でこぼこ魔女の魔法とかの考察という名の捏造
でこぼこ魔女をみてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※この記事は、ギャグ漫画を勝手に深読みする妄言であり、頭空っぽにして読む記事です。断じて作品の方向性、世界観を強制するものではありません。
作中の描写・プロフィール・元ネタから、考察しても特に何にもならないものをひたすら主観of主観な考察未満・致命的な見落としによって成り立っているため、苦手な方はお気を付けください。
ぜひ単行本を片手にお読みいただき、ご指摘などいただけると幸いです。
魔法の仕組みと家系魔法とは
魔法の使い方について、特に明言はされていない。
<明かされていること>
・魔法には魔力が必要である
・魔力量の多さが健康や行動に影響する
・魔法によっては別の魔力の影響を受けると使用できない(召喚術・通信・移動etc…)
・魔力は体内では液状・不定形である
・体調が魔力の形状に影響する(固体化し対外排出など)
・魔法使用時には詠唱が必要ない場合がある
・薬物はフラスコなどを使用して作成する
<不明瞭なこと>
①魔法使用には何が必要なのか(詠唱が必要ない魔法の使用手順は?)
②魔力量の大小の恩恵など
③魔法才覚の遺伝性
④魔法生物の存在
①魔法使用に必要なものとは
魔法使用には『魔力』を源とすることが大前提だが、作中で召喚石や魔法陣などの『触媒』『呪文』などが使用されたのは本当に僅かである。
<呪文などを必要としない>
・箒での飛行(ただし飛び立った直後の描写が多いため不明瞭)→大多数。アニメ版では魔法陣があったが、あれはビオラの召喚の名残りの可能性が高い
・物の浮遊→大多数。アニメ版では泡のようなものに包まれて浮いている
・炎→アウリ。爪先に灯したが詠唱はない
・召喚→ビオラ。喚起の場合に限られるが魔法陣さえあれば問題ない様子
・予知→ルーナ。描写がないだけかもだが、水晶があれば行える様子
・ワープゲート→ルーナ・ビオラ。詠唱を行っている様子はないが、移動方法に箒を使用しているところから見るに魔力消費が激しい可能性がある
・薬物→ビオラ・(おそらく)ギリコ。描写を見るにこっちは化学に近い?
<呪文詠唱などが存在する>
・召喚術→ビオラ。フェニックスなど上位存在の召喚のみと思われる。アニメ版のみ
・呪い?→ビオラ。リラに向けて発揮された
作中の描写の魔法はそこまで多いわけではないが、殆どに呪文詠唱などはない。
が、ビオラの幼児語を聞いた魔女二人が「この歳で呪文詠唱を」と驚いていたので呪文自体は存在する様子。そして幼児語特有の不明瞭さを呪文と勘違いしたことからも、何を言ってるかまったくわからない=呪文はあの世界の一般言語ではない可能性もある。
となると、呪文=文字・言語そのものに力があるのかもしれない。
たとえばルーン文字なんかは、ルーン文字を刻むことで効果を発揮するなど、文字そのものに力が宿っているものである。
そういった呪文は総じてかなり強力なことは多いため、作中のような日常ではあまり使用されないのかもしれない。
もちろん『一般言語と分けることで魔法の突発的行使を抑制する』というのかもしれないが、詠唱なし魔法がこんなにあるのに抑制もクソもないと思うので、個人的にはこの説は薄いと思う。
②魔力量の大小による恩恵
魔力量の多さについて言及されたのは、下記である
・アリッサ→幼少期に魔力が少なく、体が弱い(現代は改善?)
・ビオラ→幼少期から魔力が多い。身体強化・おまる飛行・睡眠中の無自覚召喚など行えた様子
・アリッサ母→尽きない魔力もち
このことからわかるのは、魔力の多さ=本人の体調・扱える魔法の種類、精度に影響するのだろう。
魔ロのことも考えると、人間で言う自律神経にあたる部分が魔法の行使に影響するのかもしれないが…そうなると基礎身体能力の向上・強い免疫などの恩恵もあるのかもしれない(ただしビオラが「薬が苦いから苦手」と言っていたため、定期的に病気になっていた可能性があるため免疫に対しては線は薄い)
ちなみに魔力量に関しては
特に触れられていないギリコらは多分一般的な多さで、大魔法使いを自称するアウリはまあまあ多い、くらいだろうか?
