「SDGs全国子どもポスターコンクール」最終審査レポート
SDGsの目標達成への想いを込め開催した、第1回「SDGs全国子どもポスターコンクール」。先日、第一次審査の様子をお伝えしましたが、今回は、最終審査の様子をレポートします!
まずは、千代田区にある会社で保管していた第一次審査を通過したポスターを会場に運びます。
第一次審査で選んだのは、およそ400点。サイズも大きいですし、子どもたちの想いがこもった作品なので、会場まで大切に大切にみんなで手分けして運びました。
会場は新宿区四谷にある新宿歴史博物館。昔の電車や建物などの楽しい常設展に加え、この日は小泉八雲の展示(生誕170年記念 小泉八雲 放浪するゴースト)を開催していました。
午前中は、最終審査の下準備。ポスターをSDGs17の目標ごとに、
小学生の部、中学生の部に分けて並べていきます。
厳選された作品400点
午後になり、審査員の先生方が到着し審査開始。
作品のクオリティーに驚く審査員の先生方
まずは、審査員賞が決定。
審査員一人一点、8作品が受賞です。
受賞作品に付箋をつける きむらゆういち先生
つづいて、テーマ賞を選んでいきました。
SDGs17の目標ごとに、小学生の部、中学生の部で、各17作品です。
力作ばかりで、審査員もかなり悩んでいるご様子
そして、全入選作品が決定!おめでとうございます!
審査員賞8点、黒田征太郎コラボ de show1点、テーマ賞34点の計43点。
こうしてみると壮観です
受賞作品はこちらからご覧ください。https://www.poplar.co.jp/topics/51614.html
受賞作はもちろん、受賞にならなかった作品も子どもたちのまっすぐな想いが感じられ、ほんとうに素敵な作品ばかりでした。
作品を運んだり、並べたり、審査をお手伝いしながら、「あー、この作品いいなあ」と個人的に心に残った作品を4点紹介させてください。
その1:目標12「つくる責任 つかう責任」(受賞作です)
海にいるクジラとお腹にたまったゴミを切り絵で表現しています。こちらは、絵本作家のきむらゆういちさんが審査員賞に選んでいらっしゃいました。
その2:目標1「貧困をなくそう」
小学生の作品は味があって、ずっと見ていられます。雲に顔が書いてあるのがかわいいですね。
その3:目標2「飢餓をゼロに」
こちらの作品は、真ん中の顔が、どことなく「おしりたんてい」に似ているような気がします!
その4:質の高い教育をみんなに
中学生はさすがのクオリティーですね。先生方のご指導も素晴らしいのだろうなと感じました。
このコンクールの第1次審査、最終審査で、子どもたちのたくさんの作品に触れ、SDGsそれぞれの目標について、私もさらに興味を持つことができました。SDGsについて考え、ポスターにその想いを表現してくれた、すべての子どもたちに感謝いたします。
現在、刊行中の『SDGsのきほん 未来のための17の目標』シリーズ(全18巻)では、SDGsの17個の目標ひとつひとつを、各1冊かけて手厚く解説していますので、書籍の方もぜひご覧ください。
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