ねんねトレーニング

かねてより計画していたねんねトレーニング、略してネントレを始めて一週間が経ちました。

ネントレとは子供が一人で寝られるように練習するもので、寝かしつけとしてトントンしたり、抱っこしたりはせずに、子供を部屋にひとりにして、子供自身の力で寝てもらうトレーニングのことです。

日本では親と子供が一緒に川の字になって寝たり、添い寝をすることが一般的かもしれませんが、アメリカなどでは小さい時から子供を一人で寝かせ、親は別の部屋で寝るというのが一般的だそうです。

うちの子供は生まれてからというもの、なかなか寝てくれない子でした。夜泣きで夜に旦那さんがギャンギャン泣いている我が子を抱いて散歩に出かけたこともあったし、抱っこして寝たと思ってベッドにおけば5分経たずにすぐ起きて泣く、永遠抱っこしていることも頻繁でした。

日に日に子供は体重が重くなるし、このままずっと抱っこで寝かしつけるのも辛い。

毎日抱っこなんて絶対に無理、しかもこれがこの先一人で寝られるようになるまでこの寝かしつけ地獄が数年続くのは絶対に嫌!という思いからネントレを意識するようになりました。

ネントレ前に睡眠の土台となる環境を整えました。

・エアコンを常に使用する

・窓はアルミホイルを貼って完全遮光(それでもわずかな光が漏れるので、遮光テープを周りに貼りました)

エアコンの電源ランプも真っ暗な中だと気になるので全部遮光テープを貼りました。

・フロアランプを使用(夜間授乳でライトは必要なのですが、本当にわずかな明るさにしました)

・ベビーモニターを付ける(これは旦那さんがDIYで赤外線カメラが付いたモニターを作ってくれ、ウェブで子供の様子を観察できるように設定してくれました。これはとても便利!安心して別の部屋で子供を見守る事ができます)

今まで抱っこで寝かしつけていた我が子を急に一人で寝られるようになるのは難しいので、そこで段階を踏んで練習することにしました。

以前は寝室で真っ暗な状態で授乳して、寝落ちを待つ・・・だったのですが、まずそれをやめて、リビングで薄暗い状態で授乳して、げっぷ出し、その後寝室へ移動して絵本を二冊読む。というルーチンにしました。

大体読むのはこの2冊を読みます。

授乳で寝落ち→バランスボールや立ってゆらゆら揺れる抱っこ→座って揺れる抱っこ→座って揺れない抱っこ→ベットにおいてトントン

だんだんと親の介入度を低くして、できる限り自分の力で寝れるために上記の手順でだいたい2カ月くらいかけて、ネントレ前には最終的にはベッドにおいてトントンで寝られるようになりました。

ネントレを行う1週間前からカレンダーに×印をつけて毎日我が子に予告を行いました。子供は喋ることは出来ないけれど、私がカレンダーを使って何か話しているのを聞いて、何かこの先にあるんだなという事を察知しているように見えました。

ネントレ初日。

いつも通り絵本を2冊読み、今日からネントレが始まることを伝え、「お母さんは傍にいるからね。一人で寝る練習をして、ぐっすり寝られようようになろうね!」とポジティブな言葉かけをして、電気を消し、部屋を出ました。

案の定、私が部屋を出た瞬間から娘はギャン泣きしました。

今回はファーバーメソッドに沿ってネントレを行いました。

メソッドに従い、泣いた時間を計測し、初日は3分泣いたら部屋に再度入室し、「お母さんはここにいるよ」と短いセンテンスで声掛けをし、必要ならばトントンをして1分以内に部屋を出ます。

次は5分、次は10分と間隔を延ばしていきます。最終的には初日は10分おきに入室、声掛けを寝るまで繰り返します。

他のnoteの記事などでネントレした方のブログを見ると、最終的に寝るまで4時間かかったとか、長丁場になっている方も多くいたので、最悪な場合を想定し、今回のネントレは旦那さんが翌日休みの金曜に行い、翌朝まで寝れないかなと長期戦を覚悟したのですが、

結果、

1時間で寝ました。

意外とあっさり寝ました。ギャーギャーと泣きわめくような感じでしたが、だんだんと泣く声が小さくなり、最終的にはうつ伏せで寝ました。

夜間授乳もまだしているので、その後夜中2度ほど起きましたが、授乳後完全に寝落ちする前にベッドに戻しても泣くことなく、そのままスーッと眠りに落ちていました。

ネントレ2日目は、びっくりするほどあっさりで、5分くらいで泣いた後に寝ました。

ネントレ3日目では絵本を読んでいる最中からうつ伏せになり、もう一人で寝るということが理解できているようでした。電気を消した後は泣くことなく5分程度で寝ました。

子供は順応性が高いなと驚かされました。あんなにうちの子は寝なくて、周りのすんなり寝てくれる子が羨ましくて羨ましくてしょうがなかったけど、一人で寝られる子になったんだと感慨深いものがありました。

最初の1週間が一番辛いと聞いていましたが、夜中起きることはあっても、5分くらい泣くと自分で再び眠ることができ、特に親の介入は必要ありませんでした。

まだ1週間なのでこれからもしかしたら荒れることもあるかもしれませんが、これまでのところ順調に経過しています。

今考えると、睡眠環境を整えて、トントンで寝られるまでにネントレの準備をしていたのがよかったのかなと思います。

ネントレをすることがいいかどうかは、ご家庭のご判断だと思うので人それぞれだとは思いますが、私は少なくともこのネントレで救われたし、睡眠不足も多少は改善されて幸福度が増しました。

私が幸せだと家庭の環境も自ずとよくなり、子供や旦那さん、みんながハッピーになれた気がします。

私が幸せだと子供への愛着度が高くなり、子育てがストレスという感覚がなくなりました。(決して楽ではないですが)

きっとこの記事を読んでくださる方は、私と同じようにねんねトラブルに悩まされている方が多いと思うので、私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

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