そして。その魔力を体外に放出・保存は可能なのだろうか?俗にいうエリクサーとかそういう物体は存在するのだろうか。
魔女・魔法使いの強さというのは、魔力の強さが多大な影響を与えると考えられるが、エリクサーが存在した場合これがぶ飲みしたら強くなったり…?
ただし、個々人の魔力保有量の有無が影響する可能性があることは念頭に置いて置くべきだろう。作中では触れられていない。
あと、あった場合、上記の理由から魔力は体調に影響を受ける・与えるわけだが、魔法薬(エリクサーなどを含む)扱いは薬物と魔道具どちらなのだろうか…
その場合『薬剤師国家資格』とかがあるのだろうか…あるんだとしたら『魔法使用国家資格』も…?
③魔法才覚の遺伝性
次に不明瞭なのは、魔法の遺伝性である。
例として、作中には予言の魔女、ルーナという女性が存在する。
彼女は作中唯一、魔法の遺伝性について明言しているキャラであり、
ルーナ「うちは代々占い師の家系」「たまに力の強い魔女が生まれることがあるが、引き換えに呪いを受ける(要約)」
とのことだが。
この家系の特異的な点は、家系に属した全員が予知能力を大なり小なりに身に着けているという事である。
それは彼女の家系の持つ、呪いのせいではないか?という話だが、その場合「たまに強い魔女が生まれ、(予言の)精度と引き換えに呪いにもなってしまう」という発言がおかしくなってしまう。(あくまで呪い=予言の魔法強さが転じたもの。予言能力の獲得には関係がない)
そのため
①呪いが魔法獲得に必要ない場合
→呪いは魔力量に対する呪い(魔力が多いことが呪いの発動条件)
例:ルーナ→魔力が多い=呪いが発動する。
凡 人→魔力が少ない=呪いが発動しない
②呪いが魔法獲得に不可欠な場合(ルーナの発言とは矛盾するが)
→本人が発動していると認識できるレベルの呪いの発生は魔力量に比例する
例:ルーナ→魔力量が多い=呪いの効果・範囲が広い=呪いが自他ともに強く認識できる
凡 人→魔力量が並程度=呪いはあるが効果が薄い・範囲が狭い=対象が自分だけ・呪いの発生の自覚すらできない
ものなのではないだろうか?
勿論、『魔力が強すぎて転じて呪いとなる』場合もあるが、魔力を保持しているビオラが料理が可能であること、作中の描写を見るに予知と料理との関連性がないことから(というか彼女の親族の持つ呪いが不明瞭なのでなんともいえない)、魔力ではなくあくまで予言能力の副作用なのだろう。
…ただ、ビオラはうんこクッキーを、尽きない魔力持ちのアリッサ母は『完全』な離乳食を作っているので、魔力量が料理に影響を与える可能性はゼロではない…?
では次にアリッサ一家を例に考えてみよう
アリッサ:魔力量が少ない(幼少期は体調を崩すレベル)・使用魔法は基本的なもののみ
アリッサ母:尽きない魔力量・『完全』の作成など既存の魔法にとらわれない・魔法は恐らく永続も可
アウリ:不明・性転換魔法を他人に使えるなど一般魔法以外も使用可能
『才覚=魔力量や魔法の域のみ』とは言わないし、作中で家系魔法と明言されたものを使用しているのがルーナのみであり断言はできないが、
アリッサは姉と叔父に比べると、完全に遺伝しているとはとても言えないほどの魔力量・魔法の才能の差がある。
そのため魔法には遺伝要因はあるものの、継承・完全遺伝ではないのだろう。
ただ、アリッサが『魔法で何かする』よりも『魔法は手助け程度』と考えており、攻撃や既存の生態系・性別破壊などを求めていないなど攻撃的な性格ではないため、一方的に決めつけることはできない(魔法の修行なども精密性などだった可能性がある)。
余談だが、
ルーナの家系が予知能力を使えるのはほぼ遺伝だろうということがわかるが、気になるのは「魔法使い」といっていない点である。
彼女は魔女が強力な場合は触れても、魔法使いがどうかについては触れていなかった。
そして彼女の元ネタがルーナ(ヘカテー)だった場合も考慮すると、予言能力の行使が可能なのは魔女のみであり、魔法使い(男性)は予言能力を有しないのかもしれない。
…もちろん、ルーナの母親だけの可能性もあるが男を使う・乗りこなす力も遺伝している様子なので、もしかしたら代々そういう性癖・能力を持った男女が集まった家系の可能性もある。だめだろ
④魔法生物の存在
召喚物を除いて不可思議な存在はいる。(毒コアラ・フェニックス・乳首ねじ切り・太陽っぽいモンスター・ジャックフロストなどは召喚物)
それが、バジリスクや40話・あとがきに登場する、額に汽笛を持つヘビのような謎の海上生物とアリッサがあとがきでうずまっている毛玉のような生物である。なにあれ…
魔法生物が人を襲っているような描写はあるもの、特に規制が存在するような描写はなく、現代で言うアオダイショウとかそういう扱いなのかもしれないが、この世界において、ああいった存在は魔力を宿しているのだろうか?
