こんな卒業文集があったらいいな…… 「#こんな学校あったらいいな」note投稿コンテストの記念品をお披露目します!
昨年夏に、noteさんと共催した投稿コンテスト「#こんな学校あったらいいな」。3,364件もの応募作品の中から、久住昌之さんと一緒に審査を行い、6作品の入賞作品を発表いたしました。
入賞者のみなさまには、記念品として「卒業文集」を送らせていただきました。入賞作品すべてに久住卓也さんの挿絵が入った、特別な文集です。こちらの文集を公開するとともに、改めて受賞作をご紹介させていただければと思います。
卒業、そして入学準備の季節。「こんな学校あったらいいな」の入賞作品はどれも、今の季節にぴったりのワクワクやドキドキに満ち溢れています。
それでは、表紙をめくって、大賞作品からご紹介していきます…!
大賞
「こんな学校あったらいいな」わんたろうさん
7歳のわんたろうさんの文章を、お母さんが投稿してくださった、親子合作の投稿です。一行一行が「こんな学校あったらいいな」という夢への、自由でまっすぐ楽しさにあふれている、という久住昌之さんの言葉に、審査員一同深くうなずきました。わんたろうさんのように、素直に創作をしたい。そう思わせる文章です。
編集部賞
「となりの席はキャサリン」まゆこさん
学校にやってくる新しい友だちが、おばあちゃん。そんな毎日、想像しただけでもワクワクします。机を並べて、勉強したり、好きなものの話をしたり、内緒で恋の悩みを相談できたら素敵ですね。(ポプラ社・髙林)
※「僕のとなりはおばあちゃん」を改題いたしました。
「ねこの大福」 はらまさかずさん
「福」という字の書き方をやさしく教えてくれる仲間や、ひとつのことをやりとげるまでのんびり見守る先生やクラス。こまかいところに作者の温かいまなざしがあふれています。学校という小さな社会にこういう時間があることが、何よりも大事なのではと考えさせられました。(ポプラ社・小堺)
「給食で世界旅行!」 yukiさん
さまざまなルーツを持つクラスメイトたちが、世界中の料理を持ち寄ったら…。おいしいものを一緒に食べることは、心の距離をぐっと近づけます。お互いの文化を笑顔で味わう、幸せな時間が思い浮かぶ物語でした。(ポプラ社・村上)
「おじさんが教えてくれること」 RINGORINGOさん
クラスに親よりも年上のおじさんがいる。正直にうらやましい。しかも、「できる大人」ではなく、「かんぺきではない大人」。自分をふりかえっても、むしろそういう大人から、社会に出ること、大人になることの楽しみを学んできた気がします。(ポプラ社・小堺)
「だからキミと明日も、明後日も」 東雲さん
作中のキューイは、人工的なAIとして登場しますが、子どものときに感じる未知への不安という意味では、弟や妹が生まれた時の兄姉の気持ちとも通じるものだと感じる作品でした。(ポプラ社・髙林)
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noteの投稿を冊子にさせていただくのは、私達にとっても初めての体験で、見え方や感じ方の違いを楽しむことができました。皆様はどのようにお感じになったでしょうか。
物語の全文は、ぜひ投稿者の方々のページでお楽しみください!