらえたら大変嬉しいです。
HP ▶ https://summit.where.inc/
簡単な紹介をさせていただいたところで、なぜ実現できたのかか考えて書き出し見たところ案の定長文となりました。お時間ある方はお付き合いください。笑
圧倒的な積み重ねで信頼の蓄積
WHEREは信頼で成り立っているとよくイベントや講演会でもお話させていただいています。
最近は、信用の時代、ファンをつくりましょう、など多くの方が耳にしているかと思いますが、実際どうやったらいいの?となっている方も少なくないと思うので具体的になにをどのくらいやっているかお話します。
① 創業時、1年半家なしで紹介伝いに各地域を暮らすように巡る
実績も人脈も0スタートで、あるのはビジョンと自分だけの状態でした。
まずは知り合い30人にプレゼンからはじまり、いろんな言葉を受けとめてこの地域のこの方にあってみてなど紹介いただいた方には必ず会うようにしていたら1年半各地域を暮らしながら巡っていました。
この話をするとなかなかビックリされるのですが、当時の僕はそれしかできることがなかったのですが、このときの行動が会社も人生も財産になっています。
スマートさとはかけ離れた泥臭さですが、信頼関係の根本を経験させていただいたと思っています。
② 初めての取組は自己投資して、GIVEからはじめる
これまでイベントやツアー、メディア運営、自主事業などは全て自己投資ではじめています。
やったことがないけれど営業とれたからやるということは一切なく、まず自分たちで試して効果がある(成果が出せる)と思ったことを提供するようにしています。
営業機会の数としては少なくなっていますが、その代わりに得ている信頼はとても大きいと年々感じることが多くなっています。
③ 危機のときは一緒に乗り越える
僕らは生産者の皆さんと関わる機会も多く、コロナでの影響が大きい方々も知っています。
コロナの自体が表面化してから3-6月はできることをできる範囲でやろうと決めて、関わっている方々へ連絡して予算なしでもできることをと思い、オンラインイベント10回以上開催しました。
結果、皆さん(参加者も)とても喜んでくださり明るい表情がみれたことがなにより嬉しかったです。また、このような活動を見て取材や別途相談などが生まれ事業としても嬉しい結果となりました。
縦と横を意識して共通の方向性(旗)を掲げる
わかりやすくいうと、ビジョンとか目的とかそういう柱になるやつです。これが、どのぐらいの熱量で、だれとやるのか?、どれくらいの規模なるのか?を決める最も大事なことだと思っています。
また方向性には、ドーム型やビームみたいな一点突破型など色々あると思いますが、僕は主に縦と横をイメージしていて、縦は課題の大きさ、横は関わる範囲と定義して掲げるようにしています。自分の熱量と覚悟が伴っていることは大前提です。
例えば、SDGsなどは持続可能性からみた社会全体なので課題としては最大規模で、全人類に関わることなので関わる範囲も最大規模で極端な例ですがわかりやすいですね。
SUMMIT by WHEREでは、
縦:地域の持続可能性、社会の分断(地方と都会、行政と民間など)
横:経済性と社会性を追求している起業家
です。
対象とする起業家はコトを起こす人と定義していて民間に関わらず改革に取り組む首長や公務員、大学教授、NPO、個人事業主などの方々も含んでいます。
縦は地域や社会が対象となり業界では最大規模で、横は起業家という形であえて今は絞っていますが、地域で活動している個人事業主まで含めると対象者はぐっと多くなります。
みんなが得するwinwinな関係性づくり
近江商人の三方よしは有名な話ですが、実践するのはなかなかむずかしいものでもあることは皆さんもよく知っているかと思います。
僕らは全ての提案資料に、三方よしの考え方をいれるくらいwinwinになる関係性づくりを徹底しています。
今回で言うと、セッションに登壇する方々(登壇者)、参加者、スポンサー企業、社会、僕ら全員がwinwinになる関係性になる設計をしています。
・登壇者
自身(サービス)の認知度、他業界との協業、官民連携、採用
・参加者
自身(サービス)に活かせる学び、人脈、協業
・スポンサー企業
自身(サービス)の認知度、他業界との協業、官民連携、採用
・社会
起業家の皆さんの経験と人脈を持ち寄ることで発揮される影響はとても大きいと思っています。また産学官の連携の必要性は話されてきていますが、まだまだ溝は大きいため、民間主導で推進できれば新しい道が見いだせます。
・WHERE(主催)
ビジョンの実現、ブランディング、本サミットの運営利益(持続的に運営していくための)
色んな経験を経て、相手が勝ち自分も勝つということの大切さを身に沁みています。またこれから会社は社員を勝たせること(結果、会社も盛り上がる)がとても大事だなと思っています。
最後に
大変長くなってしまいましたが、小さな会社がこの規模のサミットを実現する土台はこれまで蓄積した信頼関係を前提に、掲げた方向性に共感と賛同してもらい、そして関わってくださる皆さんがwinwinになることを感じてもらえたからこそ実現したと思っています。
誰かにとって、サービスや事業を形にする際のヒントになれば幸いです。また私たちの考え方や活動、そしてSUMMIT by WHEREに共感していただけたら、ぜひ参加してみてください。
https://summit.where.inc/