というのも、彼らは人語を話す・独特の美意識(道理?)などを持つなど、かなりな知性を有しているようである。
そのため、もし彼らが魔法を使えるとなればかなりの危険生物になるだろう。まあ持てなくても危険生物であることに変わりはないが。
人型以外は魔法を使えない可能性もあるが、フェニックスの分身などは魔法…?かもしれないし、断言はできない。
魔法使用の制限・規律
次に魔法使用の制限である。
作中で人に向けて使用された魔法は2種類ある。
①魔法を使って間接的に関与した
ビオラが行った透視(過去の出来事の客観視)、ギリコの増強剤、ルーナの予知能力などを指す。
これらはとくに制限が見られない。
というかビオラの透視に至っては「倫理的にはだめ」、ギリコは回収はしている際に「こんなことになるとはなあ」と問題視はしているものの、使用自体は止めていないことから、ほぼ無制限とみていいだろう。
次にルーナの未来予知は制限そのものが難しいものと考えられる。本人もある程度制御はできるものの、アウリ襲来予知のように「本人がどうにもできない一方的に見せられる予知」は存在するのだろう。そのため、制限そのものが不可能なのだろう。
②魔法を対象に直接使用した
作中で主に、アリッサ母がアウリに行った性転換魔法、ビオラがフェンネルに使用する召喚術などを指す。
性転換魔法についてだが、作中では描写がないが、これはある程度の制限があると考えていいだろう。こんなものがぽんぽん使える奴らが蔓延してたらエッグイことになりますしね…
制限が描写されていないのは、実現できる魔法使いが少ない可能性もあるが、問題は相手を身体変化させる魔法が存在することである。
性転換のように顕著なものは希少でも体の一部の変化なら、ある程度力のある魔法使いならできるのではないだろうか?
制限がない場合は、体の一部だけでも動物化などが可能なら、希少生物(召喚生物や高級食材になる動物とか)に変化させてその部位だけ切り落として販売とかいう所業が横行しかねないわけである。
召喚術についてだが、例にビオラを用いる。
前提として、昨今混合されがちだが「召喚」というのは主に2つ存在する。
下位の存在を使役する「喚起(evocation)」。
上位存在を祈願によって降臨させる「召喚(invocation)」である。
作中ビオラはどちらも使用しているが、(フェニックスは召喚、ジャックフロストは喚起とおもわれる)
どちらも細かい分類でいうと、請願召喚(降霊召喚と二分化されている)と呼ばれるものであるため、彼女の得意分野はこれであるという前提で話を進める。
ビオラのプロフィールで特技は「魔力量を利用した」召喚術とある。
作中のトンデモバードことフェニックスが召喚された要因はおそらくこれが原因だろう。
そのため、召喚術に必要なのは「魔法陣」「魔力量」「召喚石」であるが、最も重要な要素は魔力なのだろう。
具体的に言うならば、魔力量>召喚石>魔法陣の順で秀でていれば、ある程度の結果・召喚物が喚べるのではないだろうか。
魔力量>魔法陣の根拠だが、魔法陣はあくまで術者を守るためのものである魔法円が元ネタである場合が多い。ただジャックフロスト召喚時にも書いていたようだがアニメになっていないため描写が少なく、基盤とするものが防衛のためなのか不明瞭。
魔力>召喚石の根拠だが、遭難回にてマナ(自然界の魔力)によって召喚術は左右されることが明言されている。言い換えればビオラはマナの影響がなければある程度狙って召喚することが可能な様子。
にもかかわらず召喚石をねだっているのは確立を上げるため、つまり、召喚石は召喚対象の安定・触媒の用途なのだろうか。
つまり、
魔法陣→禁術などの陣は禁止されているかもしれないが、禁術が抑々存在するかも描写なし。術式の安定・自衛?
