ハッピーゲーム

以前、記事に書いたことですが、少し前の私が陥っていたネガティブ思考は、「自分の人生の主人公を、他人に置き換えていた」ことが原因でした

が、それとは別に「自分の現実は、自分の思考が作っている」という引き寄せの法則を忘れていた事も、その一因となっていたようです

その事を忘れて、ついついネガティブな現実に振り回されてしまっていたんです

分かっているはずなのに忘れてしまうのは、常に自覚していないと、人は簡単にネガティブな方向へと思考が向かう生き物だからでしょう

散々焦ってジタバタして、(あ、そうだった、これだからダメなんだ)と気がつくということを繰り返していたような気がします

つまりそれ程現実に起きることが心に及ぼす影響は大きいと言えます

例えば私の場合、認知症の母の突飛な言動、疫病による生徒の減少、それに追い討ちをかけるような同業者の転職のお知らせ等

一つ事が起きるたびに、この先の未来に思いを馳せて、つい不安になってしまっていました

そんな私を救って下さったのは、他ならぬメンター松田悠玄さんの言葉でしたが、もう一つ、ハタと思い出したことがありました

思い出したのは、仏陀の教えです

それは、「過去も未来もない、あるのは今この瞬間だけ」という「空(くう)」の思想です

「空」、それは一年先でも一週間先でもない、一日先でもなく一分先でも一秒後でもない今この瞬間

この瞬間瞬間にフォーカスして生きることの大切さを説いた仏陀の教えです

そうして私が今にフォーカスした先にあったもの、それは「実は私は幸せだった」という気づきでした

今現在なら、母はなんだかんだ自立して生活出来ているし、減ったとはいえ、まだまだ通ってくれている生徒さんもいる、何より心強いメンター松田悠玄さんとも繋がっている

さらには、食うに困っている訳でも、着る物、寝る場所がない訳でもない

そんな風に突き詰めて考えていったら、今この瞬間の私は、「充分満たされて幸せ」と言える状態だったんです

確かに先を思えば不安なことだらけです

でも、実際先のことは誰にも分からないもの

不安の種はあったとしても、この先それが発芽するかどうかは誰にも分からないのですから

そして、そんな不確かな未来を思ったところで不安しか生まれないのであれば、本当に確かな今だけを味わって感謝して生きる、これしかない！と腹を括りました

　　

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さて、幸せな未来を引き寄せるには、なんと言っても波動を上げるに限ります

ただ知っておかなければならないことは、波動が高いこととテンションが高いことは全く違うと言うことです

波動の高い方からは、どっしりとして揺るぎのない落ち着いた雰囲気が漂ってきますが、テンションが高いだけの方からは、薄っぺらい雰囲気しか漂ってきませんね

それはテンションが高いということが、単に「周波数の乱れの表れ」でしかないからです

そして波動が高い方と言えば、私にとってそれはメンター松田悠玄さんです

松田さんご自身も、常日頃から、脳内をミッドアルファ状態に保つよう、食べる物に気をつけ、身体を鍛えたりもしていらっしゃいます

そんな松田さんがおっしゃることは、「人生は解釈次第」ということです

同じことが起きても、それをどう解釈するかで人生は良くも悪くも変わるという教えです

つまり、例え道端で転んだとしても(この程度の切り傷で済んで良かった！)と思えば、それは良かったことになる、という発想です

お天気の日は清々しい、でも雨の日だって(草木が喜んでいるな！)と思えば、明るい気持ちになります

そしてそのポジティブな思考は、良い気分を生み出し、良い気分は良い波動を発する事に繋がります

良い波動は、共振現象で同じ波動のものを引き寄せますから、少なくとも負の連鎖が起きる事を防ぐことが出来ます

それどころか自分自身を、良い循環の中に置く事が出来るようになるのです

とは言え突然の不幸の前に、そんな発想が湧いてこない時もありますね

私自身もそうでした

何か起きた時、咄嗟に良い発想に変換できない理由、それはトレーニングが継続して出来ていないところにあります

常日頃から、どんなに小さな事に対しても良い解釈をするよう心がけるトレーニングです

昔「愛少女ポリアンナ物語」というアニメがありました

そのお話の中では、主人公の幼い少女ポリアンナが、生活の中から小さな「良かった探し」をすることで逆境を乗り越えていきました

私たちは、このポリアンナのように、物事の中から「良かった」を探す習慣をつける必要があるのです

まるでゲームのように

そう言えば、亡くなった父の癌発覚で、私は食の安全に対して覚醒することができました

そしてこの覚醒は、世の成り立ちの覚醒にまで結びついていったのです

良い気づきは、一見すると悪い事の中に宿っていると学んだ出来事でした

そんな風に、これからもハッピーゲームをし続けて、幸運体質に自分自身を改善していこうと思っています

読んでいただき、ありがとうございました

　　　　　　　　　　　　　　　　　青木みどり