魔力量→制限のしようがない。
召喚石→人間が販売しているため、ほぼ危険性・制限はない?安定?
となるため、制限できそうな「魔法陣・召喚石」は制限しても意味がない。制限しないといけない「魔力」は制限しようがないため、召喚術は制限は存在しないのかもしれない。
これらは請願召喚の例のみであり、降霊召喚においては条件が変化する(術者の精神・血縁など)だろうため不明瞭。
種族の分布
でこぼこ魔女ではかなり多岐にわたる種族が存在する。ということで「種族名」「人数」「特徴」「備考」でまとめてみましょう
・魔女、魔法使い
人数:6名(作中で固有名詞があるのみだけで、ギータの発言や、アウリらの親の存在を考えるにこれ以上は存在する様子)
特徴:自身の魔力を用い、多岐にわたる魔法を使用できる。対象は自己・他者を選ばない。本人の魔力量や家系魔法などが存在する。長命種
備考:寿命や血族などは関係なく、自身の魔力で魔法が使える=魔女の様子。16歳が「つい最近まで受精卵」と呼ばれる当たり、人間と異なり280日(8カ月)ではなく、8年間なのかもしれない。長すぎる
・エルフ
人数:15名以上(里1個は確実に存在)
特徴:自然界の魔力を用いた魔法や弓術を得意とする。長命種。
備考:作中描写以外の里があるかは謎。独自の文化と信仰が謎。他種族との交配が可能なのか、出産などの水準が魔女と同等なのかなど謎。酒場近くに存在する描写が見られるので外に出ているエルフはさほど珍しくない様子。
・オーク
人数:5名(1家族)
特徴:(家族のみの描写のため憶測の域を出ない)体格が善く、牙が生えている。短命種。
備考:家具の作成が可能。里が存在する。アウリ(女)に恫喝した存在がいるが、オークかどうかは謎。女騎士がくっころ(す)としている以上、オーク=野蛮・討伐対象な可能性がある。オークの里が「口ききしないと商売できない」ほど閉鎖的な、こういった側面?
・リザードマン
人数:4名(ギータ夫妻とギータ両親)
特徴:炎を吐けるなどは体質、魔力量は個体差があるが持っていない個体が多い。卵生(両親の塩基配列で色や模様が変化)。
備考:元ネタから妖精分類かと思うが、魔力所有者が珍しいのかは謎。
・人間
人数:8名以上
特徴:ホモサピエンス。短命種。魔力量は個体差
備考:魔力があれば魔女を名乗れる様子
・猫又?
人数:3名?(酒場の娘と背景の男女)
特徴:人型。猫耳としっぽが存在する
備考:耳が特別よいなどの描写はない。というか登場が一回のみ
・ザントマン
人数:2名(夫妻)
特徴:魔法の砂を所持した眠りの精霊。
備考:交配が可能。不眠などの精神病を患い、薬なども効く様子
・毒コアラ
人数:10体以上
特徴:モードックという森で群れを成して生活する。捕食した草を分解・再構築による毒の生成が可能。毒を身にまとって雨をしのぎ、種類を自身で選ぶことが可能である
備考:知性は不明だが、人間の2~3歳前後程度は所持している様子。
・フェニックス
人数:1体
特徴:病気にかかる(召喚者を通しない場合は)こともなく、自然界からエネルギーを吸い生存するため、飲食などは不必要(五感が存在する)。おそらく名の通り不死である。
備考:召喚者が存在する場合影響を受ける。伝承の通りかは不明だが意識は連続している。飲食が不要にも拘らず五感や内臓が存在する理由が謎。作中フェニックス以外の性能が謎(召喚石があるので複数個体存在?)
・茸属(マイコニド)
人数:3名(ご両親が存在する場合は4~5名)
特徴:人型・茸型は個体差で年齢や性別は関係なし。自身の胞子が薬になるものもある。
備考:繁殖方法が謎だが、胞子によるものだった場合、上記の薬との差異が不明瞭
・妖精
人数:5名以上(ザントマンを除く)
特徴:主に自然物に宿る。姿かたちは個体差。
備考:魔力を使用した魔法が使用できるが、過度な使用によっては自身の身体に影響を及ぼす(これはヒップらをもとにしたものだが、彼らは自然精霊ではなく人工庭園の出身なので仕様が魔女と似通っている可能性はある)
ジャックフロスト→霜男と呼ばれる老人。冬がさみぃのはこいつのせい。悪戯好きで無邪気。人を凍らせることもある
・ハーピー、アラクネ
人数:1名ずつ(旦那さんの存在を考えると二名づつ?)
特徴:卵生。以外不明。知的生命体ではある。
・イエティ
人数:2名(描写上3名)
特徴:雪山に棲む。性格などは温厚で多少の暴行にはやり返す様子などはない。会話も通じる。身体能力や身長などがかなり高く、
備考:洋服を着ていることから、文明もきちんとある可能性が高い。存在自体にアリッサ達が驚いている様子はないので、なにかしらの協定があるのかもしれない。
・名称がない存在たち
①三つ目の男性
アウリ(女)にセクハラをした存在。三つ目の怪物はキュクロプスとか三つ目小僧の可能性があるが、一度しかないので謎
②デスグリズリー・アライブグリズリー
Twitterで明かされたが…なんなのかはわからない。誰もわからない。なんなんだ生を司るって…
③バジリスク→伝承では蛇だが足などが存在する個体がある。そもそもバジリスクが珍しい存在なのかも謎
④召喚生物
乳首ねじきり→『乳首をねじ切るのが得意』とあったのでそういう生態なのだろう。それ以外が謎の生物だが、英語を話す・飛行能力・乳首に執着している様子はない。などの考察要素はある。
太陽っぽいモンスター→太陽っぽい。家まで送ってくれる送り狼的な側面がある。
⑤巻末のキャラ→かなりな数がいるが元ネタは全て不明
ざっとまとめてもこんなに多い。法律などはどうなっているのだろうか…
里の存在がそこまで珍しくないことから、アリッサ世代は(ここ数百年)里を離れてコミュニティを作る世代なのかもしれない。
また、上記で触れた「魔法の制限が存在しない場合は、魔女が少ない可能性がある」は、ギータの発言を見るに誤っているのだろう。
魔女とそうではない種族の違いとは
作中で魔法を使うのは魔女・魔法使い・エルフ・妖精・リザードマンくらいだが、それ以外の種族は魔法を使えるのだろうか。
そもそも魔力が使える=魔女・魔法使いではないのが不可思議である。
オークは魔法が使用できるかは謎だが、水晶を使用しているあたり魔力はあるのかもしれない。(もし指輪物語がモチーフに添えられているのならエルフと起源は同じなため魔力持ちでも自然ではある)先刻触れた野生生物も魔法の使用をしている描写はない。
もしかしたら魔法が使用できる種族は限られてはいるが、その中から魔法のみに秀でた(リザードマンのように体質で炎が出る・エルフのように自然界のエネルギーを使用するなどの、付加的特徴をもたない)人型生物を魔女・魔法使いと呼ぶのかもしれない。
寿命の差はどの程度なのか
恐らく作中の描写・発言的に、魔女・魔法使い・エルフが最長命種(600前後まで)であることは確定だろう。
逆に短命種なのは、人間・オーク(グリンドの成長具合などをみるに)あたりだろう。
残る、猫又・マイコニド・リザードマン辺りは推測の域を出ないが、
猫又→短命種。猫の寿命を考慮すると人間と同等・少な目の80〜50年前後?
マイコニド→長命種。おそらく寿命は100年前後?
リザードマン→長命種?伝承には長生きもいるが、爬虫類(トカゲ)の寿命が十年前後なので、どっちを参照にしているかで変化する
また、「16歳はつい最近まで受精卵」と認識する魔女・魔法使い(恐らく同種のエルフなども)だが、
彼らは生態的に考えると10年間胎児だったりするのだろうか…首が坐るのも4、5年以上かかることになるし…
そう考えると、彼らが珍しい存在なのはそういった生態系が原因なのかもしれない
ただし、あくまで作中では「ガバガバ時間感覚」とあった・3食(&おやつ)があることからも、
あくまで時間の流れの感じ方だけガバガバで、生態系には関係ない可能性の方が高い。
クソどうでもいい考察もどき
エルフの魔力が自然界からの供給なのは何故なのか?
作中でエルフと魔女・魔法使いの違いは「マナ(自然エネルギー)」か「自分の魔力」を使用するかに分かれているとある。
この区分は個人的に、かなり…人というよりは自然物というか妖精の分類に近い気がする。
「マナ」については、ファンタジーでよく見るものと同じく、ニーヴンの小説が元ネタだろう。
大雑把に言えば、元々は太平洋あたりで言われていた超人的な力であり、この小説では『神秘の源泉・魔力の源』という扱いである。
なおこの小説内では、マナの濃度によって魔法の使用有無が変化したりする描写があるため、でこぼこ魔女でもこれが元ネタとみていいだろう。
_さて、全く関係のない話だが。作者であるピロヤさんは某ゲームのファンである。
その作品の中では、魔力区分に似たような『オド・マナ』という概念と、精霊の概念がある。
オドとはその人個人が持つ魔力、マナは自然界の魔力を指し、魔術師(魔法使い)はマナ(自然魔力)にオド(個人の魔力)で働きかけることで魔術を行使する設定。
そしてそのゲーム・アニメ作中で妖精は「人型になるには高度な知性が必要」で「自然(惑星)の内側に存在しており、外から断絶された場所に棲む」存在であり、「魔術には神秘性が不可欠である」ことが明言されている。(正確には色々と違うので気になった方は調べてください)
そして、神秘性が失われると徐々に格落ちし、神霊→精霊→妖精と規模が小さく成っていく存在だ。
話は戻って。
でこぼこ魔女の世界についてだが、エルフは魔法を使用できることが明言されている。
となれば当然、作中で使用されたワープゲートなんてものは山ほど、馬車などに頼らず日常的に使用されてしかるべきだろう。
仮にワープゲートの魔力消費量が多かったとしても、自然界の魔力を使用できるエルフからしたらしったもんじゃないのだ。
であれば、なぜ彼らの里は交通の便が悪いクソド田舎で未だに馬車を使っているのか。
もしこれが前述の作品にインスピレーションを受けたのなら、これこそが彼らの魔法の強さ・存在の存続の理由ではないかと思われる。
エルフの里は魔女の修行(ホームステイ)に用いられるほど、エルフの里そのものが魔力にあふれていること、エルフが魔法に秀でている。
それらは、神秘性が保持されている故の産物ではないだろうか。
エルフはあの世界において、知性を持った妖精分類の中でも、元々はより高度な魔法の使用や知識などの探求・文化の発展などを行える高位の精霊族だったのでは?
(作中の区分で、精霊→万物に宿るすげーやつで魔力そのものに近い。 妖精→自然から生まれた種族 とあるので、精霊に知能があるとは思えないので。もしかしたらそうだったかもしれないンゴねえ!くらいで…)
…であれば作中の「マナ汁」や「独自の信仰・文化」はもしやかなりガッチガチのやべー代物の可能性も…?
そのため、独自の文化・生活を行い、外界と隔絶されていることで彼らは世界の神秘性を保持し、あの世界の自然界の上位存在として、自然界からのバックアップ(自然界の魔力の使用)があるのではないだろうか。
で、あれば作中のメインキャラである二名のエルフが魔法を使用していない理由もおのずとわかるのではないだろうか。
彼らは外界との接触を自主的に行っているのである。
・里にやってきた外の人(アリッサ一家etc)に関わる
・里の外に出て商売を行う
・里の外に居住を置く(アニスの住居は不明)
・外界の現代的な食べ物を好む(オムライス・焼き鳥3連など)
・古い習慣を忌避する(マナ汁など)
・独自の信仰が存在するがあまり関心がない(作中で明言されていないが彼らがそれを積極的に行っているような様子はない)
・エルフの内情を赤裸々に語る
これらはエルフの神秘を保持・隠匿をしているとはあまりにもいえない。
それにより、彼らは神秘性を失い格落ちしていった結果、自然から引き出せる魔力量が少ない・引き出せる力を失ったのではないだろうか。
そのため、作中で魔法をほぼ使用していない・できていないのかもしれない。まあ、あの異様な筋力や耐久力が、神秘性故の可能性もあるが…
外界に出るエルフがほとんど。とあるが、エルフの魔法の今後はどうなっていくのだろうか・・・(子育てのために里に戻っていくひともいるのかも?)
ワークゲートとかいうデリカシーゼロ魔法
この世界にはびこる魔法の中で最もデリカシーのない魔法のひとつ、ワークゲート。
作中では、ルーナの使い魔の帰還や、ビオラのフェンネル呼び出し等に用いられたが、問題は後者である。
作中で呼び出されたフェンネルは急に現れたビオラに驚愕している様子なのである。
例えばこれが、相互承認制、または仲介魔道具などによるものならわかる。電話のように一方が繋ぐのではなく、相手側が許可することではじめて繋がるとか。
そういった、起点となる魔道具が置いてあればそこを起点としてワークゲートが繋げるとかなら、ある程度のデリカシーは守られるのだ。
けどどう考えても、明らかに繋げた側のみに一方的にメリットがあるのである。
なぜ規制されないのか。そしてデリカシーの侵害された側はもう少し怒ったほうがいいと思うわけ。起訴とか。
似たような魔法にビオラが使用した『透視魔法』があるが、あれは最低限の縛り(恐らく見れる期限範囲が決まっている?)がありそうだが、あったからなんなんだ。というレベルで、魔法は無法地帯と考えていいだろう。
ただこれは、全員が使えるようではない・使っている描写が現在ないので制限がないのも仕方ないのかも?
というか、ワークゲートがあるなら箒いらないやんとも思う(魔力の消費量もあるのかもしれないが…)
あでも、もしかしたらワークゲートを利用した公共交通機関とか(ワークゲートで行き来する新幹線みたいな)のもあるのかもしれない。
でも個人間の使用は禁止した方がこの世界の秩序のためだと思います(小並感)
母乳(父乳)
なんなんだろうね。
一応言及は(というか存在したのがこの回しかないが)されているんです。35話で。
そして事実ギリコの父が乳をあげている。どういうことだってばよ…
これがあの世界の常識なのか、魔法使いという種族(ギリコの父親が魔法使いかは明言されていないが恐らく確実)が、乳がでるのかもしれない
…と思ったが、あれ?アリッサ、出てなくね..?(一話参照)
魔女=母乳だったらアリッサ出て無いと変だよね?年齢かなと思ったけど、アウリ子育て時期は100歳前後(350-223=127)なので関係ないし…
さて、話は戻って母乳の話だが、仕組みの話からかんがえてみよう。
大雑把に言えば、母乳は、乳房の毛細血管の血液がいい感じになんとかなって乳になります。すご~い
その際に、プロラクチン(妊娠のために排卵を抑制・母性本能や乳腺の発達)、オキシトシン(なんか女性がいい感じに作用する)
…え?アウリさんとギリコお父さん、妊娠できる可能性があるんすか?
……………いや勿論イコールではないでしょうが、母乳は出産から2~5日後にでることが多いんですね。理屈として、妊娠中に乳腺にホルモンがなんやかんや頑張って乳がでるよう準備しておく必要があるらしいんですよ。
つまり乳がでる=妊娠の際に発生するホルモンが体内にある=妊娠できる臓器などがあることが前提なので妊娠できる…?
ただ、オキシトシンは男性にも発生します(賢者タイムの際に分泌?)ので断言は難しい
つまり母(父)乳がでるには、性交渉経験、もしくは上記のホルモンを発生させる方法(魔法か種族的なものかは謎)が必要なのかもしれない。
ただ、父乳がでるのは、魔法使いという種族限定なのか、魔力持ち限定なのか、あの世界では全員可能なのかは謎。もしかしたら全員子供産める?作中キャラ、全員・・・・??
そういえば、アウリ襲来回でリラが同性同士の恋愛を左程忌避していなかった…リザードマン浮気疑惑回でも同性浮気を全員が疑ったのも、もしかしたら、こういう背景が…?